minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

枯葉のマウ季節

2007年09月30日 | 家族の日常
 MAUの新しいチラシができました。夢路くんのまたまた美しいデザイン。今回は「どこでもドア」がテーマだそうです。

「かあちゃん、枯葉って曲知ってる?教えてくれよ。誰か演奏しているCDあるかな?譜面もある?」

 おお、ついにジャズの王道(スタンダード)にも関心を寄せるようになったか。利樹もよろこんでアルバムを探している。試験勉強に疲れた息子は息抜きにサックスを吹きにやってくるのだ。

 譜面なんてなくてもすぐ覚えられるよ。とサックスを取り出して音移しで教える。利樹もピアノで伴奏しにやってくる。頼みもしないのにw。「ブルーノートとか使えるんでしょ。」全て先輩のトランペット奏者からの受け売りらしいが、何にせよジャズに興味を持ってくれる事は嬉しい事。もっともっと興味持ってくれたらいくらでも教えてあげたいんだけどな。「おれ、そんなに暇じゃないんだよ。」親が熱心になりそうになると、ささっと逃げて行く・・・。まあ、焦らない焦らない、と自分に言い聞かせる芸術の秋。

祭りのあと

2007年09月28日 | 家族の日常
 先週末、池袋は恒例の「フクロ祭り」でにぎわった。といっても、殆ど人通りのないこの商店街に、足袋やらもんぺを今でも売っている用品店があって、そこが一年に一度忙しいだけ・・・w。それでも商店街じゅうの人たちが力を合わせて提灯をかけたり、縁日をやったりとはりきって朝から働く姿が...何も手伝わず、昼から起きて仕事に出かけて行く私達はちょいと肩身が狭いのであります。完全村八分。

 息子が小さい頃は私も子供神輿にくっついて練り歩いたりしたものだが、中学生になると途端に参加しなくなる。
「俺たちが入って子供神輿なんか担いだら小さい子供が担げないだろう。中学生は誰も参加しないんだよ。」なるほど。背の高さがもう大人みたいな息子達が子供に混じれる訳がない。ところが、今年は祭りに参加すると言いだした。しかも隣町の神輿に。

「隣の町会の提灯持つだけで3000円くれるんだって!」それは大きいねw。初めてのアルバイト。子供がどんどん少なくなっているのでどこの町内会でも子供獲得に必死なのだ。もうお菓子だけじゃ喜ばない中学生。はりきって提灯持ちをやったようだ。

 義妹の子供達もお祭りが大好き。義妹が祭りの会というのに入って子供の頃からいろんな御神輿を担ぎに行ってた程のお祭り大好き人間だから、当然子供たちもお祭り好きになる。朝からはりきっておばあちゃんの家に来る。頭の先からつま先まできりりときまって格好良いね。

 そしてこのお祭りが終わると・・・・もうあたりはすっかり秋。

ああ、勘違い

2007年09月27日 | うまいもん関係
 今日はひさしぶりにお掃除、それも苦手な拭き掃除をやった。だから明日は雨だってさ。ふん。

 竹村鍼へ行くと何故かその日は「元気でもりもり、今日も一日がんばろ~!」ってなりますw。なんでかなあ?自分が元気な証拠ですね。旦那の方が「時々頭がぼ~~~っとするんだよね」なんて心配になってしまいます。いつから、あんなに横に太くなってしまったのでしょう。女房の作る手料理が上手いんでシ・ア・ワ・セ・なんとか?息子が小学生の時、密かに『貴花田』と呼んでいたのに、今じゃ、旦那が『貴ノ花』。

 またまた食欲旺盛な男達のためにスキレットを使ってナンピザを作ったのですが、今まで人に「ヨーグルトとドライイーストで簡単よ」と偉そうに教えていたけど、はたと気がついた。私が使っていたのはドライイーストじゃない。コーンスターチ・・・(汗)。で、でも上手く焼けていたからいいや。どうりであんまり膨らまないなあ、と思ったけど。次回はドライイースト使ってみよう。カタカナに弱い母親の事を笑っていたのに、自分がそんな歳になってしまったのか・・・と思ったが、若かりし頃もジンジャークッキーを作るのに3gと書いてあったのを30gも入れて焼いたためにめちゃめちゃ辛いクッキーができあがった、苦~い(辛~い)経験があったのを思い出した。要するにただのおっちょこちょいか。とほほ。

 それでもおいしい、おいしいと食べてくれる息子たち。ありがとう。奄美のビッグダディも簡単にキャンプでナンとカレーを作っていたっけ。スキレットなくてもナンは焼けるのね。愛があればナンだって...。おあとがよろしいようで。

