箕面公園にある碑やモニュメントに刻まれた文字を拓本で展示している企画展示「箕面公園の碑(いしぶみ)展」が、箕面市立郷土資料館で、9月3日(金曜日)から開催されています。
箕面山が公園となった歴史は古く、明治4年(1871年)東京の高尾山とともに、日本最初の「公園地」になりました。
また、箕面山には、古くから織田信長、松尾芭蕉、頼山陽、大高源五、野口英世、夏目漱石等の多くの有名人が訪れています。
公園内には、野口英世博士銅像、森秀次氏銅像など、さまざまな碑やモニュメントが点在しており、今回の展示では、これらの碑やモニュメントに刻まれた文字を、箕面市文化財愛好会やアンコール・ワット拓本保存会のかたの協力により、拓本を駆使して展示しています。
企画展入口付近には、箕面公園設立のために尽力した森秀次氏の、現存する像の鋳造のための蝋型像および銅像の碑文5点が展示されています。
昭和26年の集中豪雨時に、救助活動を続け殉職された箕面町警察長合田百一氏の殉職碑の碑文4点も展示されています。
ほかにも、野口英世博士銅像の碑文や野村泊月句碑、後藤夜半句碑、頼山陽の漢詩碑、道標、筆塚、箕面公園昆虫館前の虫のモニュメントなど計26品目を展示しています。
福田薫館長は「箕面公園内の豊かな自然を求めて訪れるかたが多いですが、滝へ向かう道中にはさまざまな碑やモニュメントがあります。そういった文字に注目してもらい、箕面公園には豊かな歴史・文化もあることを再認識してほしいです」と話しました。
企画展示【箕面公園の碑(いしぶみ)展】
開催…9月3日(金曜日)から12月13日(月曜日)まで
開館時間…午前10時から午後5時まで(木曜日休館)
入館料……無料
開催場所…箕面市立郷土資料館 (みのおサンプラザ1号館地下1階)
電話:072-723-2235 FAX:072-724-9694
<箕面公園には、豊かな自然・歴史・文化があるんだね。郷土資料館に行ってみようっと。