ずっと霧雨ばかり降るような日々が続いています。
椅子の部材の加工が終わりました。
例によって並べて記念撮影。
組み立て工程に入ります。
後ろ足。
前足。
糊が乾いてから前後の足の組み立て。
椅子らしくなってきました。
万力で挟んで肘掛けのほぞの加工をします。
このように丸ほぞにします。小刀、鑿を使った手加工です。
肘掛けはこのような収まりです。
この肘掛けはまだ組みつけず、部品で漆を塗ります。
座面も部品で塗って、塗りあげてから組み立てます。
座面の加工は四角の板から始まります。
まず後ろ足がはまる掻き込みを切り、座枠にのせてみます。
肘掛けが付くところを切らなければなりません。
このような加工の印は現物合わせが一番確実です。
ご覧のようにおっつけて鉛筆で書きます。
こんな感じ。
座面の座繰りを加工します。
「四方反り鉋」「船底鉋」などと呼ばれる、下が丸くなった鉋で彫っていきます。
鉋の台が座繰りのアールを作る定規になります。
お尻が当たるところを彫りました。
太ももの当たるところも彫りました。
見た通り、鉋で削っただけでは滑らかな座繰りにはなりません。
サンディングペーパーで仕上げる必要があります。
しかしただペーパーをかけても駄目です。
鉋の跡や木目の強弱が残った見苦しいものになります。
今回は漆仕上げなので特に丁寧な仕上げが必要になります。
きれいに仕上げるのには、「あて木」にペーパーを巻いて磨きます。
これが「あて木」です。
もちろん自分で作ります。
座面のアールに合わせて3種類ほど使い分けます。
機械も使います、もちろん。
あて木を使って滑らかな曲面ができた後、仕上げの磨きに使います。
照明を工夫して、どのような座面に加工したのかがわかるように撮ってみました。
仮組ですが、木地は一応完成です。
自分の頭の中で考えたものが、自分の手を使って形になる瞬間。
この仕事の醍醐味です。
しかしまだ、漆塗りの工程が残っています。
この椅子には少々入れあげてしまい、予定より一週間ほど多く時間がかかってしまいました。
この椅子の肘掛けが妙に短いことお気付きででしょうか?
お店にお伺いして打ち合わせをしたところ、
椅子に合わせるカウンターがやたらごついということがわかりました。
普通の肘掛けではカウンターに当たってしまいます。
でも是非肘掛けが欲しい、とのご要望でしたので、肘掛けがあってもお客様が座れるよう、
片方だけで、しかも小さい肘掛けにすることになりました。
椅子の部材の加工が終わりました。
例によって並べて記念撮影。
組み立て工程に入ります。
後ろ足。
前足。
糊が乾いてから前後の足の組み立て。
椅子らしくなってきました。
万力で挟んで肘掛けのほぞの加工をします。
このように丸ほぞにします。小刀、鑿を使った手加工です。
肘掛けはこのような収まりです。
この肘掛けはまだ組みつけず、部品で漆を塗ります。
座面も部品で塗って、塗りあげてから組み立てます。
座面の加工は四角の板から始まります。
まず後ろ足がはまる掻き込みを切り、座枠にのせてみます。
肘掛けが付くところを切らなければなりません。
このような加工の印は現物合わせが一番確実です。
ご覧のようにおっつけて鉛筆で書きます。
こんな感じ。
座面の座繰りを加工します。
「四方反り鉋」「船底鉋」などと呼ばれる、下が丸くなった鉋で彫っていきます。
鉋の台が座繰りのアールを作る定規になります。
お尻が当たるところを彫りました。
太ももの当たるところも彫りました。
見た通り、鉋で削っただけでは滑らかな座繰りにはなりません。
サンディングペーパーで仕上げる必要があります。
しかしただペーパーをかけても駄目です。
鉋の跡や木目の強弱が残った見苦しいものになります。
今回は漆仕上げなので特に丁寧な仕上げが必要になります。
きれいに仕上げるのには、「あて木」にペーパーを巻いて磨きます。
これが「あて木」です。
もちろん自分で作ります。
座面のアールに合わせて3種類ほど使い分けます。
機械も使います、もちろん。
あて木を使って滑らかな曲面ができた後、仕上げの磨きに使います。
照明を工夫して、どのような座面に加工したのかがわかるように撮ってみました。
仮組ですが、木地は一応完成です。
自分の頭の中で考えたものが、自分の手を使って形になる瞬間。
この仕事の醍醐味です。
しかしまだ、漆塗りの工程が残っています。
この椅子には少々入れあげてしまい、予定より一週間ほど多く時間がかかってしまいました。
この椅子の肘掛けが妙に短いことお気付きででしょうか?
お店にお伺いして打ち合わせをしたところ、
椅子に合わせるカウンターがやたらごついということがわかりました。
普通の肘掛けではカウンターに当たってしまいます。
でも是非肘掛けが欲しい、とのご要望でしたので、肘掛けがあってもお客様が座れるよう、
片方だけで、しかも小さい肘掛けにすることになりました。