江古田バディのマネージャだった宮崎さん。今年の1月に椎名町で居酒屋を開店。でも宣伝を一切せず、細々と一人でやっている、という話を聞いていつかは行かなくちゃ、と思っていた。
ようやく念願叶って、居酒屋「しじみ」を探しあてた。お店の電話など一切ない。開店したときにお知らせのはがきを出したのはたった25枚。
「やあ、久しぶりだね~!」
小さなドアを開けると、優しい宮崎さんの笑顔。突然行ったのでちょっときょとんとしていた。お腹もすいていたので、次々に看板のメニューを注文。
「あのね~、俺、歳とったらどんどん動作がにぶくなっちゃってね~。」
などと言いながらもいろいろなおつまみを出してくれた。そのうちに、サラリーマン風の男の子が入って来た。「あ!」
そう、彼もバディで働いていた男の子だった。青柳省吾君、といって、実は切り絵作家。しじみの店内に彼の作品が沢山展示されていた。顔は良く知っていたけど、きちんと名前を聞いたのも初めて。こんな素晴らしい才能の持ち主だったとは。作品の殆どが映画の登場人物。シネスイッチ銀座で個展をやっている関係で、そこの映画の中の俳優達が多いそうだ。もともと柄本明さんの劇団にもいて、映画にもそうとう詳しいみたい。
そんな話をしていたら、待ち合わせしていたのか、女性が2人やってきた。そのうちの一人がこれまた見た顔。やはりBuddyで働いていた女の子だった。今は休職中。
「本当は歌を歌いたいんです。」
と彼女の弾き語りライブの音源を聞かせてもらう。なかなか素敵な歌声だ。いつか一緒に演奏しようね。などと約束。
あっという間に12時半になっていたので、みんな慌てて帰り支度。途中で宮崎さんから頂いた「もりいぞう」の焼酎もめちゃくちゃ美味しい初体験。美味しかった~。大好きな宮崎さんに会いにまた行こう!
ミュージシャンの皆様、椎名町北口「しじみや」に興味のある方はご一報くだされば、場所をお知らせいたします。