minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

午後のひとときはサムタイムで

2010年05月29日 | 健康
前回はNYからSteve Jacksonがやってきたので年に1度のカルテットで行ったサムタイム。写真はSteveがNYへ戻ってようやく整理したよ、と今送って下さったもの。こうやって演奏を真後ろから聴けるお店はここだけだろう。(ただし禁煙席です)

それにしても、未だに昨日のフジコさんの『望郷じょんがら節』が頭から離れない。ライブでは奇しくも「暴走じょんがら節」になってしまい冷や汗もんだったけど・・・汗。それでもフジコさんは何事もないかのように堂々と歌い上げて、それは素晴らしいライブになった。懐かしいペーパームーンの古い常連たちの顔もあって、ウルガ終了後に当然の如く池袋ペーパームーンに流れて集まり・・・3時過ぎまで幸せ気分で・・・めずらしく飲み過ぎたな。いやはや、楽しかった。フジコさんのこれからの活躍にも期待してます。一緒にがんばろうね!


明日の昼のサムタイムは通常通りminga3で演奏いたします。演歌はやりません。あしからず。


演歌の心

2010年05月28日 | 健康
今日は元演歌歌手、フジコさんのライブのお手伝いで新宿ウルガへ。

フジコさんと私たちが出会ったのはペーパームーン(池袋のディープなジャズバー)。ここで初めてライブを永田利樹bとDUOで演奏した時に一番前で熱心に聴いてくれたのがフジコさん。私たちの演奏に最初に涙してくれたのもフジコさんと店主のいっきさん。彼らの感動の涙を見て「音楽やっててよかった!よっしゃ、これからもプロでやっていこう!」と決意したのだった。

もともとフジコさんは青森から東京へ演歌歌手としてデビュー。でもご本人のルーツは「浅川マキ」さんだったようで、よくペーパームーンで一緒に飲んでは夜中まで歌声喫茶と化した店内で彼女はマキさんの歌を歌ってくれた。歌声喫茶・・・ああ、古い響き。でもここでビートルズ大会やらWe are the worldやらをみんなで熱唱したもんだw。

その後、結婚、出産、子育てに追われなかなか私たちのライブにも来れなくなり・・・2年前に突然復活。ペーパームーンでばったり会ったフジコさんは、昔会った時と全く変わらず、いやそれ以上に若々しくなって。

「どうしちゃったの?全く歳をとらないね~~!!」
「あはは。私、また歌をうたいだしたのよ。これが楽しくってねえ。」

子育ても一段落したので一からやり直そうと渋谷にある音楽学校へ通いだしたそうな。『音楽療養士』という資格をとるコースだったそうだが、2年経って無事卒業。
「音楽で人を癒す、ってコースだったけど一番癒されたのが自分だったの。体も頭痛も、精神的な悩みもすべてこの2年でふっとんじゃったわ。」

そんな話をしながら誰よりも強く(お酒にも)、はつらつと元気にぴかぴか光っていたフジコさん。

突然4月のライブにやってきて「さっちゃんたちに頼みがあるの。私が歌うので一緒に演奏してもらえないかしら?」

断る訳がありません。浅川マキさんの歌を追悼で歌い、昔懐かしのフジコさんの曲、そしてデビュー曲の演歌「望郷じょんがら節」や「りんご追分」など5曲を熱唱予定です。さてさて、私たちが演歌を演奏するとどうなるやら・・・・むふふ。楽しみ。出番は9時です。では行ってきま~す。


不況の流れ・・・

2010年05月27日 | 健康
どこもかしこも不況不況。景気の良い話を一つも聞かない。この1年をどう乗り切るか、という話題をよく聞く。1年でなんとかなるかな?

先日、某博識サックス奏者から教わったのだが、『不景気.com』というのがあるそうだ。恐る恐る開けてみたら、「倒産」「自己破産」「リストラ」などのコーナーがあって、どれもこれも・・・笑えないものばかり。

かねてより噂になっていたが、トップニュースのところに某ジャズ雑誌も休刊したと出ていた。広告がほとんどで、内容が薄いと不評だったSJ誌。オーディオメーカーの広告がとれなくなったのが一番の原因らしい。さもありなん。細々と自主制作で出している私ら貧乏ミュージシャンからもお金をとろうとしていたのだから余程経営は大変だったのだろう。