 

十五夜とフリーセッション

2007年09月26日 | ライブとミュージシャンたち
 ピットインで沖至セッション。昨年9月以来、一年振りの再会だ。そして今日はライブ・レコーディング付き。いつもより沢山マイクがたっていましたw。トランぺッター、沖さんと初めて出会ったのは20年くらい前だったか・・・。

 野中みつまさ悟空という冒険ドラマーが企画した、ウォーターフロントでのイベントだった。悟空というドラマーは「さっちゃ~ん、フライデーの取材班も来るんだよ、さっちゃんが来ないと絵にならないんだよお。」と泣きをいれ、か弱い私を富士山の頂上に連れて行き、気がつくとご来光とともにジャ~~~~ンと一緒に音を出すことに・・・ド派手なパフォーマンスばかり考えついちゃう人。(富士山ライブの詳細は昔のブログに書いたのでそちらをお読みください。)

 その後、チョモランマ、キリマンジャロなどを制覇(もちろん、ドラムを背負って)していくのだが、その話を本にした「バチ当たり」の出版記念だったように思う(間違っていたらごめんなさい)。その出版記念イベントでフランスから沖さん、韓国からサックスのカン・テイファン、不破大輔bass、吉田哲治tp・・・様々なミュージシャンが次々に朝まで演奏。

 この時初めて沖さんと出会い、一緒に「You don't know what love is」を演奏したのを昨日の事のように思い出す。ラストに全員参加で沖さんのオーケストラ。ものすごく楽しいライブだった。そして演奏終了後に外にみんなででると・・・・・朝焼け。あまりの美しさにみんなでウォ~~~って感動し、握手を交わしていたっけ。(今でもペーパームーンのマスターが酔っぱらうと、この時の事を楽しそうに喋りだすのだw。)

 今日もほとんど全編、テーマと即興のコラボレーションだったが、心地よいフリーセッションになったと思う。コスマスのフリーパーカッションも神経使って繊細に叩いて・・・一曲目から富樫雅彦氏への追悼として演奏したのだが、コスマスは富樫さんを全く知らないそうですが(!)富樫さんが叩いているような感じだった。利樹のできたてホヤホヤの新曲も美しかった。良いCDになればいいな。(来年の秋にリリース予定だそうです。)

 終了後、沖さんと話こんでいると、隅の方にじっとサングラスをかけた女性が座っている...あの方はもしや???大大大歌手!浅川マキさんだった。慌ててご挨拶に行く。

「京都からの帰りなのよ。沖さんを一度聴いてみたかったの。2セット目だけだったけどちゃんと聴けてよかったわ。」
 ひえ~~、ありがとうございます。このあと、カルメン・マキさんのお話などもさせていただきました。とても優しくて気さくな方でびっくり。ピットインを出ると・・・明るく大きな満月がにっこりと微笑んでいたのでありました。

生音サイコ~~・西荻サンジャック

2007年09月26日 | ライブとミュージシャンたち
 西荻に移転したばかり、ピアノも入ったばかりのサンジャックにお邪魔しました。アップライトだとばかり思いこんで行ってみたらな、な、なんとグランドピアノ!!!お店の1/3を閉めている。よかったね~、新ちゃん。

 そして、ステージとなる床の下が空洞、天井も板ばり。壁はコンクリートだから響きが最高!生音がこんなに気持ち良いなんて、久しぶりです。自然のリバーブで演奏していてこんなに気持ち良く楽しく演奏できるのも、やはり音の響きって大切なんだなあ、とつくづく感じる良いライブハウス(本当はレストラン)だった。

 食事ももちろん、オーナーのともきさんが命かけてる感じでめちゃくちゃおいしい!きどったレストランで食事するより、ここへ行きましょう。絶対安くっておいしくって感動します。賄いに出たカルボナーラスパゲティも美味しかった~~~~。ご馳走さまああああ。
 

ライブに行こうぜ~ぃ!

2007年09月23日 | ライブとミュージシャンたち
 引き続きちゅうさんパーティの模様です。新澤君が撮ってくれましたw。

 それにしても、ギターの和泉君(つい、和泉重千代~と呼んでしまう私ですが、本当の名前は聡志くんですね)の人気たるや、凄い。彼はまだ若干29歳なのに、GSの事も昔のジャズの話も映画の話もなんでもよくご存知。一体何歳なのよ~~~?と突っ込みをいれてしまう程、私たちとも会話がよく通じる(苦笑)。高校生の頃からあけたの店に入り浸っていたから仕方ないですねw。

