ヤマアカガエルの産卵に春を知る日

山里の日々の生活と自然、そして稼業の木工の話

朱利桜/拭漆の洋鏡台

2021年09月27日 | 木工
朱利桜材、拭き漆仕上げの洋鏡台を作りました。

ドレッサーとも呼ぶのでしょうが、洋風鏡台という方がわかりやすいかも。





最近はあまり作ることもなかったのですが、私のウェブサイトをご覧になってご注文頂いたものです。

巾は80cm。



前の物よりも足を長くというご希望です。

足の長さは15cmだったのが25cmになって、スマートに。

その分、引き出しが一段減ってます。

天板の真ん中、お腹があたるところは内アールになっていて、その下の引き出しの前板も同じアールです。



鏡もあえて座った時に顔までが映る高さに。






こんなディテール。


側板の木端は少し丸めてます。

つまみもやや大きめで先をまん丸にして持ちやすくしてます。





あしなが椅子とせいたかテーブル

2021年09月12日 | 木工
天板までの高さが87.5cmのテーブルと、その高さに合わせた椅子を作りました。


















カウンターの高さに合わせたテーブルです。長さは150cm巾は85cm。


カウンターの板も私が調達しました。長さは270cm、巾は42cm。

材はケヤキです。お宅が工事中に材を届けて、設計施工は工務店です。


カウンターとテーブルは同じ板をスライスして作られていますので、木目や色がそろっています。



テーブルの足が長いので、幕板も少し巾広にして強度を出しています。







椅子の座面の高さはテーブルトップから30cm下げるのが基準の寸法なので、座面高は52.5cmとなります。

座面から40cm下に足のせが付いてています。


椅子も足が長くなるので強度を出すために普段は入れない貫を付けています。

材はクルミ、ペーパーコード座面です。


足が長いと意外と座面が張りにくいものだと学習しました。