minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

「モロッコで断食」

2009年08月31日 | 映画、本、芝居関係
「ガンジス河でバタフライ」という本が面白いよ、と知人のI氏に教えて頂いてさっそく読んだ。

たかのてるこさんという大阪の女性が大学生になって生まれて初めて一人旅をする旅行記。インドという国へ突然一人で出かけるだけでも勇気がいるのに、さらに死体の浮いたガンジス河でバタフライとは!!ちなみにトシキもNYの「ハドソン河でバタフライ」の人だが・・・(汗)。

これに味を占めた彼女が次に選んだ旅行先はヨーロッパからモロッコまで南下し、砂漠を歩く・・・。この本が上下2冊なのだがめちゃめちゃ面白かったのだ。「ガンジス河~」よりも更に更に内容の濃いものになっていた。『えええ?本当におこった事なの~~?』と思う程、いろいろな事件が次々に起きていろいろな人たちとの交流の中で愛が芽生え・・・???下手な映画やドラマを観るよりも迫力がある。

「何故、人は旅に出たくなるのか・・・。」

様々な国で様々な人たちと出会う。未知な世界へ飛び込んで行く冒険とスリル。一度やったら止められない。全てを明るくあるがままに受け入れるたかのさんの大らかな性格で沢山の人たちと触れ合って行く。言葉が通じなくても心と心が通じ合う。そんな旅の醍醐味をこの本を読むと味わえ、自分も一緒に旅に出かけたような爽快な気分になれる。ああ、私も若いときに一人旅をしてみたかったなあああ・・・とにかくおすすめの本。

モロッコで断食

ベトナムディナー

2009年08月30日 | うまいもん関係
やはりパパイヤサラダはシャキシャキして美味だった。辛さが今イチ足りなかったので、次回はもっと辛くしてみよう。あの辛さは半端じゃないからなあ。ちょっと反省も交えつつ・・レシピをどうぞ。

<うどんでフォー>4人前

骨付とりもも2本(煮込み用/しょうが、ねぎのしっぽ,岩塩(なければ普通の塩)少々)
うどん4人前
もやし 適宜
パクチー(香菜)1束
レモン
ナンプラー

1 たっぷりのお湯(大鍋にだいたい600cc)に骨付もも肉を2本、ねぎのしっぽ、しょうが、岩塩(適宜)を入れ、30分くらい煮込む(長ければ長いほどお肉がクタクタになって美味しい)。
2 1ができたらざるで濾して中鍋に移しておく。鶏肉も骨からはずし、千切りにしておく。
3 人数分のうどんをゆでておく。ゆであがりにもやしを投入。
4 2のスープに塩、ナンプラーで味付け。
5 3のうどんを器に盛り、4をかけ、鶏肉をのせ、最後にクシ切りのレモン、パクチーをのせて完成。
味が薄かったら、塩、ナンプラーをお好みで。(辛いのが好きなら唐辛子系を入れても!)




<パパイヤサラダ>

パパイヤ1/2個
ピーナッツ30粒くらい
レモン 1/2個
にんにく2かけ
三温糖 大さじ1
青唐辛子 2,3本(なければ赤唐辛子)
ナンプラー 大さじ1~2杯

(今回はなかったので入れませんでしたが、干しえび、もやし、インゲンを混ぜた方が絶対美味しいと思う。)

1 パパイヤを半分に切り、中の種を取り出し、青い皮の部分をピーラーで剥く。
2 さらに半分にして、薄くスライス、それを千切りにしておく。
3 ピーナッツを細かく砕き、にんにくもみじん切り。青唐辛子も細かくみじん切り。
4 ボウルにナンプラー、砂糖、レモン、にんにくを入れて味を整え最後に2、3を入れて混ぜれば完成。(写真では別にオリーブ、バジルのトマトサラダを並べてあります。)

ちょっとパンチが足りない感じだったので、お好みで赤唐辛子、ナンプラーなどで調節してください。しんなりと味がなじんでもシャキシャキ感は残って美味しいです。

おまけ/デザート<ココナッツシャーベット> 改訂版

ココナッツ1/2缶
氷(ココナッツの量より少し多め)
ミルク(あれば豆乳)少々
砂糖(三温糖)
レモン(さっぱり系が好きな人はお好みで)
ミントの葉

1 あらかじめ、ココナッツの缶詰1缶を中身を出してジップロックなどに入れ替え、冷凍庫で凍らせておく。
2 ミキサーに氷を入れ、1とミルク(これは少量)、砂糖を入れて混ぜる。このときにあまり撹拌しすぎず、ちょっとだけミキサーにかけるとシャーベット状態になって美味しい。私は今回、撹拌しすぎて、ただのココナッツジュースになってしまったので、ご注意を。
3 できあがりにミントの葉っぱを入れ、レモンをしぼって完成。

この氷がポイントのようです。

こんな日はエスニック料理!

