みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『壬生義士伝』

2005年08月10日 | 映画(DVD含む)
 原作を読んでいる最中なんですが、映画がまた見たくなって借りてきました。
物語のあらすじはこちらの公式サイトからどうぞ。

 ラストは涙なしには見られない。悪く言うと、泣かせようとしている映画かも。だけど、中井貴一演じる吉村の生き方は泣ける。中井貴一は、この映画を見て、良い役者だと初めて思いました(爆)脱藩して新撰組に入隊し「守銭奴」と罵られるような程に金にこだわる卑しい顔と刀を持った時の凄腕の侍の顔は全く別人のようです。でも、とても気が良くて、真面目だけに憎めない。そして、南部なまりがとても似合うんですもん。「おもさげながんす」(申し訳ない)という言葉はとても印象的です。お礼を言うときも「おもさげながんす」そして、人を斬った後もこの言葉を言う。そんな彼の人柄が表れている言葉だと思う。
 そして、「にぎり飯」の描写は一番泣ける!!最優秀小道具だね。あれは、反則ものですよ・・・・。最後のにぎり飯を斎藤にあげちゃうし、その後、突っ込んでっちゃうし、三宅裕司は彼の為におにぎりを作るけど、結局それに手をつけずに、切腹しちゃうし、、、、。最期の独白も反則ものですよ・・・・。
 今まで、中井貴一は特に好きでも嫌いでもなく、格別に良い役者だとは思ってもいなかったのですが(失礼!!!)、これを見て、とても良いなぁと思いました。あんな風に、家族の為に義の為に自分を捨てた1人の男・・・。泣けます。しづ役の夏川結衣もとても素敵でした。

 あと、嘉一郎(吉村の長男)が良かったです!!父の形見の刀を持って、五稜郭に向かうラストは泣けます・・・。伊藤淳史(電車男)も出てますが、彼も良かったですね。ただ、吉村がまだ見ることのなかった三人目の子供はどうなったのでしょうか?妹のその後は描かれていましたが、ちょっと気になりました。原作には書いてあるみたいなので、読まなくては!!

 回想している斎藤一老けメイクの佐藤浩市は、三國連太郎そっくりだ(笑)で、佐藤浩市の斎藤(現役時代)はそれは格好良すぎてたまりませぬ(笑)ぬい(中谷美紀)にほっぺにちゅーされた後、はにかみ笑いが〜!です(笑)そして、「おもさげながんす」はまた口癖になりそう・・・(^^;感想が泣ける、泣けるばかりですみません・・・