箕面市で生産された実生(みしょう)ゆずを原材料にしたフルーティーで芳醇なゆず酒「大阪 箕面 実生ゆず酒 ゆずころり」が、12月24日(火曜日)から箕面市内の酒店などで限定366本販売されます。
(5年という節目に特別デザインとなったゆずころり)
「ゆずころり」は、箕面の止々呂美地区で栽培された実生ゆずを使った果実酒で、平成27年から発売が開始され、今年で5年目を迎えます。
原材料となる実生ゆずは、一般的な接ぎ木栽培ではなく、種から18年かける実生栽培で育てられたゆずで、実が大粒で香りが良いことが特徴です。
実生栽培のゆずの木は、全国でも5,000本ほどしかないといわれ、大阪府内でも止々呂美地区の約20軒の農家でしか生産されていません。
(爽やかな香りが漂う箕面産の実生ゆず)
今回製造されたものは、甘みがほんのり増しており、口当たりが柔らかくなったことで、更に飲みやすく仕上がっています。また、5年目を記念してラベルを黄色ベースのカジュアルなカラーリングから赤色と緑色を用いた深みのあるデザインに変更しました。令和2年は閏年で366日であることから、限定366本の製造とし、それぞれに「101」から「1231」という日付を表したシリアルナンバーを付番しています。
「ゆずころり」を販売するスリーフィールド株式会社(箕面市稲1-5-3)の代表取締役、三原 昌治さんは、箕面市と箕面商工会議所が地域資源である「実生ゆず」を活用し、箕面を全国に発信している取り組みを知り、自身も実生ゆずを通して箕面をPRしようとゆず酒の企画を立ち上げました。
そして、鹿児島県の二大杜氏「黒瀬杜氏」のひとり、黒瀬 安光さんに出会いました。
黒瀬さんは焼酎造りに60年以上携わり、その長年の経験と功績が評価され、「黄綬褒章」など数々の賞を受章。普段は焼酎以外の製造を断っておられた黒瀬さんですが、三原さんの熱意に心動かされ、ゆず酒の製造に協力することになりました。
残念ながら、黒瀬さんは昨年お亡くなりになられましたが、今年販売される「ゆずころり」は、黒瀬さんの意思を継いだ二代目杜氏である弓場 裕さんにより製造されています。
(左から三原さん、黒瀬さん、弓場さん 2015年撮影)
スリーフィールド株式会社の代表取締役の三原昌治さんは、「『ゆずころり』は名杜氏の黒瀬さんが生前最後に手がけ、ラベルに「総杜氏 黒瀬安光」の名前が刻まれた唯一無二のお酒です。今年で5年目を迎え、特別にデザインやシリアルナンバーの変更を行っています。実生ゆずの特徴を生かした爽やかな香りとゆずの酸味の中にほのかに漂う甘さを楽しむことができます。ぜひ特別な日などに味わっていただき、箕面の実生ゆずを知ってもらえるとうれしいです。」と話していました。
(ゆずころりの完成を倉田市長に報告する三原さん)
また、スリーフィールド株式会社様のご厚意により、令和元年の各月において、箕面市役所本庁の開庁時間中に5・11・18番目に婚姻届を出されたご夫婦(夫又は妻が20歳以上の夫婦に限ります)に「ゆずころり」を贈呈します。なお、商品は後日送付させていただきます。
【商品概要】
・品目:リキュール
・原材料名:連続式蒸留焼酎、白砂糖、実生ゆず果汁(箕面産)
・アルコール分:20度
・内容量:310ミリリットル
・希望小売価格:4,000円(税抜)
・製造者:鹿児島酒造株式会社
・販売者:スリーフィールド株式会社
・販売店:樋口酒店、津賀屋、株式会社藤井、稲田産業株式会社、リカーハウスほそかわ、野口酒店 計6店舗
【お問い合わせ先】
■販売元に関して
スリーフィールド株式会社
電話:072-723-7878
■箕面市のPRに関して
箕面市役所 地域創造部 箕面営業室
電話:072-724-6727
<今回のゆずころりは特別仕様!ぜひ試してみてね!