minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

つるの一声

2010年06月29日 | 
苫小牧、阿弥陀様に到着。店主のつるちゃんは強力な個性の持ち主で、ママドゥ・ローもびっくりw。ミュージシャンからこよなく愛されてる大バカ親父なのだ。私もだ~~~い好きなので、つるちゃんと熱いハグを交わす・・・。




7年振りなのに、全く変わらない懐かしいお客様たちにもびっくり。「いやあ、さっちゃん、前より綺麗になったんじゃない?」とトンソクさん。暗闇なのにサングラスしてるからよく見えないんだね~~~w。

ご機嫌なPAで、3人の演奏も益々盛り上がり「ヤリヤスイネ~!」とママドゥもいつも以上にジェンベソロの手が超高速スピードで動きまくっていたw。

「さっちゃん、これからはしょっちゅう北海道に来なくちゃだめだよ!」
「そうだ、そうだ」

有り難いつるの一声、お客様の暖かい声援に目頭が熱くなった一夜だった・・・。さあ、あと1日洞爺湖が待っている。がんばるぞ~~~!!!




コンナノ、ハジメテ!

2010年06月28日 | 
朝夕張を出発し、昼からレコーディングで気がつけば6時過ぎ。今日のライブハウスは8時音だしだから6時半に入ればなんとかなる。それにしても体はクタクタ。シャワーも浴びたいけど・・・・(涙)。

急いでミス・ジャメイカに向かうと・・・お店の人は誰もいない。おかしいな?もう6時半なのに・・?暗い店内を覗いてもどこにも私たちのライブのポスターが貼ってある様子もない。ンンン???

このお店はママドゥ・ローが毎年ライブをやらせてもらっている行きつけのバーで、ママドゥがセネガルから帰って来てすぐに「サチ、ここのババ君に電話して。やらせてもらえるから。」と言われるがままに連絡をとって、時間と値段を決めて・・・そのままにしておいた。これがどうやら間違いだったみたい。ママドゥのお友達だからとこちらも安心しきって、その後何にも連絡せずに、というかすっかり確認の連絡を忘れてしまっていたのだ(汗)。

ママドゥもずっと朝から店主のババ君に電話してみているのにまったく応答なし。どうなる、どうなる????突然ママドゥ・ローが「ババク~~ン、ヤッチャッタネ!」と路上で叫ぶ。「コンナノ、ボク、ハジメテ・・・」私だって初めてだよ~。

店の前で開演時間の8時まで待ち続け・・・(ゴドーを待ちながらっていう芝居を思い出した)。札幌でのライブには全て来て下さった女性や、ママドゥのセネガルの友人たち、そして今日は一緒に歌ってもらうMIZUHOさん・・・と集まりだしたのに、いっこうに店の開く様子はない。

箭原さんが「こうなったら、僕らのスタジオに移動してライブやりましょう!」

お店の前に張り紙をして、またまた先ほどのスタジオに戻る。箭原さんはさささっと片付けながらステージを作り上げ、Mizuhoさんは子供たちを寝かしつけつつ、飲み物やおつまみを用意。彼らの生徒さんが駆けつけてくれ、ピアニストの安西さんたちもジャメイカの張り紙を見てびっくりしながら、スタジオに来て下さった。

MIZUHOさんが書いてくれた張り紙


こうなりゃ笑うしかない・・・とこの非常事態をみんなで楽しみながら、AndandoとMIZUHO、安西pの5人でライブが始まる。いやあ、こういう時こそみんな一丸となって素晴らしい演奏ができるんだわ。急遽来て下さった方達もみんな『ラッキーだったわ!』と最後に箭原さんがかき集めてくださった投げ銭を私たちに渡して下さいました。しかもそのあとの打ち上げでは毛ガニまで用意してくれ・・・・箭原さん、あなたたちのご恩は一生忘れません。大感謝。

Mizuho&mamadou
毛ガニをほおばる2人


今日はいよいよ苫小牧です。日本戦は洞爺湖の日でした~~~~(汗)!面白過ぎます、北海道。

MIZUHOレコーディング

2010年06月28日 | 健康
ご機嫌宿夕張のユースホステルの玄関に出た途端、チチチッと私に向かって何かが飛んで来た。おおおっと指を出してやるとそこにチョン。ひよどりだった。

