本年5月11日及び12日に島根県隠岐の島町で開催された2013島まつり第43回しげさ踊りパレードに出場し、「しげさ大賞」を受賞された民舞胡蝶(会主弍代目胡蝶富貴さん)とその出場者(会長秋山憲由さん他17名)に、5月23日(木曜日)、倉田哲郎箕面市長から箕面市長表彰が贈られました。
このしげさ踊りパレードは、隠岐民謡の代表曲「隠岐しげさ節」に合わせて、指に挟んだ2枚の小皿を打ち鳴らしながら華やかな踊りを繰り広げるパレードで、島内外から参加した31団体の約1300人が参加され、詰めかけた大勢の見物客を魅了しました。
民舞胡蝶さんは、今回、滝ノ道ゆずると共に総勢18名で初参加され、パレードにおいて今年から設けられた「しげさ大賞」の第1号受賞者となられました。
はじめに倉田市長は、このたび受賞されたしげさ大賞の表彰状を見て「隠岐の島に立派な箕面の花を咲かせましたね」と祝福しました。
会主の弍代目胡蝶富貴さん(秋山裕貴子さん)は「現地の曲で踊りたくて事前にCDを送ってもらい練習を重ねるなど準備は大変でしたが、大勢の観客の中、とても気持ちよく踊れました。また、夜には花火も打ち上げられ、とても楽しかったです」と話されました。
同じく今回の島まつりに参加された笹川悦子さんは「『しげさ』は2枚の小皿を持って踊りますが、他にも『しゃもじ』などの台所用品を小道具にしての踊りもあり、隠岐の島民のみなさんは本当にまつりが好きなことがよく解りました」と感想を述べられました。
また、金子建二さんは「当地にゆるきゃらが無いためか、たきのみちゆずるは大変な人気者になりました」と話されました。
そして隠岐の歴史や『しげさ節』の由来などにも話が及び、最後に弍代目胡蝶富貴さんは「今回は、若い方から参加したいと背中を押されての参加となりましたが、それが何よりも嬉しかったです」とのお話がありました。
また、今回のしげさ大賞で受賞された賞金の一部を「箕面市ふるさと寄附金」として本市にご寄附していただきました。
倉田市長はお礼を述べた後「今年の箕面まつりでは、是非『しげさ踊り』を披露してください。そして、これからも本市の文化活動にご協力ください」と願いを込めて激励しました。
しげさ節の由来
この唄は、越後方面に伝承されている盆唄「しゅげさ」が元唄と言われ、
江戸中期から後期にかけて隠岐に伝承し「しげさ」となったものと伝えられている。
「しゅげさ」の語源は「出家」の北陸訛りで、それが隠岐では「しげさ」と略語化したものであり、
盆唄「しゅげさ」の源流は、越後の専福寺の坊さんで法話の巧みな美男子の僧侶を賞讃して歌ったのがはじまりといわれ、
越後では「出家」のことを「しゅっけさ」と云うところから、
♪ しゅげさ しゅげさと (恋)が(を)する しゅげさ
しゅげさの 御開帳(御参詣)山里(坂)
こえても参りたや(参りたい)
の歌詞が出来たと云われている。これが現在では隠岐の代表民謡となって隠岐観光に大きな役割を果している
注 ( )内は越後の古詞
隠岐の民謡選集(隠岐観光協会発行)より
<民舞胡蝶のみなさんしげさ大賞の受賞おめでとうございます。そして大変お疲れ様でした。今年の箕面まつりではモミジーヌも一緒に踊りたいなぁ~!ガンバッテネ~!