minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

明日は吉祥寺サムタイム and more....

2016年03月15日 | ライブとミュージシャンたち
今月は2本しかライブがありません(汗)。その一つが明日のサムタイムです。

TReS+田中信正pでオリジナルからラテンまで。楽しくたっぷりと演奏いたしますので、お楽しみに〜。



告知ばかりですみませんが、5月の東北ツアーのフライヤーも完成しました。

日程は以下の通りです。

★詳細は各店舗にお問い合わせください。
今回も初めての場所がいっぱいで楽しみです。東北の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

5/6(金)新潟県村上市 楽屋 
5/7(土) 山形酒田市 Lush Life
  山形県酒田市新橋5丁目 8-14 Tel. 0234-22-3303 19:00open20:00start:MC3000
5/8(日) 山形天童 らぐたいむ 19:00start 4000円(1drink付)
5/9(月) 新潟 Jazz Flash  MC3000 円 19:30open 20:00start5/10(火)
5/10(火)宇都宮市 Fellows
5/26(木)仙台市 カーボ
5/27(金)秋田市カフェブルージュ
5/28(土)大館市ミントンハウス
18:30open 19:30start M.C.3000円(ドリンク別)
5/29(日)青森県八戸市 茶屋 東門   三戸郡階上町大字赤保内字寺下13-1
電話0178-88-3987 18:00 Open 19:00 Start M.C. 3,000円
5/30(月) 角館市たざわ湖村 レストラン 秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田430
TEL : 0187-44-2500
5/31(火)山形 鶴岡市 Bar  19:00open20:00start:MC3500


そして、さらにさらに嬉しいお知らせです。

大反響の226ライブでしたが、CD化が決定いたしました。 NBAGI Record 15枚目となります。

ただいま、着々と準備中。226にお越しになった方、またお越しになれなかったかたにも十分このライブの迫力は伝わると思います。どうぞ楽しみに待っていてくださいね。詳細がわかり次第、またご報告いたします。




また226で販売し、大好評だったTReS Tシャツ。4月まで、通信販売も行っております。色、サイズなど在庫がなくなり次第終了です。
どうぞお急ぎくださいませ。
HPから購入できます。




子供達をよろしく(Streetwise)

2016年03月02日 | 映画、本、芝居関係


昨日のブログにたくさんの方が反応してくださって、その中で偶然見つけた「子供達をよろしく(邦題)」!!

20年以上前だったか、映画好きのトシキがレンタルビデオ屋でなんとなく借りてきたこの映画、音楽がトム・ウエイツだったのにも感動し、最後に流れてきた歌に涙しながら思わずビデオを巻き戻して採譜し、自分のバンドでも演奏するようになったものです。

以降、この映画の話をしてもあまり知る人がいなくて、もう一度映画を借りに行ってももうビデオ屋にもなくて・・・・。

youtubeで探したのに見つからなかったのは邦題のせいでしたw。本当は「Streetwise」だったのですね。

今年はこの題材となった街、シアトルのジャズフェスティバルにもご縁があってTReSが出演できることになって、もう一度どうしても見たい映画でした。運命的としか思えません。芳雄さん、本当にありがとうございました。

永久保存版にお勧めします!ぜひ一度ご覧ください。素晴らしいドキュメント映画です。


天国の芳雄さんへ・・・

2016年03月01日 | ライブとミュージシャンたち
天国の芳雄さん、19回目のお誕生日おめでとうございます。お元気ですか?4年前に行った時は雪になりましたが、昨日は・・・コンサートが終わってからみぞれになったとか。いたずら好きな芳雄さんらしい演出でしたね。

昨日のライブで芳雄さんの素敵な歌声と再び共演させていただくことができて本当に本当に幸せでした。

芳雄さんの魅力がいつまでもいつまでも語りづがれていくなんて、素晴らしいことです。昨日のチケットも発売初日で完売だったそうですね。

「俺の力じゃないよ。」っておっしゃると思いますが、芳雄さんのおかげでこんなに沢山のミュージシャンや俳優さん、黒田征太郎さんたちが集まってくれたのですから凄いとしか言いようがありません。

企画してくれた、あなたの愛娘の麻由ちゃんも喧太くんも沢山の優秀なスタッフの人たちに支えられて本当に見事でした。人への気遣い、演出、進行、と2人の力がなければできなかった大きなイベント。これも芳雄さんのDNAがちゃんと受け継がれているんだな・・・と。


会場BGMでトム・ウエイツの「子供達をよろしく」が流れて暗転。そして、私がステージに上がってソロでもう一度この曲をバラッドで演奏。私のCD[Milagros]の中でピアノとDuoで演奏したこの曲を芳雄さんはとても気に入ってくださって「サチのバージョンで、この歌を日本語の歌詞をつけて歌いたいなあ。」と言いながら叶わぬ夢となってしまった思い出の曲でした。

芳雄さんのおハコでもある「りんご追分」から始まり、大好きな「蒼い影」・・・この曲のソロのあとにいつも「はやさかさち!」と芳雄さんが紹介してくれるたびに泣きそうになるので困りますが、昨日はなんとか泣かないで演奏できました。

