みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『能楽史事件簿』

2005年08月07日 | 本・マンガ
(横浜能楽堂編、岩波書店)
タイトルが能楽師だったら二時間サスペンスみたい(^^;と思い借りてきました。
横浜能楽堂で99年か00年にかけて行われた、公開講座の内容を収録。

NHKアナウンサー葛西さん司会で、表章氏、馬場あき子さんなど能楽に縁の深い
方たちばかりを集めての公開講座や対談は面白かったです。
それぞれテーマがあるのですが、
・「義満、世阿弥を寵愛す」
・「能に溺れる秀吉」
・「元禄繚乱 綱吉と能」
・「江戸はお稽古ブーム」
・「能役者・写楽」
・「維新に揺れる能役者」
といった内容です。世阿弥に関しては学生時代に触れた部分も多く、
その時の授業を思い出した内容でした。(うー、戻りたい・笑)
「能役者写楽」編では、ビデオで見たばかりの『写楽』の篠田正浩監督がゲスト。
映画では写楽といわれている斎藤十郎兵衛はとんぼを切る大部屋役者ですが、
能役者という説がかなり有力らしいです。もちろん複数いた説もありますが、
映画を見たばかりで、この本を読んだので、なんか意図せずして、
監督の補足説明を読むことができた、という感じです。
秀吉のところを読んだ時、同じく篠田監督作品『梟の城』を思い出しました。
確か秀吉が能を舞っているシーンがちょこっとあったはず、、と思い出し、
パンフを引っぱり出してきました。観世榮夫師が能楽指導&舞っているし、
茂山千之丞師も散楽指導として制作スタッフに名を連ねていました。
これを劇場で見たのですが、ラストが不完全燃焼でした・・・(^^;
でも、機会があったらもう一度見てみたいな、と思いました。

それぞれの時代における能楽のことが分かって、面白い本でした。

『スクール・オブ・ロック』

2005年08月07日 | 映画(DVD含む)
売れないバンドのギタリストのデューイはバンドを首になり、ルームメイトに
家賃を払うために、ルームメイトになりすまし、名門私立高校の非常勤講師に
なりすます。そこで、彼は生徒たちにロックを教え込む。

ジャック・ブラックの強烈な個性が凄かったです(笑)
最初は不審がっていた生徒たちが段々とロックをしていくところ、
そして、クラス全員に何らかの仕事を与えたS先生(ジャック・ブラック)
しかも、裏方の衣装とか照明とか警備(?!)も、必ず誉めます。
ハチャメチャだけど、こういうところが良かったな。
しかも、みんな段々と自信がついて、生き生きとしてくる。
先生が偽物と分かって、それでも生徒がついてくるというのはお約束ですが、
こういう時にアイディア出してしまう優等生クラス委員長が良いキャラでした(笑)
ロックが好きな人は結構必見ですねー。ロック史の授業とかは笑えます。