海の幸、山の幸、うちの幸

のんきなお料理記録のはずが、いつの間にかレット症候群という難病の娘と日常のあれこれの記録に…。

10歳 1/2成人式

2019年02月09日 | すくすくひな日記


10歳になりました

すっかりお姉さんの表情になりました

少し遅くなりましたが、お誕生日を家族3人+1

静かにお祝いしました。

10歳のヒナの今を記録しておこうと思います。

 

今日は久しぶりの雪

なので、お誕生会の夕飯はよせ鍋に。

お鍋の具材はどれも大好きで、すべて大人と同じ量(それ以上かも)を完食します。

実は、甘いものはあまり好きではありません。

ですが、自宅から車で一時間ほどのここのケーキなら、大きな口を開けて食べます。

味覚がしっかりしていて、美味しいものもよくわかる舌の持ち主です

お誕生日のプレゼントは…こちら 

少しお姉さんになったので、誕生石の入ったうさぎのストラップと、ネックレス 

それと…



視線入力を使ったコミュニケーションツールとパソコンです!!

ヒナはレット症候群。お喋りができず、自分の意志を他者に伝えることができません。

ですが、目力はすごい! 視線を使って、けっこういろいろと要求ができます。

なので、これから少しづつパソコンを使い、視線入力で会話ができるように挑戦することにしたのです。

ヒナの10歳からの新しい挑戦

どんな成果を見せてくれるか、楽しみです



9歳~10歳までの一年間は、加速をつけて成長しました。



夏に弟が家族に増えてからの、お姉さんぶりはすごいです。

この子が食欲がない時は、とても心配そうに、何度もお椀に残ったフードを除き込んで心配しています。



学校では引き続き「電気係」をしているようです。

自分が係だということを自覚していて、責任を持って仕事をしている、との先生のお話しです。



どうやら書道が好きなようです。

筆を力強く自分で動かします。介助の人は、その力強さに負けそうな勢いです。

昨年から始めた訪問リハが合っているようで、

身体の可動域がとても広がりました。

自分で玄関のドアを開けて入れるようになったり、

階段を降りる時は、手すりを使わず、わざと階段の真ん中を歩く、とのこと。

手を貸そうとすると、払い除けるそうで 自分でできる事は、一人でやりたい、

との自立心も芽生えてきているようです。


ヒナは重い障害がありながらも、普通級に通っています。

先日、学校で1/2成人式を行いました。

将来の夢は「アイドル」、

理由は「みんなが天使の笑顔」と言ってくれるから。と発表していました。

学校も、先生も、お友だちも大好き

母がいない環境でも、幸せな社会を作れているということに、感謝の気持ちで一杯です。

レット症候群は、進行性の神経疾患とされていて、少しづつ機能が落ちていくことが言われています。

確かに、もっと幼い頃にはできていたことができなくなってしまった、ということがありました。

ですが、この2,3年は、できる事がどんどん増え、やっと順調に(普通の子どもよりは遅れてはいますが)成長し始めた、という印象です。

それでも…時々、心配な症状も出ています。

突然顔が真っ青になっていたり、

今日は昼食がほとんど消化されないまま嘔吐しました。

以前から嚥下が下手なので、食道辺りで滞っている印象があります。


10歳…長いようであっと言う間の10年でした

大人まであと半分。

少しでもヒナが描いている将来に近づけますように…


母たんも、もうひと踏ん張りです














コメント
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