minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

ペットボトル人間来日中!

2012年01月30日 | ライブとミュージシャンたち
NYで活動中の女流アヴァンギャルドサックス奏者、吉田のの子率いる「ペットボトル人間」が来日中。残すはあと2日だけで、本日は荻窪ベルベットサンで吉田隆一氏が率いるバンドと対バンでライブがあるようです。必見!!

おとといはオフだったため、前年に来日したときに紹介した池袋「ペーパームーン」をメンバーのデイブ君たちがえらく気に入り、また行きたい!と熱望したために、ののちゃんは2人を引き連れて埼玉からやってきた。

よくよく話を聞けば、すでにドラムのミラー君は誕生日だった1週間前にもここに訪れていたそうな。
「自分の誕生日くらい、好きな所に行きたい!」とこの店を選び、仲間と飲んだらしい。よっぽど気に入ったんだわw。


ドラムのミラー君と。

なんであんな汚いジャズの店(おっと失礼!)が気に入ってしまったのか・・・。

NYには飲み屋は多いが、レコードが山のように並び、自由に選ばせてくれる(これはちょっと特別だけど)店は全くないらしい。暇さえあればレコード店でマニアックなレコードを買い求め、家で聴きまくるのが趣味という、レコードオタクのミラー君にはうってつけのオアシスのような場所だったのだ。良かったね!27歳のバースデイをぺーぱーむーんで迎えられて。

ののちゃんも昨年NYで自転車事故で顔を怪我したときにはびっくりしたけど、すっかり元気になって(ちょっとふっくらしたw?)、バリバリ吹きまくっているようでなにより。今年NYCをめでたく卒業し、晴れてプロミュージシャンとしてまっしぐら。ネッド・ローゼンバーグが師匠、そしてジョン・ゾーンの秘蔵っ子とあって、様々な奏法を身につけているようだ。これからますます楽しみだな~~~。

CDも格好いいのでぜひライブも観に行きたかったけど、時間があわずに残念・・・。次回の来日にはぜひご一緒したいなあ。それまでに私も体力つけねば(苦笑)。

ギターのデイブ君もチャーミングな若者。今回、様々なミュージシャンたちと共演できて、その中でも三味線、お琴の女性たちに魅了され続けているようだ。彼はエリオット・シャープの弟子で、前衛しかやらないようだけど、ののちゃんが1日に帰国後もソロでライブをするそうなので、そちらもチェックしてみてあげてください。


彼女募集中のデイブ(ギター)君。


もしかすると、居残りデイブ君たち(なんと、2人ともデイブなのだ、ああ、ややこしい)が私の次回の下北沢Lady Janeに現れるかも・・・???何が飛び出すやら、美潮ちゃんとのライブもますます楽しみになった。




意外な出会いから・・・

2012年01月28日 | ライブとミュージシャンたち
昨日は「あけたの店」で小太刀のばらセッション。「お互いに負担のないような曲を持ち寄ってやりましょう。」と前日に送られて来た譜面をEbに直したりしながら・・・・Mingusの曲、オーネット・コールマン、T.Monkの曲を中心に演奏。ご主人(野崎正紀)のドラムも繊細で、のばらさんの飄々としたピアノと息がぴったり。

是安さんが引き合わせて下さったご縁でこんな楽しいセッションがあけたでできて幸せでした。

富士山頂ライブでご一緒したピアニスト原田依幸さんが「いや~、さっちゃんの名前があったんでびっくりして立ち寄ったんだよ。」嬉しい限りです。原田さんは私がめったにあけたに出ないので、演奏をやめたのかと思っていたそうです(苦笑)。

のばらさんと仲良しという、小林洋一(bass)さんも遊びに来て下さって一曲スタンダードを演奏。菅野(piano)さんと長年やっている強者ベーシストで歌心たっぷりのソロがご機嫌でした。こういう交流ができるのは「明田の店」ならではですね。素晴らしい!!

また機会があればぜひご一緒したい、素敵な一夜でした。出会いに感謝。

初顔合わせ@西荻あけた

2012年01月27日 | 環境
昨日は本当に寒い中、銀座にお越し下さった皆様,有り難うございました!寒さのせいか、お客様がいつもより少なめでしたが・・・夜空はめちゃくちゃ美しかった~~~!