「小さい時に助けてあげたら、なついちゃってここから遠くへ行かないんですよ。もう巣立ちの時期なのに。」

ここのママが手作りパンをこねていた手を休めて教えて下さる。大自然とこんな形で関わっている素敵なペンションでした。夕張メロンを横目で見つつ、安いゼリーを買い込んでさあ、いざ札幌へ。札幌に入って昼食は魚定食屋。またもや美味しくて量が多い定食にみんな大満足。海老フライも金目の煮付けも大きすぎるよw。





そして、さっそく箭原さんのご夫妻のスタジオで軽いレコーディング。こちらで歌を指導したり編曲などしていらっしゃるジョンレノン大好きな旦那様と最近NEW CDを発売したばかりの可愛らしいボーカルのMIZUHO(奥様)さん。小学生の息子が2人もいるとは思えない。し、しかもタブラトゥーラのリコーダ奏者、江崎君のいとこだった・・・不思議なご縁ですね~~~!と盛り上がりつつ、つつがなくレコーディングは終了。Mizuhoさんの声はささやくような歌で実に色っぽいのでありました。北海道在住のピアニスト(安西さん)も参加してご機嫌な録音ができた。(このメンバーで横浜BarBarBarで9月10日に演奏しますのでぜひそちらも楽しみにしてください!)



しかしまだこの時はこれから大変な一日になろうとは予想だにしていなかった・・・。

夕張の夜は熱く暑く・・・

2010年06月27日 | 健康
ログハウスの店内に楽器が沢山置いてある「Five Pennies」はジャズがもともと大好きな店主、大崎さんのお店。大崎さんはニコニコ笑顔の可愛らしい素敵なマスターだった。

夕張の街に来たのも今回が初めて。札幌から1時間くらいなのに、大自然に溢れて・・・本当に素晴らしい風景。これぞ、北海道だあああ!!とみんなで大喜び。




この日はNYでお世話になったサックス奏者ののこちゃんのご家族や夕張太鼓を勉強している17歳の少年やドラム青年などなど・・・夕張近郊からのお客様が集まり夕張の暑い暑い夜はさらに熱く・・・みんな素敵な歌声をありがとう!

演奏後の打ち上げではなんと、マスターも参加するおじさんバンド(失礼!)が演奏を開始。テケテケテケテケ・・・・と懐かしい曲のオンパレード。夕張の人たちはこよなく音楽を愛しているんだな~としみじみ。夕張よ、元気に復興してくださ~い!!また来年~~~!!!








青春時代に遡って・・・

2010年06月26日 | 健康
8年振りに演奏させてもらった「くう」。ライブハウスなのでとってもデッドな空間にちょっと戸惑い・・・やはり私たちは生音でライブのほうが性に会っているんだなw。

北海道でも老舗のジャズスポットになっているオーナーの山本さんは、その昔エアジンでバイトされていた頃からの知り合い。東京からも渡辺貞男さん、日野さん、浅川マキさん、などなど歴代のジャズメンたちがこのお店で演奏しているだけあって、Pit Innのような緊張が漂っている感じ・・・。

それにしても若いお客様が結構多かったです。今回このツアーの為にいろいろなアドバイスを下さったTKさんもリハーサルから来て下さって本当に大勢の方にお世話になってるな~っと実感。お元気そうで、なによりでした。林栄一さんの紹介で初めて会ったKANI(b)さんご夫妻も最後の片付けまで手伝ってくれて・・・・ああ、北海道の人たちってなんて優しくて大きい人たちが多い事よ・・・(涙)。

そしてなんとも嬉しかったのは、T大学時代の先輩だったSご夫婦との再会。昔から憧れの的だったマドンナのMさんと今では音楽スタジオのオーナーやプロデュースを手がけている旦那様。その頃のアフロヘアは面影もなかったですが・・・w。Mさんは未だに美しくてとても幸せそうなお二人に30年振りにお会いでき、一気に青春が蘇ったのでありました。

ドサ周りしているとこんな再会もあるので本当に嬉しいな。札幌よ、今夜もありがとう!!!いよいよ次は夕張初体験です。どんな所だろう?



武ちゃん寿司最高!

