minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

芳雄さんちのお餅つき

2005年12月29日 | 家族の日常
 12月28日といえば毎年恒例の原田家お餅つき。遼介と姪っ子&甥っ子の4人で行ってきた。遼介が生まれてから殆ど毎年行ってるので、行かないとなんとなく落ち着かない・・・これは縁起物ですからね、と思っている同じような人たちがぞろぞろと集まってきて深夜(殆ど朝)まで宴会は行われているが、さすがに子連れで深夜までいる訳にはいかないので、昼間にちょこっと行ってお餅をついて、おでんとツキタテのお餅を戴いてささっと帰る。毎年このパターンだ。
 初めて行ったとき(まだ遼介が生まれる前)は深夜、仕事帰りで寄ったのだが、まず玄関の靴の山に驚きつつ、入り口の娘の部屋(荷物部屋になっている)でウズタカク積まれているコートやバックの上に自分の荷物をのせ、居間に入ると人、人、人。背中をかきわけて空いているスペースをみつけ、やっとお酒やおいしいおでんにありついてほっと一息という感じだった。ふと見渡すとまわりは殆どべろべろ状態。お手洗いと間違えてお台所に迷い込んだ途端、テーブルを囲んでいる人たちが一斉にこっちをジロッ、しかし何事もなかったかのように会話が再開・・・なんとその鋭い目つきは安岡力也と桃井かおりと内田裕也だった、というこわ~い思い出も。だから子連れは昼間に限る。これでまた来年もよい年が迎えられそうで~す。ご馳走さまでした~!

大泉学園In F

2005年12月27日 | ライブとミュージシャンたち
 今年も残すところあとわずか。今月はずいぶん働いたので正月のお年玉代は稼いだぞ。お天気も東京は快晴続きで気分は最高。しかし毎晩遅いので起きるとすぐ夕方・・・ああ、大掃除もしなくちゃいけないのに。
 さて、昨日のライブはお琴の竹澤悦子さん(なんとETと呼ばれていた。)のお招きで大泉学園In F。ここはおでんのおいしい居酒屋というキャッチフレーズで、マスターの書斎でちょっと演奏するわね、って感じのアットホームなお店。エッちゃんとは中野にある愛生学園という障害者の寮でボランティアを一緒にやっている仲だけど、演奏自体は井上敬三先生(ts,坂田明氏の師匠)が亡くなる寸前のライブと追悼のライブでちょこっと共演させて頂いたくらいなので、きちんと演奏するのは初めて。お琴だけでなく、笙(しょう)や三味線まで巧みにあやつり、和楽器の広がりのある音でサックスやベースとのコラボレーションがとても面白かった。久々におおたか静流voの乱入もあって楽しいひとときをお客様と一緒に・・・まるで忘年会だったな(笑)。来てくれたお客様も「贅沢なホームパーティみたい。」って喜んでくれてたし。
 ライブ終了後はマスターがお酒やおつまみを次々に出してくれ、全員帰ったあとに<利樹vsマスター>の将棋対決になってしまったけど、マスターは酔っぱらいながら利樹に完勝。気持ちよ~く見送ってくれました。また来年!ライブも残すところあと一本。

六本木の夜

2005年12月24日 | ライブとミュージシャンたち
 今日(もう昨日だけど)は原田喧太のライブで六本木アルフィーに行ってきました。アルフィーはジャズの老舗、故日野元彦氏(dr)の奥様のお店で有名ですが、私は初めて!しかも今日のバンドはギンギンのロック。凄いなあ。初めてのジャズクラブでハードロックのバンドでゲスト出演させていただいて・・・。喧太に感謝。
 ジミヘンのパープルヘイズやLittleWing、もう音量がでかくて自分の音はさっぱりだったけど、エネルギー溢れる楽しいライブでした。たまにはいいよね。こんなのも。

 六本木のクリスマスだから結構賑わっていました。でもイルミネーション見る暇がなかった、残念。(だからこの写真は私が撮影したものではありません。無断転用お許しを!)しかも最終の地下鉄に乗り遅れ、恵比寿まで行くはめになったのだけど、なんと電車の中で二胡奏者で一度ご一緒した事のある、程農化さんとばったり!なんと、今日は彼のお誕生日だ、というので思わず自分のCDをプレゼントしちゃった。彼はEXILEのゲストで日本ツアーを終えたばかり、とおっしゃってました。なかなか売れっ子で忙しそうだけど、来年はぜひセッションしましょう、と約束して別れました。またまた出会いが生まれた楽しい一日でした。程さんのHP