3曲目の「横浜ホンキートンク」でけんたの愛娘あやりちゃんの登場。「新人です。」といつも芳雄さんに紹介されていた喧太はあやりちゃんのこともやはり同じように「新人です!」と紹介。堂々と大きな初舞台でギターソロを弾きました。今年から大学生で、将来は女優になるのかな・・・。芳雄さんのDNAがここにもしっかりと。ざわざわ下北沢」という映画のこけら落としのライブで、ちっちゃかったあやりちゃんを「目の中に入れても痛くない」と言いながら抱っこしていた芳雄さんを思い出します。

ここから怒涛のゲストコーナー。瑛太さんが喧太くんとDUOで歌った「夕日の中の少年」。この曲のエンディングで喧太の小さかった時の声が流れてくるのですが、昨日はなんと・・・瑛太さんの子供達の声が。ふふふ。憎い演出!瑛太さんの初々しい声も素敵でした。

今回の紅一点、山崎ハコさんは「Welcome Aids」という珍しい曲を選曲。あのちっちゃな体から溢れ出るエネルギーと迫力の歌声。しびれました。いつまでも格好良いハコさん。「私の歌って暗いでしょ?でも『ハコはそれでいいんだ、自信持って歌えばいいんだよ。』って芳雄さんに言われて。いつも助けてもらっていたの。」

江口洋介さんはギターの弾き語りから「Only My Song」を熱唱。歌いたくて歌いたくてたまらないんだ!というエネルギーがこちらにも伝わってきました。

「アナーキー」のボーカル、仲野茂さんはバンドと一体化して歌うという根っからのバンドマン。「山猫スト、やっぱり、さっちゃんのサックスが欲しいんだけど。」と前日にお願いされて、喜んでこの曲にも参加させていただきました。今回初めてお話させてもらいましたが、なんと同い年!崔洋一監督の「襲撃」というVシネマで音楽をやらせてもらった時、彼は役者として出演していたのです。懐かしさもあって、茂さんとすっかり意気投合。

次に登場したのは佐藤浩市さん。先日のクロコダイルライブで歌手デビューを果たした浩市さんは4年前にオドオドしながら歌っていた同じ人とは思えないくらい、堂々と歌い上げ、会場からも「うまくなったね〜!」なんてヤジが飛ぶほど。「朝日のあたる家」も圧巻でした。ステージで見ていたら、まるで芳雄さんが乗り移ったようでした。

画家の黒田征太郎さんが芳雄さんの歌4曲の間に絵を描き上げるというパフォーマンス。私は征太郎さんの真裏で演奏していたので、書き上げていくところは見られませんでしたが、迫力のある征太郎さんのタッチ。音楽に合わせてリズムにのりながら書いている姿を間近で見れたのは嬉しかったですね。出来上がった絵はさあ、どうなるんでしょう?

この迫力あるパフォーマンスの次に「なんだよ、こんな凄いもののあとで俺がやりにくいじゃん。」と言いながら登場したのが吉川晃司さん。ほとんどぶっつけで、「早春賦」を歌ってくださいました。私は初めて聞きましたが、吉川さんの歌唱力には圧倒されました。恐るべし。

「赤坂一ツ木通り」では元タイガースのサリー、岸辺一徳さんがベースで登場。芳雄さんの「大鹿村騒動記」でも素敵な役者さんとして存在感があったので、ベーシストだということをすっかり忘れておりました。タイガース時代に、外国の有名バンドから引き抜かれそうになったこともある、凄いベーシストでもあったのですね。ブンブンとバンドを引っ張っていくリズムも素晴らしかったです。

そして、この曲の途中で作曲者ご本人の登場。竜童さんが途中から参加して、芳雄さんとの夢のコラボでした。竜童さんは全部で3曲熱唱。芳雄さんの歌とは全く違うバージョンで、ご自分の歌を歌い上げていらっしゃったのは流石でした。宇崎竜童さんの曲を芳雄さんは本当に愛していたんですね。ああ、この曲も?これも?と竜童さんの歌の多い事多い事。阿木耀子さんの歌詞が芳雄さんにぴったりはまる・・・。ダウンタウンブギウギバンド(竜童)、キャロル(うっちゃん)、そしてタイガースの夢の共演となった訳で・・もう凄すぎます。

ここまで書いてちょっとお腹いっぱい・・・(笑)。会場のお客様たちも次から次へ登場する素晴らしいゲストにただただ呆然だったのではないかしらん。

楽しすぎるコンサートはあっという間に過ぎ去り、アンコールで喧太が桑名さんの名曲「月のあかり」を歌って・・・4年前のこのコンサートではお元気そうに歌っていた桑名さん。その年にあっけなく芳雄さんの元に逝ってしまったなんて。小さな頃から可愛がってもらっていた喧太の思いが伝わってくる愛情いっぱいの素晴らしい歌声でした。

最後の最後に芳雄さんの「愛の賛歌」が流れ、会場に雪が舞いました。憎い演出と感動を本当にありがとう。寒い中駆けつけてくださったお客様にも感謝いたします。



芳雄さんをとりまく人たちはまだまだこれからも元気で活躍していくと思います。天国からもずっと見守ってくださいね。また4年後にどうなっているのか、今から楽しみで仕方ありません。

最後に告知がでましたが、夏頃にこのコンサートも含めた「原田芳雄ドキュメンタリー/風来去(仮)」の映画が公開されるそうです。心から楽しみにしています!!

「私たちが真剣に遊ばなくっちゃ、お客様に失礼ですよ。」by 芳雄


コーラスのエミちゃんとミホちゃん。


裏方の皆さま、本当にありがとう!