昨日は久しぶりにぺーぱーむーん。いつものようにピンガ2杯飲むと頭がくらくらしてきたので、まだまだ飲みたそうなトシキを置いて、店を後にした。途中何度自転車から降りてしゃがみこもうかと思ったけど・・・無事帰宅。
喘息パッチのおかげで少しだけお酒がまた飲めるようになってきた。これは体にいい事なのか、悪い事なのか・・・。ま、2杯でベロベロになるのだから、可愛いもんですけど。
ペーパームーンの壁にピアソラの写真が貼ってある。
「ゼロ・アワー」というレコードで世界中に一気に知れ渡ったピアソラだが、それを作ったキップ・ハンラハン(アメリカンクラーベ/プロデューサー&パーカッショニスト)が高見氏に連れられて、やってきた事があった。店主のいっきさんはキップのレコードをほとんど持っているが、彼のレコードをかけた途端に苦笑い。同席していた私に向かって・・・「君もミュージシャンなら、自分のレコードをかけられるとゆっくりお酒が飲めなくなる気持ちわかるだろう?」
この言葉にひるむ事なく、いっきさんは次に「ゼロ・アワー」をかけながら、キップに「壁にサインしてくれないかな?」と頼んだ。
このレコードにキップは強く反応したのだった。そして、壁に貼ってあるピアソラの写真に近づいて行き・・・「ああ、最後まで仲直りできずにあいつは死んでしまったんだ。それが心残りなんだよ。」そうつぶやきながらピアソラの笑顔で見上げたおでこのあたりにさささっと名前を書いた・・・。ぺーぱーむーんに行った際はぜひこの写真とキップのサインに注目してみてください。
ピアソラはパリで現代音楽の作曲家になりたかったとか。そこで先生に「あなたにはアルゼンチンタンゴというものがあるのだから、それを活かしてはどうか。」とアドバイスを受けたらしい。
本当にピアソラの曲はクラシックはもちろん、フリージャズに至るあらゆる音楽の要素が詰まっている。作曲家としてもとても優れている。しかし、古いタンゴファンからすれば「ピアソラの音楽なんて許せん!」という人たちも沢山いる。私たちがブエノスアイレスで乗ったタクシーの運転手もそんな事を熱く語っていたっけ。
「それでもなんでも凄いのは、あのピアソラの音楽で踊れるってことだよね。」といっきさん。
ピアソラの曲にはドラマがある。そして、途中で変拍子になったり、フリーになったり、様々な展開が待ち受ける。これが私に撮っては面白くてたまらないのだ。
ブエノスアイレスで完成されたタンゴ・ショーを観た時、タンゴって今はこんな事になっているの?というくらいストーリーと音楽の多様化に驚いた。そして殆どの曲がピアソラだった。ディズニーランドのような洗練されたショーだった。昔のタンゴを愛する人たちからは不評らしいが・・・。
そして、ショーの仕事を終えたミュージシャンたちは、夜中にタンゴカフェでタンゴのジャムセッションを行って、そこでまた新たなタンゴの世界を垣間見る事ができたのだった。タンゴの世界もどんどん進化し続けているのだ。
トシキの師匠、Pablo Motta氏主催のジャムセッション。沢山のタンゴミュージシャンたちが入れ替わり立ち代わり演奏。Oblivionが突然3拍子で始まって知らないうちに4拍子になったりしていた。
そんなわけで、最近ピアソラの曲を多数とりあげていますが、明日のエアジンでも新曲を披露いたします。minga版ピアソラをどうぞ楽しみにしていてください。
横浜エアジンでminga5初登場となります。皆様のお越しをお待ちしております。
喘息パッチのおかげで少しだけお酒がまた飲めるようになってきた。これは体にいい事なのか、悪い事なのか・・・。ま、2杯でベロベロになるのだから、可愛いもんですけど。
ペーパームーンの壁にピアソラの写真が貼ってある。
「ゼロ・アワー」というレコードで世界中に一気に知れ渡ったピアソラだが、それを作ったキップ・ハンラハン(アメリカンクラーベ/プロデューサー&パーカッショニスト)が高見氏に連れられて、やってきた事があった。店主のいっきさんはキップのレコードをほとんど持っているが、彼のレコードをかけた途端に苦笑い。同席していた私に向かって・・・「君もミュージシャンなら、自分のレコードをかけられるとゆっくりお酒が飲めなくなる気持ちわかるだろう?」
この言葉にひるむ事なく、いっきさんは次に「ゼロ・アワー」をかけながら、キップに「壁にサインしてくれないかな?」と頼んだ。
このレコードにキップは強く反応したのだった。そして、壁に貼ってあるピアソラの写真に近づいて行き・・・「ああ、最後まで仲直りできずにあいつは死んでしまったんだ。それが心残りなんだよ。」そうつぶやきながらピアソラの笑顔で見上げたおでこのあたりにさささっと名前を書いた・・・。ぺーぱーむーんに行った際はぜひこの写真とキップのサインに注目してみてください。
ピアソラはパリで現代音楽の作曲家になりたかったとか。そこで先生に「あなたにはアルゼンチンタンゴというものがあるのだから、それを活かしてはどうか。」とアドバイスを受けたらしい。
本当にピアソラの曲はクラシックはもちろん、フリージャズに至るあらゆる音楽の要素が詰まっている。作曲家としてもとても優れている。しかし、古いタンゴファンからすれば「ピアソラの音楽なんて許せん!」という人たちも沢山いる。私たちがブエノスアイレスで乗ったタクシーの運転手もそんな事を熱く語っていたっけ。
「それでもなんでも凄いのは、あのピアソラの音楽で踊れるってことだよね。」といっきさん。
ピアソラの曲にはドラマがある。そして、途中で変拍子になったり、フリーになったり、様々な展開が待ち受ける。これが私に撮っては面白くてたまらないのだ。
ブエノスアイレスで完成されたタンゴ・ショーを観た時、タンゴって今はこんな事になっているの?というくらいストーリーと音楽の多様化に驚いた。そして殆どの曲がピアソラだった。ディズニーランドのような洗練されたショーだった。昔のタンゴを愛する人たちからは不評らしいが・・・。
そして、ショーの仕事を終えたミュージシャンたちは、夜中にタンゴカフェでタンゴのジャムセッションを行って、そこでまた新たなタンゴの世界を垣間見る事ができたのだった。タンゴの世界もどんどん進化し続けているのだ。
トシキの師匠、Pablo Motta氏主催のジャムセッション。沢山のタンゴミュージシャンたちが入れ替わり立ち代わり演奏。Oblivionが突然3拍子で始まって知らないうちに4拍子になったりしていた。
そんなわけで、最近ピアソラの曲を多数とりあげていますが、明日のエアジンでも新曲を披露いたします。minga版ピアソラをどうぞ楽しみにしていてください。
横浜エアジンでminga5初登場となります。皆様のお越しをお待ちしております。