アマラ・カマラ

2005年12月23日 | ライブとミュージシャンたち
 アマラのレコーディングに行ってきました。彼はギニア出身のダンサー&ボーカル。先日行われた、アブドゥ・バイファル/ダンスリサイタルにも出演していて、2人で華麗なダンスを披露してくれた。日本人の奥様と一緒になって6年だという、日本通のアフリカン。でも国籍は今でもギニアだそうだ。 
 セネガル、シエラレオネ、ガーナに続き、今度はギニア。ここ2、3年でずいぶんアフリカのミュージシャンたちと知り合ったものだ。いつの間にこんなにアフリカの人たち(特にミュージシャン)が集まってきたのだろう。10年前にNYで起こっていた事が今、ここ東京で新たな形で始まっているような不思議な感じがする。

 さて、レコーディングだがアマラの作曲する歌と声はとっても優しい。意味(スス語)はわからないけれど、心にじーんってくる曲が多い。彼はもともとモスリムだけど、小さな頃から一人で世界を渡り歩くうちに、本当の神様ってなんだろう、って疑問を抱くようになったのだそうな。今もモスリムだけど、時々豚も食べるし、お酒は毎日でも飲むらしい。(しかもお父さんはギニアでお酒を造る会社にいたそうだ!)「モダン・モスリムね。」って笑うお茶目な奴だ。

 今年の夏にやってきた、エピゾ・バングーラのコラ(アフリカのギター)とマリンバ、ジャンベの素晴らしい演奏も入っている。一緒に演奏したとき、なんて美しい音色だろう、って感激したコラ。癒される音なんだなあ。いいのか?私のサックスが入っても???と思いながらも気持ちよ~く吹かせていただきました。
 そしてなんといってもこのCDの圧巻は女性ボーカルの○●ちゃん。(あ、名前ど忘れ・・・。)ギニアから日本で歌うためにやってきた女の子。サリフ・ケイタとかユッスー・ンドゥールとかアフリカの歌手っていうとどうも男性ボーカルが多いようだが、彼女の声はのびやかで艶やか。インパクト大。絶対これはイケルぞ!と確信しつつ家路についたのでありました。ぜひCDが完成した暁には御聴き下さい。

新宿の星「マレンコフさん」

2005年12月21日 | ライブとミュージシャンたち
 新宿職安通り「ウルガ」でのライブ。tsの音川君をゲストに迎え、コスマス・カピッツァper、永田と私の4人。即興好きのコアなお客さんが来るので、ついついしょっぱなから飛ばし気味になる(苦笑)。コスマスはスティックを一曲目からいきなりボキリと折ってしまったようだ。よかった~、ささらなくて!ドシャメシャ、グアン、バキッ・・・2セット目は詩を朗読する飛び入りゲストまで乱入、年末を飾るにふさわしい(?)ライブでした。それにしても、音川君ってものすごく若い人だと思っていたら私より一つ下なだけ、と知って愕然・・・。しかも、私が若い頃に山口真文tsさんのサックス教室に遊びに行って[Green Dolphin Street]を吹かされた事があったのだけど、その場に生徒としていたんだという事も知って2度びっくり。ジャズの世界は狭いなあ。

 終わってから、近所の凛凛というお店で軽くうちあげ。このお店のママにはずいぶんお世話になっているので、ウルガで終わるとたいていは立ち寄るお店です。昔ながらの新宿の飲み屋、おいしいおつまみが次から次へ現れ、運転で飲めない私をほったらかしで利樹はがんがんに飲みまくって気持ちよさそう。くっそ~。とそこへギターを担いだおじいさんが入ってきた。「彼が有名なマレンコフだよ。」とお客さんから教えてもらう。流しのギター弾きで彼をしらない人はいない、という位有名な方だそうだ。リクエストをすると持っている本のページまで即答し、伴奏を始める。1000頁以上ある分厚い本なのにページ数までお客に教えるなんて、神業としか言いようがない。「何年この世界でやっていらっしゃるんですか?」「昭和29年からずーっとやってるんですよ。」昭和歌謡の生き字引のような人だった。調子にのった利樹は「Love is over」を歌い、まるでフリーのセッションのようだった。ついでに私も「りんごの歌」を歌わせていただきました。ありがとう。恐るべし、マレンコフ!新宿万歳!

