minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

Viva, Argentina!!Gracias todos!!

2015年11月28日 | ライブとミュージシャンたち
昨日は寒い中、下北沢Cafe.com音倉にお越し下さった皆様、本当に本当に有り難うございました。

NPO法人「ツーリズムネクスト」を立ち上げた中学時代の吹奏楽の後輩から「サチ先輩、何かアルゼンチンへ行きたくなるようなコンサートイベントをやりませんか?」とお話を頂いたので、ちょうど1年前にあたるブエノスアイレス国際ジャズフェスティバルの話や、RIOの留学の話などを自分たちの撮って来たつたない写真と共に話をしながらライブをやってしまおう、と無謀な企画を実現させていただくことができました。

集まって下さったのは、高校時代、大学時代の友人たちからTReSを応援して下さっている昔からの友人たち、仕事仲間が大半。そこに原田芳雄さんのご一家まで...大好きな人達に囲まれてもう、嬉しくて嬉しくてテンションがあがりっぱなしでした(苦笑)。








ステージ写真提供:大隅孝之氏


高校時代の仲間と。


マテ茶同好会。

アットホームで、家族に囲まれたようなコンサートでしたが、1時間以上に渡る(ちょっと長くなりすぎてすみません!)映像トークにも熱心に耳を傾けてくださって、本当に感謝いたします。

アルゼンチンの魅力が十分に伝わったのかはよく解りませんが(苦笑)、マテ茶販売も大好評。私たちがFace Bookで「マテ茶同好会」なるものを立ち上げた事でだんだんマテ茶の効能と魅力も浸透してきているようでさらに嬉しいです。



指差し会話帳ですっかりお世話になっていた谷本ご夫妻も名古屋からお越し下さったり、音倉のオーナーである歌手の庄野真夜さんまでいらしてくださっていて、真代さんのタンゴバンドで歌っているCDまで頂きました。



そんな、素敵なライブハウス音倉の支配人、中山さんは今回の企画のために、「チョリパン」を研究してくださり、マテ茶なども淹れ方などを工夫してくださいました。さらに、トムウエイツの「子供達をよろしく」はあの、映画を観ていて、「トムが大好きなんです。」というかなりの通っぷりに驚きました。

心から御礼申し上げます。こういう人達に支えられてTReSは成長し続けていけるのだとひしひしと感じた愉しい一夜でした。さあ、頂いたマテ茶と栗きんとんで一服しようっと。



歌い継ぐもの〜原田喧太

2015年11月22日 | ライブとミュージシャンたち
池袋Barrel Houseへお越し下さった皆様、本当に有り難うございました。

原田喧太を迎えての初めてのライブ。超多忙でほとんど東京にいない彼と事前にリハーサルする事が不可能。わ〜、殆ど初めての共演なのに。どうしよう・・・と多少の不安があったのにリハーサルで一緒に音を出して行くうちにすっかり愉しくなっていったのであります。

原田芳雄という大物俳優の息子に生まれ、良い意味でも悪い意味でもプレッシャーとの闘いだった喧太くん。他人には想像ができないほど大変な道のりだったに違いない。

私が226で芳雄さんと喧太くんを交えて演奏したときに、打ち上げの場で芳雄さんは「さっちゃん、どうか喧太の事、頼みますよ。」と頭を下げてお願いされた事もあった。こんな私にまで丁寧に頭を下げる芳雄さん。芳雄さんの息子に対する深い愛情をあの時ひしひしと感じたのでした。

今回は10月に大鹿村で共演した事もあって(其の時は内海利勝gさんもご一緒でしたが)、芳雄さんにまつわるお馴染みの曲が殆ど。そこに、インストで、どうしても喧太とやってみたかった「子供達をよろしく」を加えて・・・・。



私が言うのもおこがましいですが、芳雄さんの亡くなった後、喧太くんの音は、歌は、どんどん変わっていったように感じる。一人の人間として、「芳雄さんの息子」というより「原田喧太」という格好いい男として変化している。そう、「男子3日あわずんば・・・」。

芳雄さんが歌い、松田優作が歌い、さらに桑名正博が歌い・・・喧太が歌い繋がなくてはいけない歌がそこにはあったのだと思う。そういう使命をひしひしと感じながら日本中を旅するミュージシャンになっている。

今回の「子供達をよろしく」も、次回は喧太の歌で聴きたい。芳雄さんが歌いたかった歌をぜひ受け継いで欲しいね。と客席で聴いて下さったお母様や女優の妹、麻由ちゃんなどと話が弾みました。芳雄さんが生前、どれだけ私のサックスを影で褒めてくださっていたか、という嬉しいお話も聞かせていただき・・・涙がでそうに。




アットホームな雰囲気のバレルハウスでほっこりとした素敵なライブとなりました。お越し下さった皆様にも、そして天国で見守って下さっている芳雄さんにも感謝しております。またこういう機会を来年も作りたいな。

そして、来月のバレルハウスは12日(土)TReS+鬼怒無月gです。久しぶりなので、あの曲も、この曲も。とまたまた凄くなりそうな予感・・・・。




舞踏とTReS

2015年11月15日 | 環境
昨日は朝から鹿児島の地震やパリのテロ。本当に憂鬱になるニュースが飛び込んできました。心配ですが、被害にあわれた方のご冥福をお祈りいたします。

そんな悲しいニュースが流れ、雨の降りしきる中、12/4、5に阿佐ヶ谷ザムザで行われる舞踏とのコラボの初リハーサルでした。

主催でダンサーの二ノ宮ゆうさんと昨年の夏に知り合い、そこから話が急展開。

彼女が立教大出身で友人であった大野智子pさんと一緒に立教大ジャズ研のライブにいらしたのがきっかけで、私たちの演奏した「Libertango」を聴いて感動し「こんなイメージで踊りたかったんです。」と・・・。

もともと音楽はダンスが中心。踊りがあって、リズムがあって、音楽ができている。なくてはならないものです。私たちの生演奏で踊りが入るなんて、理想的な形!と意気投合。「いっちょ、やってしまいましょうか。」と言う事で今回の企画が半年前からスタートしました。

大野さんにも参加してもらいたかったけれど、NY在住なので難しいということで、今回はタンゴのピアニスト、青木菜穂子さんが引き受けて下さいました。素晴らしい!

ゆうさんの行動力は女とは思えない迅速力と決断力であれよ、あれよと言う間に進んでいきました。男の人達もたじたじするくらいのプロデュース力w。格好いい女性だなあ。

そして、昨日、雨の中スタジオで初顔合わせ。7つの楽曲(ピアソラのタンゴやオリジナル)で、振り付け師も2人で分担作業。踊り手も7人。バレエダンサーもいれば、元宝塚の女役のスターだった「眞乃ゆりあ」さんという方まで。ゆりあさんは意外な事に、ピアソラを日舞で踊る・・・。本当に想像を超えた素晴らしさです。




踊りに情熱を賭けたダンサーたちとの熱きコラボレーション。私たちも初めての試みでワクワクドキドキ・・・。私のオリジナル「たこくらげ組曲」にもどうぞご期待ください!!

前売チケットはこちらからも購入できます。1日2回公演です。

12/4(金)1回 15:30open 16:00start 2回 19:00open 19:30start
12/5(土)1回 13:30open 14:00start 2回 16:30open 17:00start

大学生割引(\3000)がありますので、学生の方はこちらにメール(qd7s-ngt@asahi-net.or.jp)でお知らせください。どうぞ宜しくお願いいたします。