新譜を送ったら「新譜コーナーの批評欄は1マスが●●円になります。いかがでしょうか?」などとふざけた手紙が来た事があり、びっくりしたものだ。広告料をとって批評家が悪く書ける訳がない。そんな嘘っぱちの記事ばかりでいいのかああ??と怒りを覚えたものだった(あの頃私は若かった)。それでもこの雑誌がジャズの唯一の情報源かの如く地方のジャズファンに愛されていたのだろう・・・まあ、あまり私の周りにいるミュージシャンたちには影響はないが、評論家の方たちは困っていらっしゃるかもしれない。ネットがあれば十分という世の中になりつつあるが、こういう雑誌がなくなるのもちょいと寂しい。

もっともっと悲しかったのはヤクルトの不調(涙)。高田監督の突然の辞任。朝日新聞で「少年ファンの『監督やめちまえ!』という一言が引き金になった」と報道されたらしいが、それが本当ならとっても悲しい。高田さんの采配好きでした。足の速い職人気質の選手ばかりを起用して楽しませてくれました。最下位街道まっしぐらですが、これからも応援します。今年は神宮に行く気がしないけど・・・。高田監督、お疲れさまでした。

もう一人、心配なのが野村元監督。マスコミ規制されているようであまり情報がない。知人の娘さんが看護士なのだが、彼女のいる病院に最初入院したそうな。病状が重かったので大学病院へ移したらしい。ここには書けないような、いろいろな事を目の当たりにした彼女は「サッチーはやはり鬼だった!」と嘆いていた。回復されることを祈りつつ・・・。暗い話題ばかりで本当に嫌になります。

あれ?そういえば巨人が好調なら景気も回復するんじゃなかったっけ??そんな時代はもうとっくに過ぎ去りし日々か・・・。でもこういう時代こそ、本当の音楽が生き残ると信じて・・・私たちミュージシャンは突っ走るしかない。負けるもんか!


ラテン家族に乾杯!!

2010年05月26日 | 
5/24は息子の誕生日だった。あちらのお父さんが「23日にカラファテに連れて行ってあげよう。」と計画。行き飽きたお姉ちゃんとお兄ちゃんは留守番。パパ、ママ、親戚のお兄さんと4人で早朝、まだ暗いうちに出発。トップの写真は朝焼けだそうです。しかし、朝から空手をやる親子って・・・ラテン人はどうしてこう元気なんだ?



カラファテはパタゴニアの中で最も有名な、というか世界遺産になっているロス・グラシアレス国立公園があり、氷河観光の町。町はディズニーランドのような建物(みやげものや)が立ち並んでいる。かわいいな。







大きな氷河がガラガラと崩れ落ちる画像をお父さんが私たちに送ってくれた。その画像の中で
「おお、こんな場面が見れるなんてめずらしいぞ。なんてラッキーなんだ!」と明るい笑い声が氷河にこだましていた・・・。







そして、誕生日は恒例のアサド。おじいちゃんのアサド用の家に親戚一同が集まって息子の誕生日を祝って下さったらしい。本当にありがたいことです。




息子は「最初は絶対に食べられなかった、どど甘いケーキを今ではぺろっとたいらげてしまった。確実に体重は増えている・・・。」と嬉しい悲鳴。いいよいいよ、太って帰ってくればw。どんどんラテン人に近づいている息子よ。最高のバースデイだったね。お前は本当に幸せ者だぞ。Feliz cumple!!! 良い1年を!!



con los abuelos



見逃さないようにしなきゃ!

2010年05月25日 | 映画、本、芝居関係
このブログでもちょくちょく取り上げていますが、ヨットの多田さん、そして白石康次郎くん。彼の本「7つの海を越えて」は旅の必須アイテムということで、息子にも持たせた。

そんな息子から「あの本、よかったよ。もっと多田さんの事も知りたくなった。」というメールが届き、さっそく私のNY物語も読んでくれ感動してくれた様子。そんな話を書いていたら、いろんな人から「タイムリーでしたね。ちょうど多田さんや白石さんの映像も見れてよかったです。」と言われ、???なんの事かと思いきや・・・NHKの「こころの遺伝子」という番組で白石康次郎くんが出演していたそうな。

昨日も多田さんの事を知っている仲間たちが「あの番組を朝出かける前に見ちゃったから号泣しちゃったのよ~」なんて・・・。再放送を見たようだ。あああ、テレビを殆ど見ないのでチェックが甘かった。もう少し早く知っていれば・・・と悔しい気持ちでいっぱい。