外の寒さとは反比例、レコーディングの余韻たっぷりにいきなりハイテンションでホットなホットな演奏。お客様が「なんて贅沢な夜なんだ~!」とワインをご馳走してくれてトシキはご機嫌。結局帰りは私が運転するはめに・・・。飲めないって損だな~~(涙)。

そして今夜は久しぶりの明田の店。ベースの是安さんのご葬儀の時に初めてお会いして、お話させて頂いた小太刀のばら(piano)さんとのセッション。のばらさんのピアノはまだ聴いた事がありませんが、昔から吉野弘さんや是安さんたちと演奏していらしたのでとても興味があったピアニストです。さてさて、何が飛び出すのか。こういうスリルもたまりません。

天国の是安さんのお蔭で実現した出会いに感謝しながら、楽しいライブにしたいと思います。

奇跡の鍋

2012年01月26日 | ライブとミュージシャンたち
寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。私といえば、風邪に気をつけながらレコーディングを無事に終え、ようやくライブモードに切り替えている今日この頃です。

寒い時は鍋物が一番!冬は鍋,鍋、洋食、鍋、中華、鍋、鍋・・・というメニューでいきたい私だが、何故だか息子は鍋が嫌い。簡単であったまるし美味しいのに~~~~(涙)。それでも2週間に1度くらいは鍋にさせてもらうのだ。ふん。

昨年の震災の時、我が家の食器棚から食器が全て転げ落ち、2/3の食器が割れてしまったのだが、一つだけ生き残った大切な鍋。蓋のところが欠けてしまって・・・いやはやこれがめちゃくちゃ便利。


ひっかけてもよし。


おたまを入れてもよし。

こんなに上手い具合に欠けてくれたのは奇跡だなw。だれか、特許とって売ってはいかがでしょう?


さてさて、今宵は銀座Blue Eyesでminga4です。レコーディング終了後のホットなホットな演奏をお届けいたします。お待ちしておりま~す。












録音終了、外は雪!

2012年01月24日 | ライブとミュージシャンたち
レコーディング最終日はパーカッションの色づけとサックスの細かい手直し。隣りのスタジオでカルメン・マキさんのレコーディングも行われていた(実はKさんのダブルブッキングだった・・・汗)。

元ちゃんとコスマスにカスタネットを入れてもらっている写真。普段はめったにやらない楽器だから、どうすんだ~?と言いつつもバッチリ。やはりパーカッショニストって凄い!

「フラメンコの水玉模様の服がどうも俺には理解できないんだよね~。」
元ちゃんはスペインにフラメンコの演奏で行ったりしているからカスタネットも得意かと思いきや
「俺はぜんぜんダメ。ちょっとこのレコーディングがあるから本場の人に習ってみたけど、難しくって。コスマス、うまいね~!」とコスマスを絶賛。

コスマスも「カスタネットなんて何年も使ってなかったけど、この(レコーディング)ために掘り起こしてきたんだよ。」

2人で和気あいあいとカスタネットデュエットを楽しんでいた。「やっぱり水玉フリフリの衣装着てポーズ決めなきゃだめかな~w」

そしてMaravillaではラテンパーカッションを録音し、大満足で終了。お疲れさまでした~~~!

さあ、次は私と息子はサックスDUO。録音しようとした瞬間、ぶちっとバリトンサックスのストラップが切れて・・・。すり切れそうな部分に糸を巻いてセメダインで強化したりしていたにもかかわらず、その強化していない部分が切れてしまったのだ。

仕方ないので座布団のようなものを置いて椅子に座って息子は演奏するハメに・・・。とりあえず、楽器が下におっこちなくてよかった。

翌日、さっそく楽器店に持って行ったら同じものと交換してくれた。ちょっと怖いけど、ま、半年はもつでしょう。その頃にはもう少し改良されたストラップができていると良いのだが。バリトンサックスはとにかく重いから大変だな~~~。

私たちが終了してスタジオを出ると・・・・外はすっかり銀世界。さっきまで雨だったのに。まあ、天気予報が見事にあたったのだけど、わかっていたのにヒールのミュール履きの私は坂になったスタジオの出口を恐る恐る踏みしめた。