ついていけない街

2005年12月18日 | 映画、本、芝居関係
 今日から公開の映画「EXILS/愛より強い旅」を観る為に渋谷に出かけた。渋谷、六本木は年に2、3度しか行かない街。今日は時間があったのでちょっと久々に街を散策するか、って意気込んで行ってみたが・・・。
 池袋からたった3つめ、というので埼京線に乗ってしまったのが大失敗。降りた駅はまったく知らない街って感じで『ここはどこでしょう?』と思わず駅員さんに質問してしまった(カッチョワル~)。てな訳で時間を短縮したつもりが大幅に15分も歩くはめになる(とほほ)。やっと街が見えて来たので、そもまま渋谷HMVに向かった。人、人、人・・・平気で体をぶつけてくる若い女、どこ見てんのよ~、と女の子の顔をみたら・・・携帯見てた。あまりの人の多さ(しかも無神経な奴ら)に目眩がしそうになりつつ、やっとHMVにたどりつくとジャズのコーナーは一番上の階。虐げられてますね、ジャズは。それでもお客さんが結構いるからさすがは渋谷。池袋では殆ど寄り付かないよ、ジャズコーナー。私はまず行かないもん。自分のコーナーがあったら嬉しいけど、なかったときは寂しいし・・・(弱気)。でもでもジャズコーナーのTV画面に私の226のDVDがばんばん流れているではないか。やあ、ありがとうございます。これもひとえに○子ちゃんのお陰です。あなたも渋谷HMVにお立寄の際はぜひ6Fのジャズコーナーへどうぞ。と嬉しさのあまり、調子にのって宣伝してしまったが、DVDが売れてくれるといいなあ、と祈る私。しかも、前から頼んでおいたCD「マイルス・デイビスOlympia 1960」2枚組(たった1500円とは!)が入荷されていたので買ってきました。このコルトレーン、私の生まれた年の演奏なんだけどもう怪物。誰も近寄れませんって感じです。音質も悪くないしこのCDは買ってよかった~(買ってすぐに2回も聴いている)。コルトレーンファンにはたまりませんね。お薦めの一枚です。

 ああ、やっと映画館にたどり着いた。寄り道が長かったなあ。まだ映画開始まで30分以上もある。しかし入り口で整理券と変えてもらい、初日プレゼントに缶チューハイなんぞも頂いちゃって、もう街を散策する元気はすっかり失せていた。
 トニーガトリフの映画って「VENGO」のときにも冒頭のシーンでやられた~、ってきちゃうんだけど(10回も見てしまった)この映画も冒頭のシーン,音楽と画面がすっご~くセクシー。ま、これから観る人もいるのであまり多くは語りたくありませんが、お薦めの映画です、やっぱり。トニーガトリフが音楽の詩や曲を作っているようなので、またまたびっくりです。見た事のない太鼓が何種類も登場するし、映像の美しさ、ジプシー音楽っていつも刺激的。
 それにしても渋谷はもう行きたくない。池袋でいいや、私は。

何度も観たい映画

2005年12月15日 | 映画、本、芝居関係
 引き続き映画の話で恐縮ですが、友人からDVDを貸してもらった。秀逸だった映画が「Amores Perros/アモーレスペロス」というメキシコ映画。こういう映画ならDVDで買ってもいいなあ。だって何度も観たくなるんだもん。凄~く複雑に人物が絡んでいるのでもう一度観たらきっとまた違った発見がありそうだ。「Vengo」のときは音楽があまりに素敵だったから音楽の部分を何度も観てしまったけど、なかなかDVDって買わないもんなあ。自分のDVDもあんまし売れてないし・・・って関係ないけど。でも本当に良い映画はきちんと映画館で観たい。ライブと一緒だな。この監督は(名前が長過ぎて覚えられない)昨年くらいに話題になった「21g」の監督らしい。さっそく「21g」も借りてこようっと。無性に映画が観たくなっている一週間でした。

