お昼を取って、お子さまと一緒に来ていたあいらぶけろちゃんさんと合流。偶然にも、隣同士の席でした(笑)一緒に行く計画は何もしていなかったのに!!やっぱり、これも何かのご縁ですね!!お昼は、晴れたら芝生広場で食べれたんだけど、雨で室内へ。先日の薪能といい、私はやっぱり雨女のようです(苦笑)それでも素敵なお屋敷(?)でお弁当(持参)を頂くことができたのはよかった。
能楽ミニ講座・・・野村萬斎、辰巳満次郎
まず萬斎さんによる狂言の解説です。萬斎さん「みなさん、こんにちは!」「後ろの方が声が小さいな、もう一度、こんにちは!」子供「こんにちはー!!」には教育番組を思い出しました。さすが「にほんごであそぼ」出演者!(笑)
萬斎さんは『魚説教』について、子供たちに分かりやすく説明されていました。さすがにうまいなーと思いました(^^)
能の解説はシテ方宝生流辰巳満次郎師。この方もお話が面白かったです。ここでは、全員がその場で立って、シオリという左手をかざして泣く型を練習しました。なるほど、、薬指を右の眉に触るか?という位のところまで持っていくらしい。
和泉流狂言『魚説教』
親の追善を住職の代わりに引き受けてしまった新発意(お坊さんの見習い)がお経が分からないので、魚市場の近くに住んでいた自分がよく知っている魚の名前を説教するというお話です。解説の萬斎さんがシテの新発意です。
解説にあったように、魚の名前がどれだけあるか、と数えてみました(^^;かなりありました!!突然こんなに言える方もすごいと思うんですけど(笑)魚ばかり言っていて、魚は生臭いもの(殺生)ということで、弔いにはふさわしくない、と施主は怒ってしまいます。それで飛び魚になって飛んで逃げるのがおかしいです。
宝生流能『船弁慶』
大河ドラマの影響か人気曲だからか上演が多いですね。でも子方も出るから、お子さまたちには向いているのかしら?(『花よりも花の如く』にもそんなエピソードあったけど)歌舞伎でも何回か見ているけど、元ネタの能の方がやっぱ面白いと思ってしまう。(歌舞伎も面白いが、メイクが生々しいのだろうか・・・?!)
今回、脇正面に初めて座りましたが、この席なかなか良い!と思いました。やっぱり静は美しいし、悲しみが伝わってきます。中之舞を舞った後の義経との別れ、烏帽子を落として泣きながら去る場面は、とても好きなのですが、今回は、義経を背にして去るところがちょうど私の真正面に見えたので、悲しさが伝わってきて、ちょっとうるうるしました。。。
そして、源次郎先生も辰巳満次郎師も「笑わないで!」と仰った作り物の船。ここで笑いは起きなかったものの、「これか!」というざわめきが(笑)大波がきた時のお囃子は、かなり迫力!「かっこいい!!」と身震いしました。
知盛は能は歌舞伎に比べておどろおどろしい感じがしました。でも、全パワーを義経にぶつけてやる!という執念を激しく感じました。午前の解説での義経をとりまく人〜恨んでいる人物〜という言葉を思い出しました。やっぱり『船弁慶』はおもしろいですね!!
前半の静御前の‘静’な部分と後半の‘動’の部分の対比はもちろん、義経を中心にとりまく、人物の気持ちを感じることができた本日の舞台でした。
シテ:佐野登
笛:成田寛人 小鼓:大倉源次郎 大鼓:大倉慶乃助 太鼓:観世元伯
終演後の挨拶で、司会の方が子供たちに「今日は楽しかったかな?」にほぼ全員が手を挙げているのを見て、私もなんだか嬉しくなりました
能楽ミニ講座・・・野村萬斎、辰巳満次郎
まず萬斎さんによる狂言の解説です。萬斎さん「みなさん、こんにちは!」「後ろの方が声が小さいな、もう一度、こんにちは!」子供「こんにちはー!!」には教育番組を思い出しました。さすが「にほんごであそぼ」出演者!(笑)
萬斎さんは『魚説教』について、子供たちに分かりやすく説明されていました。さすがにうまいなーと思いました(^^)
能の解説はシテ方宝生流辰巳満次郎師。この方もお話が面白かったです。ここでは、全員がその場で立って、シオリという左手をかざして泣く型を練習しました。なるほど、、薬指を右の眉に触るか?という位のところまで持っていくらしい。
和泉流狂言『魚説教』
親の追善を住職の代わりに引き受けてしまった新発意(お坊さんの見習い)がお経が分からないので、魚市場の近くに住んでいた自分がよく知っている魚の名前を説教するというお話です。解説の萬斎さんがシテの新発意です。
解説にあったように、魚の名前がどれだけあるか、と数えてみました(^^;かなりありました!!突然こんなに言える方もすごいと思うんですけど(笑)魚ばかり言っていて、魚は生臭いもの(殺生)ということで、弔いにはふさわしくない、と施主は怒ってしまいます。それで飛び魚になって飛んで逃げるのがおかしいです。
宝生流能『船弁慶』
大河ドラマの影響か人気曲だからか上演が多いですね。でも子方も出るから、お子さまたちには向いているのかしら?(『花よりも花の如く』にもそんなエピソードあったけど)歌舞伎でも何回か見ているけど、元ネタの能の方がやっぱ面白いと思ってしまう。(歌舞伎も面白いが、メイクが生々しいのだろうか・・・?!)
今回、脇正面に初めて座りましたが、この席なかなか良い!と思いました。やっぱり静は美しいし、悲しみが伝わってきます。中之舞を舞った後の義経との別れ、烏帽子を落として泣きながら去る場面は、とても好きなのですが、今回は、義経を背にして去るところがちょうど私の真正面に見えたので、悲しさが伝わってきて、ちょっとうるうるしました。。。
そして、源次郎先生も辰巳満次郎師も「笑わないで!」と仰った作り物の船。ここで笑いは起きなかったものの、「これか!」というざわめきが(笑)大波がきた時のお囃子は、かなり迫力!「かっこいい!!」と身震いしました。
知盛は能は歌舞伎に比べておどろおどろしい感じがしました。でも、全パワーを義経にぶつけてやる!という執念を激しく感じました。午前の解説での義経をとりまく人〜恨んでいる人物〜という言葉を思い出しました。やっぱり『船弁慶』はおもしろいですね!!
前半の静御前の‘静’な部分と後半の‘動’の部分の対比はもちろん、義経を中心にとりまく、人物の気持ちを感じることができた本日の舞台でした。
シテ:佐野登
笛:成田寛人 小鼓:大倉源次郎 大鼓:大倉慶乃助 太鼓:観世元伯
終演後の挨拶で、司会の方が子供たちに「今日は楽しかったかな?」にほぼ全員が手を挙げているのを見て、私もなんだか嬉しくなりました