2010年06月25日 | うまいもん関係
快晴になった。30度近くなったので、さすがに木陰を探しつつ散策。ホテルのすぐ横にちっちゃい汚いお寿司やを発見。利樹の嗅覚はこの店を逃さなかった・・・。




のれんをくぐると誰もいない・・・心配になってきたけど、お母さんが出て来て、「あら・・・」「やってますか?」「はい、どうぞ。」と奥から柳屋小さん師匠のような可愛いおじいちゃんが出て来た。生ちらし、生にぎりが750円(7個)也。これが大正解。帰りにはいくらの作り方の指導までうけ、ほたてのひもまで味見させてくれたり、と話が終わらないw。最高でした!!!「うちは回転寿しより安いよ。」本当に、うに、いくら、ほたて、いろいろと握ってもらって10カンコースで1050円。参りました。北海道恐るべし。







日本戦素晴らしかったですね!朝まで観戦し、まさか勝つとは・・・ではっと気がついたけど、決勝リーグが苫小牧のライブの日じゃん!!客入りが突然心配に・・・w。

でもこの日は10時半までにはライブを終わらせ、打ち上げでみんなでサッカーを観ようと思います。ぜひサッカー観たいかたもライブ会場で一緒に盛り上がりましょう!!!

8年前も八尋君とminga3で来た時に日韓ワールドカップの時だったのを思い出す。苫小牧「阿弥陀様」で夜中にブラジル戦を観たのだった。今回もこんな事になるなんて・・・なんかの運命に違いない。とにかくその日は阿弥陀で会いましょう。

今日も札幌の「くう」で素晴らしい出会いが待っている・・・。




札幌の夕焼け

2010年06月25日 | 健康
札幌の豊平川のほとりにある素敵なレストランPinchos。ママドゥ・ローが昨年出会ったオーナーのご夫婦が新しいお店を出してライブを行うのもまだ3回目らしい。ママドゥ・ローの大ファンなので今回も快く引き受けてくださった。

昼過ぎには雨がすっかりあがり、演奏前に外へ出てみるとピンク色の空に一番星とまんまるのお月様。北海道の雄大な夕焼けを眺めながら「最高だね!!」とみんなで喜ぶ。



たった3人なのに、音の響きが良い店内で迫力満点。気持ちよく演奏させていただく事ができました。

私のCDを全て持っている方が「生で聴くのは初めてなので楽しみにしていました!」と声をかけてくださったり、
「初めてなのに、こんなに素晴らしい音楽を体験できて嬉しい!」
「ライブで全曲良い!と思ったのは初めてです。」
「こんな楽しいライブは初めて。なんだか凄いものを観てしまった・・・w。」

などなど、みんな大満足でノリノリ。いやあ、またまた凄かった。私たちこそ、みんなの幸せそうな笑顔が何よりの喜びです。

「聴いた事ないのに、電話でお話した時から、イイに決まってるって思いましたw!絶対また来年も来て下さいね。」

と可愛らしいママともばっちり気があって・・・北海道の人たちの暖かさにまたまた感動してしまった一日だった。

さあ、明日は「くう」です。ここは本格的なライブハウスなのでマイクが使えるので少しは楽かしらんw。歌って踊って楽しんでくださ~い。



小樽の夜

2010年06月24日 | 健康
梅雨がないって聞いてたのに、小樽のライブ寸前から激しい雨・・・にもかかわらず、沢山のお客様が来て下さってほっとする。

オレンジサンシャインは8年前にヤヒロくんとトリオで演奏させてもらって以来だが、オーナーの大ちゃんがパーカッショニストという事もあって、洞窟のような店内の中はパーカッションだらけ。パーカッション大好きな人間にとってはもうパラダイス。全部自分で内装から手がけてしまったというからすごい。小樽港に近いご機嫌なお店です。

可愛い入り口
オレンジ色の洞窟(全部手作り)
パーカッションだらけ!!