 そして彼は沢山のバンドをやっていて、今日のパーティもその関係ミュージシャン達ばかり。しかもファンも沢山来ている。売れっ子ギターリスト。

 パーティの前半はちゅうさんお気に入りのミュージシャン達が次から次にお祝い演奏。大阪からやってきたアーウィという女性ボーカルの声も魅力的で一度一緒に演奏してみたいな、と思うくらい素敵な声でした。

 ギンギンハードロックを演奏した和泉バンドのあとで、Mingaの登場。コスマス・カピッツァperができなくなり、急遽助っ人で来てくれたウィンチェスター・ニー・テテper。テレビレギュラー出演も終わったようで、髪の毛が短く可愛くなってましたw。ちゅうさんのリクエストに御応えして、take care~(by トム・ウェイツ)なども演奏しましたが、思ったとおり感激屋のちゅうさん、ぼろぼろ泣いておりました。

 後半は、写真のとおり、GS大好きちゅうさんのボーカル「ジャイアン・オンステージ」の始まりです。リハーサルもなしでよくやりました。みんなプロのミュージシャン達ばかりなので、それなりに立派な演奏なので私はゲラゲラ笑い転げていたけど。最後は私も飛び入り。大盛り上がりの、ちょっと学園祭のようなパーティ。観客も大喜びで「ちゅうさん、ぜひ来年も!」との声があがってました。ふふふ。

 そしてラストのちゅうさんのご挨拶。
「今日は本当にありがとうございましたあ。(中略)・・・・とにかく、みんな!ライブに行こうぜ~~~ぃ!」
「そうだそうだ~~!」とミュージシャン達も叫び、パーティは無事終了。本当に楽しかったです。

さて、明日はお隣、西荻サンジャックです。おいしいご馳走を食べながら、minga3の演奏を聴きにいらしてくださいね~。ライブは最高だぜ~!! by ちゅうさん

なんじゃこりゃ~?

2007年09月23日 | ライブとミュージシャンたち
 と写真を見ると不思議な感じ。豪華メンバーをバックに、王子様の恰好でGSを熱唱するちゅうさんです。

 ミュージシャンはファンに支えられて生きている。どんなに落ち込んでいても、絶好調のときも、じっと客席から熱い拍手を送ってくれる心の底から音楽を愛するファン。ミュージシャン達も、『あ、今日のライブには●●さんはなんで来ていないのだろう?病気かな?』いつもいる顔がいないと逆にステージから心配になったり・・・。
 熱い音楽ファンとの出会いでここまで来る事ができたのだ。そんな強力な追っかけファンである「ちゅうさん」の生誕50周年記念ライブが荻窪ルースターノースサイドで開かれた。

 ちゅうさんと出会ったのは2年前の新宿歌舞伎町広場ライブ。ギターの和泉聡志君のもともと追っかけでMingaに来た。それからMingaにも来てくれるようになった。ちゅうさん、気になるミュージシャンは殆どチェックし、毎日のようにいろんなライブに顔を出すのだ。偉い!いよっファンの鑑!

 彼の誕生日は大晦日で、いつも誰もお祝いしてくれないので50歳の誕生日をミュージシャンのスケジュールにあわせて自分でパーティを開催する事にしたんだそうです。サムタイムとかで、お客様のお誕生日なので・・・と言われて何度か[Happy Birthday]を演奏した事があるけど、ちゅうさんはいつも羨ましい~!と思っていたらしいw。さすがに大晦日のライブはそれどころじゃないもんね。たしかに可哀想ですね・・・。 (つづく)


サックスが溶ける?

2007年09月21日 | 音楽&CD
 大久保にある石森管楽器へ行ってきた。自分の楽器のメンテナンスを待つ間、ショーケースにあるソプラノをいろいろと試奏させて頂く。(今回はサックス関係者でないと全く面白くないマニアックな内容です。)

 昨日、クレールではヤナギサワのソプラノが一本しかなかった。ここでは、ブラックのセルマー(シリーズ2)、シルバーのヤナギサワ、ブロンズのヤナギサワ、そして別のショーケースに燦然と置かれた茶色い塗装なしのスイス製のサックス、石森とヤマハで共同開発した試作品のサックス、と次々に吹いていった。

 スイス製は値段が110万とあってびっくり!でも残念ながらキーがヤマハなのでどうもしっくりこなかった。石森で開発しているサックスは色が独特。ピンクゴールドよりも渋い黒金という感じでなかなか見た目も恰好いい。音質もこじんまりとよくまとまっている。あと一歩ですね。来年の10月には完成の予定だって。ヤマハの最上級のものより少しお高めの値段になりそうです。

