今年8月に行われた、「平成29年度全国高等学校総合体育大会弓道競技大会第62回全国高等学校弓道大会」(主催:公益財団法人全国高等学校体育連盟、公益財団法人全日本弓道連盟 ほか)に、大阪学院大学高等学校の一員として出場し、男子団体で準優勝、男子個人において第4位となった髙橋佑大朗さんに、10月4日(水曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。
また、藤迫教育長より、箕面市青少年健全育成推進奨励金が交付されました。
髙橋さんが弓道を始められたのは高校に入ってからで、始めたばかりの頃は的に全く当たらなかったそうですが、練習を積み重ね、2年生の6月から主将を任されるまでになりました。先代の主将は素晴らしい人だったため、かなりのプレッシャーがあったそうです。
部員は約40名で、学校には弓道場があり、矢は部員が用意し、弓は弓道部のものを使用します。
弓道競技は、28m先にある直径36cmの的を狙い、的中数で争われます。
個人戦の場合、予選・準決勝ともに4本中3本を的中させると決勝に進みます。決勝では1人1本ずつ矢を放ち、外せば即脱落、さらに5本目からは的が24cmになります。髙橋さんは予選・準決勝ともに全て的中させて決勝に進出しています。
一方の団体戦は、5人1組で各自4本、合計20本のうち何本的中させたかをチーム合計で競います。髙橋さんは5人目という勝敗を決める大事なポジションを担い、予選から決勝までの5戦、計20本のうち17本を的中させ、チームの準優勝に貢献されました。
試合に臨む上で大事なことを伺ったところ、「精神面が大事です。試合で平常心になることはできないので、平常心を保てない時にどうするかをあらかじめ考えています」と話されました。
優勝はできなかったものの、大阪学院大学高等学校は「技能優秀賞」を獲得されました。この賞は、的を射る技術に加え、構えてから射るまでの所作の美しさを兼ね備えたチームに与えられるもので、受賞者がいない年もあるそうです。
弓道部顧問の苗代さんは「この賞は優勝と同じくらい価値のあるもので、チームの目標の一つにしていました」と話されました。
髙橋さんは今大会を最後に弓道部を引退されていますが、大学進学後も弓道を続けるそうで、「大学入学後すぐに開催される新人戦が目標ですが、それまで試合がないので、練習を続けながらモチベーションを保つよう心がけています」と話されました。
倉田市長は、「弓道をされている人は、凜々しくてかっこいいですね。大学でもご活躍されることを期待しています」と激励しました。
<髙橋さん、おめでとうございます!新人戦でも頑張るモミ!