2009年08月30日 | うまいもん関係
どんよりした日曜。選挙だけど入れたい政党も入れたい人もいない。困った・・・。誰に入れても代り映えしないもんなあ。と思いつつ霧雨の中、小学校へ投票に。毎回思うけど、裁判官の信任なんて名前も顔もわからないのになぜやるのか?せめて短いプロフィールや担当した事件や裁判官の写真などがあれば判断もしやすいのに、あれでは「適当に判断してくれ」と言わんばかり。不親切すぎるぞ、日本政府。

悶々とした日々が続いているのでこういう時は料理に力を入れよう。といっても、別に大した料理を作るのではないですがw。

八百屋に行くと青いパパイヤが・・・。うどんでフォーを作ろうと思っていたので、サイドデッシュにベトナム料理の定番、パパイヤサラダに挑戦してみっか、と手に取った。

「あの~、これってサラダにするパパイヤでしょ?作り方教えてもらえますか?」
と店員の女の子に尋ねると
「ええ・・・私にはちょっと・・・。今、生鮮食品の係のものがいないので・・・(汗)。」
「じゃあ、いいです。」帰ってからネットで調べよう、ととりあえず買ってしまう。一個298円也。

めずらしい食材を勝手に料理してみるのってワクワクする。息子が「あ、大好きなパパイヤサラダを作るのか。あの味付けが問題だぞ。」う~~~ん、頑張ってみよう。成功したらここでも紹介します。何も書かなかったら・・・という事です(つづく・・・かも)。

パパイヤを半分に割ったところ。中には白いつぶつぶのが詰まっていた。かわいい~。

安かろう悪かろう?!

2009年08月28日 | ライブとミュージシャンたち
すっかり秋の気配が漂う季節になってしまった・・・と思いきやまた残暑に逆戻りするそうですが、快晴には違いない。そんな爽やかな日は、国立へ出かけませんか(という訳で宣伝です)?国立No Trunksで新澤健一郎p氏と永田利樹とトリオで、チャージは無料。カンパ制ライブです。ぜひぜひいらしてくださ~~~い。

昨日は久しぶりにR太が我が家に。息子のアルゼンチン用にとサックス(通販で買ったもの)を持って来てくれた。銀色のアルトサックス。ケースや練習用ソフトケースまでついている!ありがとう(涙)。

「一度修理してくれないか、って楽器屋に持って行ったんだけど・・・これはだめですね。って断られた。」

といういわくつき。それでもなんでも、とりあえず使えたら使って下さい。ってくれたんだけど・・・。

よくみたら、中国製で、読みにくいけどおそらくKaentnerという刻印。ネットオークションでよく見る「ケルトナー、アルトサックス新品38000円超美品!ハードケース、リード、マウスピース、白手袋、ストラップ、掃除用具、教則本、豪華7点セット付き」ってやつだな。(でも白手袋って一体・・・?)

台湾製のマルカートっていうのはそれほど悪くないって聞いていたのだが、このメーカーを見たのは初めて。それなりにずっしりと重く、銀色に光っている・・・(汗)。まず、持参のマウスピースを取り付けてみようとネック部分に差し込もうとしたら、ネックに巻いてあるコルクがバリバリっと音をたてて破れた。ひえ~。とりあえず接着剤でネックにコルクを貼って補修したが、それでもまだ乾燥しすぎて割れてくるのでさらに糸でぐるぐると縛る。なんとかずらしながらもマウスピースをはめてみる事に成功。でもでも・・・私が吹いてもちゃんと音が出ない。息子が吹くとそれなりに一応音が出た。なんでだ~???

かなりの量で毎日のように同じ品物が売買されているのだが、これを買ったサックス入門者たちは泣いているんだろうな・・・『ああ、サックスって難しい楽器、音がぜんぜん鳴りません!』って。可哀想に。間違いなく楽器のせいなのに。決して安い買い物じゃないのに(怒)。初心者の方々、くれぐれもこういう楽器をだまされて買わないように!!と声を大にして言いたい。ま、楽器をネットで購入するという事自体が間違っているけど。

「大きな粗大ゴミですかね、煮ようと焼こうと好きにしてください。」

う~~~ん、せっかくもらったものだしなあ。これなら盗まれても悔しくないかもしれないが・・・アルゼンチンに持って行くかどうか、思案のしどころ。

崔新作「カムイ外伝」

2009年08月25日 | 映画、本、芝居関係
崔洋一監督の最新作「カムイ伝」の試写会に息子たちと観に行って来た。久しぶりにお会いした崔さん、いくらか昔より太られた感じw。よみうりホールは若い人たちでいっぱいだった。