 結論から言うと、自分の楽器よりおおおお~~!というものは一つもなかったので一安心?だって、もしおおお~ってなる楽器と出会って欲しくなっちゃったら大変だから。お金もないし、今のを売る気がないのだ(だったら試奏するな?)。

 石森楽器のSさんが試奏している間ずっと横で音を聴いている。「あの、このアルトのマウスピースも吹いてもらえますか?」持ってきた6本のマウスピース。まだ試作品の段階。めちゃくちゃ明るくびゅーっという感じで鳴りまくるもの、まったくソフトでクラシック向きと様々だった。Sさんは商品開発担当だから、石森オリジナルのリードやリガチュアを次々と開発し、プロの意見を参考にして、よりよいものを創ろうしている大変有能な青年なのであります。

「アルトは自分の使っているランバーソンくらい、音色に幅があるものが好き。いろいろな音色を出したいから、これより面白いマウスピースを創るようにして欲しい。」勝手で、あまり参考にならない意見を言う私に、にこにことうなずくSさん。
「紗知さんはソプラノもそんな感じのものをお探しでしたよね。今、アルトばかり試作中ですが、特別にソプラノを創ってみます。」
 そうなのだ。今吹いているのもまあまあ満足してますが、本当に満足いくものを創ってもらえたら非常に嬉しいなあ。ぜひぜひお願いしま~す!

「先日、土岐さんがいらっしゃったんですよ。」
「土岐さんのサックスは相変わらず緑錆がでてますかw?」
「ええ、結構ぼろぼろになってきて・・・溶けてきているんですよ、楽器を持つ部分が手の形に。ですからアルミをうすくそのあたりにコーティングしてます。ソプラノの方は大丈夫なんですけどね。」

 ひえ~~~、昔から新品のアルトサックスを買った、と思ったら3ヶ月でもうオールドのようになっていた土岐師匠の楽器。手から出る何かがサックスの塗装まで溶かしてしまうのだ。一体何が出ているというのだろうか?

「楽器が溶ける人って他にいるの?」
「いやあ、めったに。そう言えばトランペットの方で、3ヶ月で穴があいちゃった人がいましたけど。今までにその2人しか出会った事がありませんね。」
「す、凄い人がいるんですね...(汗)。しかし、新品のサックスとかは土岐さんに試奏させないほうが良いですねw。」
「いいえ、大丈夫です。終わったら念入りに拭きますからw。そういえば、土岐さんが紗知さんに差し上げたマウスピース(セルマー)は非常に良いものだから、それを参考にするといいよ。とおっしゃってました。」
「わ、わかりました。今度持ってきます。」

 アルトのマウスピースをランバーソンに変えたら、師匠のマウスピースでソプラノが吹けなくなってしまったので、泣く泣く他のものに代えたのだ。それ以来、すっかり忘れていた、結婚祝いにもらったセルマーのマウスピース。きっと押し入れでホコリかぶっているに違いない。やばい!結婚指輪はとっくに無くしちゃったけど、これだけは見つけねば。

 と家へ帰って慌てて探したら、ほかに全部で4つもソプラノのマウスピースがでてきた。全く覚えのないものまで!!使用感があるので演奏で使った事はあるようだが、記憶がまったくないのはどういう事だろ?クロードレイキ、バリ、メイヤーの3種類はほとんど買った事すら覚えちゃいない。どうせ2度と演奏しないだろうから、売ってしまおうかな~~~。も、もちろん土岐師匠にいただいたものは家宝にさせて頂きます!! とにかく、石森オリジナルマウスピースが完成するのが待ち遠しい。あれっ?昨日はヤナギサワのソプラノを買おうかなと思っていたのに・・・女心と秋の空。

ヤナギサワの誘惑・・・

2007年09月21日 | 家族の日常
 今日は遼介の職場体験最終日、クレールにお礼に行った。がらんとした店内にエプロン姿の息子が立っていた。「いらっしゃいませ~」という挨拶もない。こんな接客態度でよいのだろうか?不安がよぎるw。あとで聞いたら『誰もお店に来た客に対していらっしゃいと言わないんだよ。』と息子がいっていた。楽器屋さんってそんなものか~???