今日は地元ミュージシャンの奥野さん(サックス)と羽生ちゃん(ドラム)を加えた5人。羽生ちゃんとは東京で会って以来15年振りだけどちっとも変わらない可愛らしさだけど、ドラムを叩きだすといきなりパワフルでママドゥもびっくり。イイネ、イイネ~!と大喜び。特に古沢良次郎さんの弟子だっただけあって、レゲエもご機嫌。初めてのアフリカンパーカッションとの共演だったそうだが、しっかりしたリズムを叩いて私たちを支えてくれた。

奥野さんとも初めての共演。8年前に演奏した時に奥様と聴きに来て下さっていたようだが、北海道のサックスプレイヤーの中で奥野さんを知らない人はいない。もちろん東京にも時々いらして、アケタの店などで出演する大物ミュージシャンたちともちょこちょこ共演しているそうな。アルト、テナー、ソプラノ、フルート。本来はアルト奏者らしいのだが、今回はテナーも多用してくれました。基礎がきちんとしていて、しかも熱い演奏スタイルが素晴らしい。

北海道のミュージシャンたちのレベルの高さは凄いよ、と話は聞いていましたが。本当に楽しい競演になりました。素晴らしい出会いになってよかったよかった。さあ、札幌に向かいます。Pinchosの開演時間は7時ですのでお間違いなきよう。お待ちしておりま~す。


打ち上げでは奥野さんのご家族も一緒に、みんなで親ばか大会。ママドゥ・ローperは人生初ラーメンに挑戦したり・・・。小樽の夜は更けて行ったのでありました。



小樽到着

2010年06月23日 | 健康
新潟港から小樽港へ到着。朝の4時だから時間をつぶすのが大変だ。こんな時間に到着するフェリーって、誰が必要なんだろうか?もう少し遅く到着するフェリーがあってもいいのに・・・ブツブツ。仕方ないので、展望温泉でゆっくり。さらに展望台までドライブ。





ようやく昼になって、ホテルに隣接した寿司屋がめちゃくちゃ安くて美味しかった。さあ、もう一眠りしよう。(食っちゃ寝ばっかりだw)夜はいよいよオレンジサンシャインでライブですよ~!

これにそうめんまでついて、780円!!ネタがバカウマ!

Dia de padre(父の日)は雪景色。

2010年06月21日 | 家族の日常
アルゼンチンはサッカーの試合がある日は学校を休みにして家で観戦するらしい。テレビのニュースでも「アルゼンチンでは仕事をするならする、サッカー見るなら仕事に来るな!というお達しがでている」と告げていた・・・(汗)。

それでなくてもしょっちゅう休みになる学校なのに先日の日本戦初戦の日は遼介だけ授業を早退させてくれたそうだ。どこまでサッカー好きなんだ(笑)。あんなに悪口叩かれていたマラドーナの人気もきっともの凄い事になっているんだろう。インタビューでリンゴ食べたり、「俺はホモじゃない。だって、今つきあってる彼女は31歳の...」とか余計な事までペラペラしゃべる・・・マラドーナ面白過ぎですw。

昨日は父の日。すっかり冬に突入したリオ・ガジェゴスの町では「雪景色が綺麗。」と写真をアップしていた。本当に地球の裏側なんだな~。気温を見ても毎日零下10度とか...。



そういえば、息子が以前
「こっちの人たちの一番の防寒具ってなんだと思う?『太ること』なんだよね。」
と言っていたっけ。

確かに、みんながっちりした人たちが多い。肉や甘いものを沢山食べて、自然に寒さに強いからだを作り上げているってことか?凄い。しかし、あまり辛いものを食べる習慣がないらしく、ふだんからちょっとでも辛いものがあると「Ryo、気をつけてね!」と注意されるそうだ。寒い国って辛いものを食べたりしないのかしら?暑い国のほうが辛いものを食べる習慣があるのかな?タイ、とかインドとか・・・。

しかし、辛いものが大大大好きな息子は昨日の父の日にカレーを作ったようだ。ジャムやタマネギを飴色になるまで炒めて、かなり甘めのカレーにしたらしい。ヒーヒー言いながら、それでもパパは3杯もおかわりしてくれ、ママは「この料理は美味しいけど、ただ一つ残念なのは辛いことね。」と言ったそうな。日本の食文化を正しい味付けで伝えるのはかなり難しいみたいだね。頑張れ、息子。


さて、昨日の Barrel Houseでのminga4も素晴らしい出来映え(自画自賛ですが)。超難曲「カナビスの輪」も素晴らしかった。mingaツアーもこれで益々楽しみになってきたぞ。

そしていよいよ明日からAndando/北海道ツアーです。初めての新潟~小樽カーフェリーの旅。素敵な出会いが沢山ありますように。美味しいもの一杯食べられますように。