minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

国際色豊かな楽屋@村上

2015年05月18日 | 
東北ツアー、最終日は新潟県村上市「楽屋」でした。ここのマスターは「開店したばかりのころ、早坂さんの「ストレートトゥザコア」をジャケ買いして、楽屋でもひんぱんにかけさせていただいておりました。」とご丁寧な挨拶メールまで下さり、お会いできるのを楽しみにしていた場所でもあります。

酒田から村上に向かって日本海側をひたすら走っていると、なんと、思い出の「笹川流れ」に。ここはRIOがまだ小学生低学年の夏休みに家族旅行で来て、あまりに海も綺麗でご機嫌だったので、3年も続けてキャンプに訪れた場所でもあったのです。当時は駅前にあるジャズのお店に入るなんて思いもよらなかったけれど・・・w。


眼鏡岩。ここでよく素潜りをして遊んだのでした。






村上の駅前。楽屋はこの向かい側のタクシー会社のビルの2階にあり、すごく目立たないw。



紹介して頂いた宿がお店の2軒先の「米弥旅館」。その宿のオーナーがバリバリのロックンローラーのおじさん。
「明日の朝、何時くらいに出発しますか?たぶん、僕は起きられないと思うので鍵をつけたままにしてお帰りくださいね。」

なんだかゆる〜〜〜い雰囲気の村上の人達。一気に好きになりそうw。早めに到着しちゃったけれど、嫌な顔もせずに、部屋に通してくれたのでぐっすり仮眠もでき、いざ、「楽屋」へ・・・。

想像していた以上に温かい、もの凄く優しいマスターが出迎えてくれました。


マスターの手料理は・・・・「クスクス」が出て来てびっくり!美味しかった〜。



マスターの人柄に誘われるように7時半前からお客様が次々に現れ、あっという間にお客様が集まって下さりました。

1曲目が終った途端、ヤンヤの喝采。あれ〜?このノリノリな感じ、外国みたいだな〜。と思いきや、外国の女性が2人後ろのほうで盛り上がっているではないの。

最初からノリの良いお客様の御陰で、私たちの演奏も絶好調に。昨日転んで痛かった足の事なんかすっかり忘れておりました(苦笑)。

打ち上げでいろいろとお話すると、この外国から来た女性たち、一人はドイツ人でマスターの奥様。もう一人はイギリス人で英語の先生だとか。「なんなの〜、あなたたちは!?素晴らしい音楽!!!」と彼女たちと一緒になって最初から最後まで大きくて温かい拍手を送り続けてくれた皆様、本当にありがとうございます。

「今日は里帰りしちゃって来れなかったけど、米弥旅館の奥様はブラジル人なのよ〜!ああ、彼女にも聴かせたいわ。次回は絶対ね!!」

恐るべし、村上。彼女たちは日本に来て25年くらいだそう。「RIOよりも長く日本にいるのよ。」こんな素敵な出会いがこんな小さな街であるなんて。だから旅は面白いのだ。

ご主人は終始ニコニコしながら、美味しいお酒とつまみを次々に出して下さり、話もはずむ。若い頃に板橋に住んでいて「ぺーぱーむーん」にも何度か行った事がある、とか京都外語大で中国語を勉強し、中国で今のドイツから来ていた奥様と知り合った、とか・・・。京都の「ろくでなし」のマスターからの紹介でもあるこのお店。本当にジャズの世界は狭いのであります。




今回の東北の旅、思っていたよりも遥かに素晴らしい出会いがありました。みんな温かくて優しくて、こよなく音楽を愛する人達ばかり。また来年も繋がっていけそうです。TReSの旅はまだまだ今年も始まったばかり。どうぞ宜しくお願いいたします。












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