「このサックスは俺が磨いたんだよ。」と威張って教えてくれた。少しは働いたのだな。

 店長のMさんは昼食に行っててお留守。息子は修理担当の青年となにやら楽器を・・・。あ、息子の学校のアルトサックスを診てもらっているのだ。ちゃっかりタンポが全部ずれているのを直してもらっている。しかも、小さな部品まで付け替えてもらって・・・。恐縮しているとMさんが帰ってきた。「やあやあ、どうも。」「大変お世話になっております。」CDを差し出し、ぺこぺことお礼する。

 ヤナギサワの工場の話で盛上がっていくうちに、ソプラノが吹いてみたくなった。何を隠そう、私が中学で自分のおこずかいをはたいて買ったソプラノはヤナギサワのシルバーだったのだ。懐かしいなあ。慌てて自分の楽器を取りに家にもどる。息子の事はすっかり忘れて・・・。

 クレールにはブロンズのソプラノ1本しかなくて、それを試奏する。思ったよりもキーが押さえ易い。音色もなかなかだ。自分の楽器よりかなり重たいのが難点だけど。このほかにピンクゴールド、シルバーと様々な素材のものがあるそうなので、ぜひいつか工場まで行って試奏してみよう、と心に誓う。いつかね・・・。

 アルトサックスのピンクゴールドとシルバー、ブロンズも吹かせて頂いたが、こちらは指がフィットしないせいか高音はとても鳴り易いが吹きずらかった。やはり自分のアルトが一番吹き易いな(当然)。

 しかしサックスって消耗品だから、いずれはもう一つ欲しくなるかも知れない。そうしたら、特注で希望通り作れるヤナギサワはとってもお薦めかも知れないな・・・なんて考えていたら、息子の帰宅時間になった。「3日間、よくやってくれました。このサックスの部品とクロスをあげるから楽器を大切にね。」おおお~、なんと優しい!他の中学生達はみんなどんなところでどんな経験をしたのだろうか?こんなに恵まれた職場もめずらしいのではないかしらん。完璧に趣味と実益を兼ねちゃったね。

 私もこんな機会でもなけりゃ、ヤナギサワを試奏するなんてなかっただろう。ヤナギサワも30年も経ってどんどん良くなっているんだわ。セルマー以外は眼中になかった私・・・息子のお陰でまた一つ勉強になりました~。そして、クレールの皆様、本当にお世話になりました。今後とも宜しくお願いしま~~す(親子ともども)。

お疲れさま!

2007年09月20日 | 家族の日常
そしてありがとう!と心から、古田敦也監督(ヤクルト)に言いたい。でも現役引退なんて・・・やはり淋しい。

 フジテレビのアナウンサーと結婚した時も、選手会長でさっそうとスーツ着て●●と闘った時も、代打オレででてきてノーヒットだった時も、登録抹消して若い選手をだした時も、悪妻で料理できないから毎日外食らしいと聞いた時も、びっくりしたけど、古田がヤクルトからいなくなったら・・・やはりショック、つまんな~~い。記者会見で思わず涙していたけど、私だってもらい泣き(アホだな)。もう1年くらい頑張って欲しかったというのが本音。でもご苦労様でしたあああ。

 さて、息子がクレール(息子の働いている楽器店/職場体験実習2日目)から大興奮で帰って来た。クレールは水曜が定休。その為に、店長のMさんはご親切にもサックスを製造する工場見学に連れて行ってくださったのだ。

「母ちゃんも絶対今度連れて行ってもらいなよ。行くべきだよ。」
「そんなに面白かった?」
「こんな小ちゃな部品(キーを支える棒を支える小さなネジ)があるだろ、それ1個作るのに6工程もかかるんだよ。」
「へ~!」
息子はその6行程を細かく説明してくれた。
「一つ目の工場は小豆沢にあるんだけど、そこではそう言った小さな部品なんかを作っていて、もう一つの工場でサックスに仕上げるところがあるんだ。マウスピース専門に作る人たちが5人くらいいるんだけど、その中の一人は母ちゃんの事知ってたよ。」
「一日に2つも工場見学したの?」
「そう、副社長みたいな人がつきっきりで説明してくれて。」
「店長と副社長があんた一人の為に車で工場見学に連れて行ってくれた訳?」
「そうだよ。だから、絶対今度連れて行ってもらいなよ。ぜひ御母さんも来るように、って言ってたから。」

こんなに興奮して、私にも行け、行けって言うのだから、余程感動したのだろう。しかもクレールの店長からヤナギサワの文字の入ったグリーンのエプロンまでもらって帰って来た。至れり尽くせりですね。本当に感謝。

「店長Mさんからお礼言われたよ。」
「ええええ~?こっちがお礼言わなきゃいけないのに。なんで?」
「Mさんは阪神ファンだから、昨日の試合で中日に勝ってくれてありがとうだって。」

な~んだ。でも、息子がヤクルトファンだなんて話までしているとは。なんて順応性が早いのだろう。さすがに私そっくり。ちゃっかり生きていけそうだw。Mさんの為に今シーズンは阪神を応援しようかなっ?!

ヤナギサワ工場見学