今、ネットで調べたところ、なんとなんと今日の深夜もう一度だけ再放送があるようなのだ。よかった~。息子の為にも録画しておこう。

という事で、ぜひぜひ今日の深夜0:15 NHK 「こころの遺伝子」をご覧下さい。

ぎゃ~、今見たら、今日の放送は先週のやつだった・・・・(汗)。ということは来週ですね。た、た、大変失礼しましたあああ。

雨の横浜ことぶきや

2010年05月24日 | ライブとミュージシャンたち
関内ことぶきや酒店6周年記念ライブは熱く熱く盛り上がった。雨にもかかわらず、お越し下さった皆様、本当にありがとうございます。

Andando
(アンダンドー、と呼ぶそうです・・・知りませんでした。汗)の初お披露目ライブということもあって、ちょっと緊張。この3人だけで演奏するのも初めてだし、ライブをやるのもまったく初めてというお店なのだ。こういう状況はいつでも緊張感が漂うのですが、この緊張感がたまらない。折り重なるように並んだ3人がお互いの音を聴き合って・・・そしてお客様もノリノリで最後の歌声が店内に響き渡って・・・ああ、本当に最高でした。

カウンターだけで席もなく、立ち飲み居酒屋なのに何故か居心地がよく・・・演奏後も余韻に浸りながらなかなかお客様は帰らなかった。お酒の値段も300円から、というびっくりの安さ。焼き鳥も美味しかったああああ。いやあ、素敵なお店で生音も本当に気持ちよかった。紹介してくださったOさんに大感謝。


そして、このお店も6周年ということで、ことぶきや酒店さん、おめでとうございま~~~す!!これからもちょくちょく演奏したいお店。KAMOMEに続き、横浜のいきつけの店がまたひとつ増えた。横浜ばんざ~~~~い。


次回のAndandoは西荻サンジャック6/10(木)です。美味しい料理をつまみながら、生音の迫力は相当凄そう・・・。むむむ。でも今からとても楽しみ。中央線沿線のみなさま、このトリオが横浜以外で聴ける唯一のチャンスです!!!お見逃しなく!!!!!


今日の写真はお客様たちが沢山撮っていたので・・・私にも送ってくださいね。良い写真だったら(?)こちらにアップさせていただきますので・・・(私のアップだけは勘弁してください)。


写真提供:miles ken (さっそくありがとう!)

初!Andando

2010年05月22日 | ライブとミュージシャンたち
さて、明日は雨だそうですが・・・・横浜ことぶきや酒店でAndandoのライブです。

Andandoとはセネガル(ウォロフ語)で「仲間」という意味。ママドゥ・ローperと永田利樹bとの3人でMAU、Mingaで演奏している曲などを演奏します。3人でやると全く違った曲になるから面白い。

そして明日の場所は関内駅のすぐそばの居酒屋。狭い空間にどうやってセッティングするのか、ちょっと不安ですが、お客様も立ち飲みしながら気軽に聴けるお店です。やきとりをつまみながらちょいと一杯のつもりで・・・立ち寄ってくださいませ~。

このトリオで6月末に北海道ツアーもやります。うふふ、楽しみだわ。北海道ツアー日程をここにも載せておきますので、北海道の知人、友人に宣伝のご協力をお願いいたします!!!


6/23 (水)小樽オレンジサンシャイン
Open 19:00  start 19:30
前売¥2500  当日¥3000(1ドリンク付)
住所:小樽市色内2-10-23
電話:0134-29-4900(木村)
出演:Andando、奥野義典sax、羽生一子dr

6/24 (木)札幌  ごはんとカフェのお店 Pinchos(ピンチョス)
Open 19:00  start 19:30
前売\3000 当日\3500
札幌市豊平区中の島1条7丁目6-10 P7台完備
TEL 011-820-5227
出演:Andando

6/25(金)札幌くう
19:30開場 20:00開演
前売3300円(当日3800円)別途飲物代500円
共催:TKセレクション
出演:Andando

6/26(土)夕張ファイブペニーズ
18:00開場18:30開演
前売3000円(1drink付)当日3500円
北海道夕張市千代田25番地2
0123-56-6650

6/27(日)ミスジャマイカ
北海道札幌市中央区南3条西6丁目 アーク36ビル 1F
19:30開場  20:00開演
 2,500円(1drink付)
(問):011-251-5363(ミスジャマイカ)

6/28(月)苫小牧 アミダ様
19:30 開演  前売4000円 当日4500円
0144-34-1947

6/29(火) 洞爺湖 場所未定
0142-82-5093(広島)




My Spaceの謎

2010年05月21日 | 健康
もうだいぶ前にmy spaceを勧められ、一度トライしたものの、なんだかさっぱり訳わからず・・・。自分の音源を作っている途中であきらめ、脱会。また違うアドレスで再度トライすることになった。と、ところが、すでにある自分の音源すら動かすことも消去することもできない。なんでだああああ?

