10月9日(月曜日)秋空の下、箕面市白島地区の田んぼで、市民約100人の参加による稲刈り体験が行われました。
箕面市では、毎日食べる「お米」を身近に感じ、農業や環境への理解を深め、地域で受け継がれてきた田んぼを大切に思う心を育んでもらいたいと、コメづくり体験を開催しています。
農業体験をお世話いただくのは、白島地区のコメ農家 岡村幸雄さん。(写真:真ん中)
稲刈り前に、まずは、稲穂を干すための準備にとりかかります。
準備が整えば、全員で鎌を持って、稲刈り開始です。
お父さんお母さんが、子どもに「いつも食べてるご飯って、収穫はこんなに大変なんだね~」と話しかけながら、皆さん汗だくです。
植物の生命の誕生を学び、農家さんの大変さも実感する機会になったようです。
株の上、20~30センチぐらいのところで刈り取るのがコツです。
田んぼの真ん中!長靴、軍手、鎌、座り込んで・・・。
刈りとった稲穂を束ねていきます。きゅっとしっかり結ぶのが重要です!
「岡村さん、どうやって結ぶの?もう一度やって見せて!」
岡村さんは、満80歳。お孫さんのような子どもからの質問がうれしいみたいです。
「稲穂は足で踏まないように、穂先を上向きにして下側に座るんやで。まあまあ、じいちゃんの隣に座りなさい。・・・」
体験を行った田んぼは、箕面山麓のすそ野に広がる市街化調整区域。
”山のみどり”も”田畑のみどり”も豊かな白島地区は、空気がきれいで、自然の生き物もたくさん住んでいます。
生物の多様性も育む田んぼ。農業用水路をのぞき込むと、
「カニを見つけたよ!」「あっちにもこっちにもたくさんいる!」
かぶっていた帽子の中にカニをつかまえて、子どもたちは大はしゃぎです。
稲刈りが無事に終了しました!
いままで何気なく食べていた”お米(こめ)”。
「作ってくださる方がいるおかげで食べられるんだ!」という感謝の気持ちを持つことは大切なことです。
実際にお米が育つ田んぼを観て、汗をかいて農作業をしたことで
今まで気づかなかった作る側の気持ちに近づくことができたかもしれません。
最後はみんなで刈り取った稲穂を持って集合写真!
1枚の田んぼで一緒に汗を流して、誰もが良い笑顔をされていました。
ご参加していただきありがとうございました!
来年もコメづくり体験(田植え、稲刈り)を行います。また、多くの方のご参加をお待ちしています!
<来年も是非体験に参加してねー!