みゆみゆの徒然日記

日本の伝統芸能から映画や本などの感想、
心に留まった風景など
私の好きなことを綴っているブログです♪

『医学のたまご』

2008年12月16日 | 本・マンガ
海堂尊/著

 続々と読んでいます(笑)こちらは『夢見る黄金地球儀』よりも先の桜宮市について書かれています。ちなみに横書きですが、慣れてくれば違和感はあまりないでしょうか・・・。ひょんなことから全国テスト1位になってしまった中学1年生の曽根崎薫は、飛び級で東城大学医学部に入学する、というお話です。(といっても実際は中学にも通っているんですが。)1位になったといえども、訳アリなので普段は普通以下の成績の薫が、周りの人たちに支えられながらがんばっていくんですけれど、いつもの作品よりも医学部っていうか理系は大変そうだよな、私にそれに見合う学力があったとしてもやっていくのは絶対無理だなと思いました(苦笑)論文とか実験とか・・・。まあ、それはともかく、大人の汚さにも触れつつも、十代向けの作品ですので、十代の子たちへのメッセージ的作品にもなっているけれど、大人も楽しめます。パパの言葉が良かったな。

 『ナイチンゲールの沈黙』でもキーワードになるレティノという病気がキーワードかな。もちろん、この時に出てきた登場人物も出てきます。

 それに、シリーズおなじみのあの人が●●会議に!!!オレンジ病棟のあの人も!!そして病院に大変なことが起きていたの?とこれからのシリーズのことももう考えているのでしょうけれど、この未来の出来事と、どう繋がるのかが楽しみです。次は『ジーン・ワルツ』かな。こちらもこの主人公たちと関係しているんですね。


 ところで『野性時代』が海堂さん特集ということで、インタビューやキャラクター相関図、用語解説などがあったんで買ってしまいました。まだ読んでいない作品もあるからネタばれになりそうなところは読んでいないけれど(笑)あと、短編も収録されてますし、『ジェネラル~』。短編といえば『このミステリーがすごい2009年版』にも短編が収録されているので、つい手にとってしまいました(笑)ここまでハマるとは思わなかった(笑)