崔「いやあ、元気ですか?ライブになかなか伺えなくてすいません!」

崔監督とは15年くらい昔に一度彼の「襲撃」というVシネマの音楽を担当させて頂いた事があり、それ以後も時々ライブに来てくださった。息子が産まれてからはずっとご無沙汰だった。

映画素人なのに生意気な私の意見を黙って笑顔で受け入れて下さったり、高価なタイムウォッチをプレゼントしてくれたり、とても優しい監督だった。

「さっちゃん、このシーンではバラッドの曲が欲しいんだけど」と昔のマンションに打ち合わせがてら訪ねてくれた時に畳に正座して
「こんな曲ですが・・・。」と言って、ピアニカで演奏した(苦笑)。(その頃はPCとかピアノなどがなかったので・・・)
「いやあ、初めてだな~、こんな風に音楽を聴かされたのは!」と苦笑い。そんな崔さんと久しぶりに再会できてうれしかった。

映画については・・・現代版チャンバラ映画です。小林薫さんが良い味出していたなあ。日本映画を支えて行くのは私たち日本人。音楽もそうだけど、観客あっての芸術です。一人でも多くの方が足を運んでくれる事を祈っています。

「ハリーポッターが観て~」と言っていた息子だが、見終わって「インタビューに答えていただけますか?」などとTVCMのお姉さんに声をかけられ・・・?「とんでもない!」って断ると思いきや「ハイ、いいですよ~。」

「カムイ伝という漫画は読んだ事がありませんが、ぜひ読んでみたくなりました。主役はやはり松山ケンイチしかいないんじゃないですか。」

堂々と友人と2人で答えていてびっくり・・・AFSオリエンテーションから帰って来た息子は少しづつ変化しているのかしらん?

カムイ外伝

「わらのごはん」

2009年08月24日 | うまいもん関係
もうひとつ、尾瀬のMちゃんから教えてもらった料理本。「わら」という岡山で民宿をなさっているご夫婦の本なのですが、料理から、その宿を開く理由、家族の事など読み物としても面白い本だった。

季節の野菜を「重ね煮」を基本にして料理する方法。初めて耳にしたけど、重ねる順番は以下のように。その順番で重ねて煮るとほとんど水も使わずに素材どうしの旨味がでてくる。



Mちゃんもその「重ね煮」に挑戦して私たちにトマトと夏野菜スパゲティを作ってくれたのだが、本当に美味しかった。基本は土より下にできるもの(じゃがいも、大根の白い部分、etc)を陽、土の上にできるもの(きゅうり、トマト、葉もの)は陰、陰は体を冷やし、陽は体を暖める。重ね煮の時は陰(土より上にできるもの)を下に、陽(土より下にできるもの)を上にする。

他にも美味しそうな料理が沢山載っていたのでぜひいつかこの本をゲットしたい・・・でも、3000円はちと高いなあ。

わらのごはん


みょうがの保存食

2009年08月23日 | うまいもん関係
尾瀬や岡崎へ行く度に野菜の美味しさを再発見して帰って来るが、今回もまたいろいろと目からウロコの料理法などを教えてもらって来た。ここでも追々紹介していきたいと思う。忘れなければ・・・。

みょうがって頭が良くなる、って言われて小さい頃から大好きで食べていたけど東京では「みょうが」が3つで120円くらい。特に今年の夏は何故か高い気がする。

「みょうがが余って仕方ないから持って行ってください。」なんて贅沢な!!!農家の人たちはふんだんにある野菜を上手に保存食を作る。みょうがも東京にいたらちょっと贅沢すぎて作れないと思うけど、今回は山ほどもらったので、美味しい保存食の作り方を聞いてさっそく試してみる事に。

1みょうがをざくざくと切り、紫蘇、青唐辛子(赤でもOK)のみじん切りと一緒に容器(タッパーや瓶など)に入れておく。
2めんつゆ(なければ醤油、みりん、だし)を沸騰させ、それを1にじゃっとかける。

これだけですが、冷まして冷蔵庫に入れれば、常備菜としていつでも使える。もちろん、そのまま酒のつまみとして、また冷や奴にかけたり、チャーハンを作る時に混ぜてもいいし、大根サラダの上にかけて昨日は食べたら美味しかった~。