普通のスタジオとは全く違ってアナログだし、倉庫のようだし、いろいろとできない事が山積み。もちろん、デジタルならお茶の子さいさいの「パンチイン、パンチアウト」すら殆ど不可能と言われる過酷な録音スタジオ。●●●が出て線が切れたり、いろいろとミュージシャンたちにはご迷惑をおかけしましたが、完成した音を聴いたら「あ、これなら仕方ないよね。」ときっと満足していただけるものができるに違いない。ともかくレコーディングって楽しい。素晴らしいメンバーに感謝感謝感謝!!!






minga [La maravilla] と次回のライブ

2012年01月20日 | ライブとミュージシャンたち
遂に東京にも初雪が降りました。今日はセシウムも多め,という情報も入っていますのでマスクは2重で出かけねばなりません。インフルエンザも流行しているし・・・皆様も十分気をつけてください。

NBAGI レコードの11枚目になる次回作は、mingaの3枚目「La Maravilla」。まだ最後の仕上げ途中の段階ですが、かなり良いものになりそうだ。レコーディングってやっぱり楽しいな~~~。

トップの写真は初日の録音前の集合写真です。マイルスを撮り続けた男、内山繁氏に撮っていただきました。スタジオらしからぬ、もの凄い現場(工事現場のようw)の中ですが、左端のザルとか右後ろのはしごとかがちらっと見えてますが・・・プロの腕はたいしたものだな~~とつくづく関心&感謝。これをもとに素晴らしいジャケットをKPTMちゃんが作成してくれるでしょう。ああ、完成が待ち遠しい。

そんな訳で少し気が早いですが、CD発売記念を4/29(日)に下北沢の音倉で行います。このメンバーで音が出せる事が本当にめずらしい、とても貴重なライブになりますので、この日にぜひともCDをゲットして、メンバーのサインもゲットしてくださいね。


さてさて、今月は非常にライブが少ないのですが・・・来週の26日(木)はminga4も久しぶりのライブ@銀座BlueEyes。レコーディングを終えて脂の乗り切ったminga4の演奏を堪能しにいらしてください。お待ちしておりま~す。



藤井サドコオーケストラ@Pit inn

2012年01月16日 | ライブとミュージシャンたち
藤井郷子オーケストラの久々のライブがあさって新宿ピットインで行われる。年に2,3回あるかないかのフリーのオーケストラだけど、もう10年以上も続いている不思議なバンドだ。

藤井さんたち(旦那様は田村夏樹tp)は昨年、ついに東京から脱出。ベルリンに新居を構え、音楽家として世界を股にかけて活躍中。凄いな~~~。

猛獣たちを鞭でビシビシと叩きつつ、ここまでなんとかやってきた。偉い、としか言いようがありませぬ。毎回のようにサトコ節の新曲をひっさげ、5拍子、7拍子、2拍子etc.....ひーひーと猛獣たちが困る姿を『ウシシシ』と微笑みながら・・・。10年以上も経つと、だんだん猛獣たちも慣れてきて、それが快感になって楽しそうにやってますが。

という事で、めったに見られぬ変態オーケストラです、ぜひピットインにいらっしゃいませ~~~!








ヒターノの血

2012年01月15日 | ライブとミュージシャンたち


昔、チャノ・ドミンゲスpを教えてくれたのは大儀見元ちゃん。mingaの「Palpitante!」を録音している時だった。

私があまりにヒターノを意識した曲を演奏していたので、元ちゃんが「座長(元ちゃんは私の事をいつもこう喚ぶ)、きっと好きですよ。」と教えてくれたのがきっかけで、そこからCD聴きまくった。スパニッシュ系のピアニストってチックコリアくらいしか知らなかっただけに衝撃的だった。そしてCDの中でヒターノの歌が出てくると震えた。

遂に念願の生を聴けるんだもん、と家族3人でいそいそ。入り口で南博p君とばったり。やはりピアニストは聴きたいよね~。

迫力の演奏で大興奮。終了後に息子が通訳してくれてご挨拶。かなりテンパってスペイン語でしゃべろうとしたけど「Donde vives?」くらいしかできなかったよ~~~ん(涙)。だけど、彼はとても優しく「バルセロナです。スペイン語勉強しているの?」なんて言われちゃって・・・エヘヘヘ。なんだか言ってる事がよく解るな~って思ったら彼は英語で答えてくれ、息子もサポートしてくれていたのだった・・(汗)。

