minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

続・神秘の森の音楽祭 

2005年10月18日 | 
 休憩になると子供達がわらわらとステージにあがってきた。ワガンたちの太鼓にやはり興味深々なのだ。そして、尾瀬太鼓の子供達と一緒に演奏する曲のリズムを教えて軽くリハーサル。きまったリズムをきまった振り付けで叩く事を練習してきた彼らにどのように反応できるのだろうか、という心配が少しあった。
 「一番大切な事はワガンのリズムとベースの音をよく聴く事だからね。あとは好きなように叩いていいのよ。」というと、真剣な眼差しでうなずく子供達。

 1曲目から東京からやってきたジャンベ隊も加わって、みんなでブラジルやセネガルの曲を演奏。ものすごい迫力だ。こうなったらサックスの生音は太刀打ちできません(それでも口がぼろぼろになるまで吹きましたが)。尾瀬太鼓の子供達も早く一緒に叩きたくてうずうずしているのがわかったので、目で「叩いていいよ。」と合図すると嬉しそうに一緒に叩き出した。約束どおり、ワガンたちのリズムをよく聴いて好きなように叩き出した子供達。心配は全く無用だったのだ。子供って本当に凄いなあ。最後の曲で練習したキメもばっちりきまり、お客さんも演奏者も全員がひとつになった。子供達の太鼓を叩く時の生き生きとした顔が実に印象的で『自由に叩くってこんなに楽しいんだ』という気持ちがこちらにまで伝わってきた。アフリカのリズムと日本のリズムの融合、そして観客の興奮までが伝わって・・・まさしく神秘の森のコンサート。演奏中にちらっと芝生の方を見るとティピ(インディアンテント)の中で灯りがともり、大人と子供が私たちの音楽に併せて踊っているのがシルエットで見えた。なんて素敵な光景だろう、まるで映画のワンシーンのようだ。雨が降っている事も忘れこの空間に酔いしれていた。第一回目の片品村コンサートは大成功。企画してくれたトライフォースのみんな、そしてゆうらぎ舎のみなさん、本当にありがとう。明日は晴れたら芝生でパーカッション大会だ!晴れてくれ~~~!!!と願いつつ、宴会が深夜まで行われたのは言うまでもありません。

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