トマトのサラダ(これも美味しいオリーブ油と塩、バジル,にんにくであえるという非常にシンプルなもの)に続くヒットです。ぜひお試しください。


尾瀬天国

2009年08月22日 | 
尾瀬から帰ってきた途端、蒸し蒸し・・・まだまだ東京は残暑かああああ。10度も温度差があるなんて凄いな、標高差って。

とにかく現実にもどされた私たちは息子の留学オリエンテーションに行って来たが、天中殺のように最悪な事が重なった。天国から戻ったらいきなりこれかい?とギャップが大きすぎるが、まあ、めげずに頑張ろう(涙)。

天国での2日目は見事に快晴。それ、滝で泳ぐぞ~、と張り切って行った親子3人だったが川の水量が去年よりも多い。滝の下で滝行ごっこをやれたのが嘘のように、水も冷たくて、滝のそばまで行けそうもない。それでも水好きの利樹は頑張ってひと泳ぎ。それも10秒ほどですぐにリタイア。冷ええエエ、冷たい!とばかりに諦める。氷水やハドソン川(どぶ川)でも泳ぐ強者だったのに・・・残念。


これ以上は行けないな~!

ゆうら木舎に立寄り沢山の夏野菜を戴き、夕方からは仲間たちも集まってバーベキュー。今週末にゆうら木舎で結婚パーティを開く事になっているDちゃんカップルもやってきたので、Loving Youをプレゼント。もちろん、尾瀬の仲間に捧げた「Harvest Song」さらに息子のテナーも加わって急遽「子供たちをよろしく」を次々と演奏。鈴虫のバックコーラス、満点の星空と森
に囲まれ、生音が山々こだまして本当に気持ち良いコンサートになった(と自己満足)。Dちゃん、Yちゃん、お幸せに~~~!!!

尾瀬トリオ

尾瀬は・・・もう秋

2009年08月19日 | 家族の日常
昨日が留学手続きの締め切り。朝から医者の健康診断書をもらいに、学校へは校長のハンコを頂きに、おまけに面接官の家庭訪問なんかもあってパニックだった(汗)。

今日から親子3人で尾瀬での夏休み。息子と一緒に過ごせる時期がどんどんと少なくなっていくにつれて、この唯一の夏休みはとても貴重に思える。
川遊びをしようとはりきって水着などを持って出かけたのに、沼田に降りたらいきなり涼しい。

「お盆が過ぎたらすっかり秋になってました~。」と友人のMちゃん。

先月来た時は隣のロッジでは社会人ビッグバンドの合宿で生演奏付きバーベキューを楽しむ事ができたけど、今回はとても静か。高原ホテル向かいの芝生ではじじばばの団体が楽しそうにゲートボールしていた・・・。

「ゲートボール、ではなくて、グランドゴルフっていう競技なんです。」

ゴルフとゲートボールの中間のような競技で、この高原ホテル前の競技場は認定されたちゃんとしたものでじじばばたちが団体でこの競技をやるために大型バスで乗り込んでくるそうだ。ふ~~ん、なんか面白そう。機会があればちょっとやってみたい。

さあて、ペルセウス座流星群のなごりが見られるだろうか・・・。のんびり温泉三昧してきま~す。



白い空間@千駄ヶ谷

2009年08月17日 | ライブとミュージシャンたち
千駄ヶ谷と言えば、私にとって初めてのアルバイトに通った思い出の場所。神宮球場も近いけど、いつも千駄ヶ谷を素通りして、信濃町で下車するので「千駄ヶ谷」に来るのは本当に久しぶり。一昨日もりべるての人たちとは25年振りという快挙で「よくお互い生きていたなあ」って思ったけど・・・この頃は、10年振り、なんてあっという間。時間の感覚がどんどんなくなっていく・・・・あああああ。

お盆休みなので人気もまばら。お店も閉まっている所が多いのか、静けさすら漂う上品な街並。ああ、ピーターキャットはこの近くだったな~、などと懐かしさで駅前を散策。しかし、昔を思い出すような場所はひとつもなく、新しくて綺麗なドトールへ入ってホットチリドックを頬張る。古くからあるドトールは煙草臭くて思わず立ち去りたくなる事があるが、ここはご機嫌。

さて、「Loop Line」というお店は新宿のロック小屋「ウルガ」の坂本さんの息子さんが経営しているお店。地下へ降りて行くと、白い壁に木の床、カウンターがあって客席は応接間のように生成りのソファーが置いてある。なんだか居心地の良いお家に招待されたような雰囲気。

壁に映像を写しながら演奏したりしてもきっと楽しそうだなあ。などといろいろなアイデアが浮かぶ素敵な空間で、思い切り生音を堪能。お盆にも拘わらず、いらしてくれたお客様、本当にありがとうございました。パリから来日している大門さんも浴衣姿で来て下さって、凛々のママや常連の方達と・・・まるでホームパーティのようだった。