一番今、観たい映画

2005年12月14日 | 映画、本、芝居関係
 一日ゆっくり寝させてもらったお陰で熱もすっかり下がり、吉祥寺へ。今年最後のサムタイム。そしてピアノの黒ちゃんとは3ヶ月ぶりだった。サムタイムは3セットもあるので、体調が悪いと大変しんどいのだ。1セット目は体があたたまっていない感じでまったく予期せぬミスが・・・。ときどきやっちゃうんだよなあ、私って絶対音感ないもんだから、平気で知らないキーで始めてしまってみんなが「・・・?」と一瞬つまる。それに気づいたけど修正がきかない。ごめんね~、大変失礼しました。とほほの連続。やっぱりウォーミングアップって必要だな。これからはやっぱりリハーサルしよう。新曲も増やさねば!と一年の締めくくりのサムタイムは反省の多い一日だった。でも高校時代の友人が先月に引き続き来てくれたり、中学時代の友人がかけつけてくれたのは本当に嬉しかった。お客様から力を与えられて生きているような気がする。これからもがんばるぞ~。

 話はかわって、今一番観たい映画がある。今週末から渋谷シネ・アミューズでやる、トニー・ガトリフ監督「愛より強い旅」。この監督の映画はヒターノ(ジプシー)をテーマにした音楽も映像もスンバラしいものばかり。この12/17だけ、オールナイトで彼の3作品を上映するらしい。(「僕のスウィング」『ガッジョ・ディーロ」「ベンゴ」だ!)うーん、どれも観たい作品ばかり。特に「ベンゴ」という映画に感動してその中の曲をレパートリーにしたりしている。今度の映画もパリ、アンダルシア、モロッコ、アルジェリアが舞台のロードムービー。音楽も良さそう・・・やはりジプシーに対する憧れがあるようだ、私には。音楽を求め彷徨う映画で「キューバ・フェリス」という映画も凄かった(誰の作品か忘れてしまったけど)。とにかくキューバもスペインも行ったことのない国だけど、楽器一本持っていつか旅してみたい。

Minga at OPEN

2005年12月12日 | ライブとミュージシャンたち
  ついに風邪ひいてしまった。昨日のライブのあと、沢山の人たちが我が家に集まって朝6時まで飲んでしまったのがたたってしまったようだ。とほほ。
 昨日はミンガの2005年版ラストライブ。忘年会シーズンでしかも道路が混雑していてなかなかたどりつかないメンバーにやきもきしながら、久しぶりのオリジナルをリハーサルの時間のないまま無理矢理やらせてしまったのだが、みんな動物的感(?)が異常に発達しているのか、なんなくこなしてしまう。本当に凄いなあ。新澤君なんて、まだ一緒に演奏するようになったのは9月からなのに、もう何年も一緒に演奏していたかのように素晴らしいプレイをしてくれる。コスマスやテテも実に楽しそう。寒い中、遠くからかけつけてくれた友人たちにも感謝。昨日のお客さんたちは殆どが私のサックス教室の生徒たちだったけど(苦笑)。
 毎回毎回、『オープン』は店員たちがノリノリで気持ちよく演奏させて頂いているのだけど、今回も賑やかに締めくくることができた。また来年も面白いライブを3回くらい企画したい。来年もぜひ来て下さいね。

 それにしても壊れたトランペットを持ってきて「あんた、うまいねえ。こんど俺とバンドやらない?」「バンド組んでるんですか?」「いいや、俺一人だけど。」と言い切った太ったおじさんは一体誰だったのだろう...?微熱は続く・・・。
 

アブドゥリサイタル

2005年12月11日 | ライブとミュージシャンたち
 忘年会シーズン到来。昨日、私は中学3年のときのクラス会。池袋で集合なんていうもんだから、地元の私は頑張って宴会場をキープしました。なかなかとれなかったんだから。懐かしい友人と楽しいひとときを過ごした。そして今日はアブドゥ・バイファルのダンス発表会で目黒区民センターに行ってきました。ここって大学のバンドで演奏した以来だから??十年振りだわ。

 ワガンやアブドぅに会うのは久しぶり。そう、尾瀬キャンプ以来だ。それにアブー、アマラ・カマラ、ボガにユッスー・・・etc.西アフリカ勢揃いって感じ!客席にはジャセまで来ている。顔と名前が一致してくるなんぞ、私もすっかりアフリカ通だな、こりゃ。アブー・ケンプカマラとは今度バンドに誘われているので来年から活動する予定。そしてアマラのCDのレコーディングも来週頼まれている。なんだかやたらにアフリカン。嬉し~い!

 アブドゥのダンスをたっぷり堪能。でも2年前にやったリサイタルの方が長かったような・・・、もっともっと見たい、と思いつつ目黒区民センターをあとにしたのでした。明日は新宿OPENで久々のミンガで~す。