プレゼントしたmingaのCDを気に入ってくれたら嬉しいのだけど。とにかく鳥肌もののステージだった。マイルスのAll BluesやらImpressionやらがスパニッシュリズムに乗って・・・ああ、なんでこんなにゾクゾクするのかしらん。アンコールはモンクだった。私としてはもっともっとヒターノの歌手の声が入った彼のオリジナルが聴きたかったのだけれど。

ヒターノとどこかで繋がっているに違いない!と確信した一夜でありました。

Blue Note東京 Chano Dominguez

楽しいレコーディングもほぼ終了。

2012年01月15日 | ライブとミュージシャンたち
レコーディング2日目が終了です。これでほぼ完成したようなものだ。予算の少ない自主制作では録音はだいたい2日なのだ。一度でいいから、1ヶ月くらいかけて豪華スタジオでのんびり音作り、って奴をしてみたいよぉ(涙)。とにもかくにも楽しい2日間だった。みなさま、お疲れさまでしたああああ。

昨日のエピゾライブの疲れもあって、ほとんど眠れないままスタジオ入り。上の写真はスタジオ入り口。スタジオとは思えないが・・・狭い上にものがごちゃごちゃ置いてあって搬入も大変。大きなコンガを抱えた元ちゃんもやっぱりお疲れのようなので、搬入をお手伝いする。パーカッションって本当に重くて多くて大変だな~~~。

本日は残りの3曲。初っぱなからマイナーブルースの「Tokyo Gigante」。あまりに楽しいので3テイクも録ってしまったが、Rioと私の2管の為の曲とあってバリトンの太い響きが心地よかった。初めてのレコーディングなのに、ほとんどミスもなくよく頑張ったぞ。良い度胸だな。元ちゃんが「永田さん、本当にいつも良い曲書きますよね~~」と褒めてくれてトシキもご機嫌。今回は利樹の曲はこれだけなんだな。私のオリジナルばかりですみませぬ。

それにしても、息子の友人たちはみんなセンター試験の日だったのか。息子もミュージシャンになるためのセンター試験のようなもの。未来に向かって頑張れ、高校3年生!!




そして、問題は超難関?と思われた私の「El objetivo del viaje/旅の目的」。スピード感が勝負の曲なので、リハーサルもソコソコにすぐに本番。なんと、一発でOKとなった。ひえ~~~、ジャズメンはこうでなくっちゃ。

とんとんと予定曲が終わって、パーカッション軍団(コスマス&元)が楽しそうに私のブラジル曲にパンデーロやらトライアングルをかぶせて豪華に!!わ~い!!

ラストはみんなが帰ったあとに香織ちゃんと利樹とトリオで「Exils」を録音。これも楽しくて4回も録音してしまった。どれを選ぶか悩む・・・・。

そうこうしているうちに、みるみるうちに口唇ヘルペスが・・・。なんて解り易い体質なんだろ(涙)。しかし、録音が終わっていてよかった。

あとは色づけとTD、マスタリングと楽しい作業が待っている。ああ、早く完成しないかな。楽しみだああああ。腕の良いアナログエンジニア、Kさんや素晴らしいメンバーに感謝感謝であります。もちろん、音楽の神様にも! La vida Maraviolla!!!








お疲れサラバ!

2012年01月14日 | ライブとミュージシャンたち
西荻もサンジャック、そして古澤さんの追悼ライブと熱い夜だったが、今夜も渋谷サラバでアフリカの熱い熱い夜となった。

「日本の伝統芸能、歌舞伎の役者で有名な人がいるけど、僕も同じ『エビゾー』だよ。歌舞伎もグリオも同じネ!」って・・・汗。だいたい、新年の挨拶も「アケオメ、コトヨロ~」って入ってくるギニア人って何なのw。

一番古い友人である大儀見元ちゃんがゲストという事だったが、日本で共演したのは初めてだそう。いきなり難しいリズムブレイクを沢山リハーサルしたけれど、「もうこんな長いフレーズ覚えられないよ~~」と元ちゃんも悲鳴をあげるw。一緒に昔ギニア、NYで演奏した仲だからそれでも2人の息がぴったりあって・・・・いやはや3時間ほどのライブになった。演奏終了時感、11時半だもんな~。ふ~.
楽しかったけど疲れた~~~。

明日(今日)は昼からまたレコーディングだ!元ちゃんも相当お疲れのようだけど、大丈夫かしらん。宜しくお願いしま~~~す。ああ、早く寝なくちゃ・・・。


エピゾさん、また来日してね!!オル・ボアール!!!