という事で、私のmy spaceは現在も死んだままになっている。たまに『フレンドリクエスト』とかのお知らせが来るのだが、自分のページに入っても、そのリクエストすら行方不明。ああ、それなのに、いつの間にか知らない人とフレンドになっていたり・・・・。なんだかよくわかりませ~~~ん(涙)。

ということで私のMy Spaceには誰も近寄らないでください。放置状態です。誰か一度白紙にもどす方法をおしえてくださいませんか?My Space嫌いだああああ~~~!とほほ。

Somos El Mundo Por Haiti

2010年05月20日 | 音楽&CD
Somos El Mundo Por Haiti


今更と言われるかもしれませんが、ハイチのために立ち上がった[We are the world2010]の映像。昔のと較べてどうのこうの、という人たちもいますが私は好きです。音楽の力を最大限に有効利用できる良い例だと思うし。この歌を昔ぺーぱーむーんが歌声酒場だったころ(?)みんなでよく歌ったっけ・・・!

でもって、さらに南米のミュージシャンたちで制作された「Somos El Mundo」(もちろんwe are the worldという意味)を発見。ハイチなんだから、ラテンバージョンがあって当たり前ですね。もう少しアメリカバージョンのように予算があれば、ハイチの映像を沢山使って映像ももっと素敵に仕上げられたのでしょうが・・・。ま、このチープさがいいのでしょう。とにかくスペイン語勉強中の私にはとっても嬉しい映像だ。歌詞も見つけたのでがんばって訳してみよう。

さて、これから横浜Dolphyに向かいます。雨もあがりそうだし、ぜひいらしてくださいませ~~~!!

カークの偉大さ

2010年05月19日 | ライブとミュージシャンたち
月曜はピットインで藤井郷子オーケストラだった。2セット目の1曲目はサックス隊は煩いからお休み(苦笑)。観客として聴いていたらいろいろな映像が浮かんで来た。このオーケストラで映画音楽でもやったら面白いな、とふと思う。

そして昨日は6月に故郷南アフリカへ帰ってしまうAちゃんとJちゃんが揃って我が家へ。結婚式も無事に終え、いらなくなった大きな荷物を処分し、サックスを私にキープしておいてほしいとのこと。もともと私のファンだった彼はサックスを吹くというので生徒にもなった。まじめで沢山の友人たちも紹介してくれた。パガニーニの譜面をプレゼントしてくれたり、ビリーバングとの共演も彼の手配で実現したり・・・本当に私にとってかけがえのない友人なのだ。つたない私の英語でのレッスンにも一所懸命ついてきてくれ、さらに面白いCDやビデオも沢山教えてくれた。(どっちが習ってんだか?)そんなCDは彼にとって宝物なので、処分せずに段ボールで30箱くらい船便で送ったらしい。

残るは趣味で買いあさった(?)サックス。ビンテージのものやら私の知らないメーカーとか沢山出て来る。先日もポールモーリアの燻し銀製アルトを一本貰ったばかりだが、こんなに持っていたんですか????と今更ながら驚き。その中の1つ(ヤナギサワ)はすでに息子が貰ってアルゼンチンに持って行っているのだが、さらに昨日はソプラノ(ヤナギサワのオールド)を持って来てくれた。これがまた素晴らしい音色。ソプラニーノも修理して使えるようになったし、我が家は今、サックスショップのようにケースとサックスが溢れている。

しかし、沢山あっても吹くのは一つ。せっかくだし・・・・とソプラニーノを加えて3本でローランド・カークばりに吹いてみようと試したけど・・・・無理だった。なんせ重いし、3つ同時に音を出す以前にどうやって持つの???という感じ。3本を口で固定させて演奏するなんて不可能じゃない???でもカークはもっと大きい楽器3本だ・・・いやはや怪物としかいいようがない。改めて彼の偉大さがわかる。


というおバカな事ばかりやってますが、明日は久々にminga4で横浜野毛ドルフィーです(吉田桂一p,コスマス・カピッツァper)。3本吹きはやりませんが、ソプラニーノも吹いちゃおうかなあ。遊びに来てくださいね!!