オオバクサフジ・ミズオオバコ・オオヒキヨモギ・ミズワラビ・タコノアシ・メガルカヤ・オガルカヤ
9月15日の観察会の後で
ハイこれで、今日の観察会は終わりです、皆様ご苦労様でした、今日はじつに実りある観察会になりましたね、この京都府南部の地で絶滅が危惧されてる植物が観察できたこと、これからも機会あるごとに継続して観察していきましょう。
ハイ、ありがとうございました。
オオバクサフジ(大葉草藤)マメ科
(京都府カテゴリー絶滅寸前種)
府内では分布域が非常に局所的である。大株となるが個体数は少ないので、絶滅の恐れが高い⇒絶滅寸前種に選定の理由
オオバクサフジが脅威と感じているのは、土地造成、草地開発、道路工事等々、またササ類の侵入による影響も・・・
ミズオオバコ(水大葉子)トチカガミ科
(京都府カテゴリー絶滅危惧種)
全国各地で比較的普通な水田や水路の雑草であったが、農薬の使用や水質の悪化で産地が急減している。府内でも生育地が減少している⇒絶滅危惧種に選定の理由
田んぼの隅っこの小さな小さな池に、葉っぱは水の中にお花は水面に・・・
オオヒキヨモギ (大引蓬) ゴマノハグサ科
(京都府カテゴリー準絶滅危惧種)
山の斜面に葉っぱは結構茂っているのに小さなお花がポツリポツリ
「一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちませんよ」と教えていただきました。
ミズワラビ ミズワラビ科(ホウライシダ科)
(京都府カテゴリー要注目種)
ミズワラビはシダ科の植物、下方の葉っぱは光合成で栄養を摂るため
上方の細い葉っぱは子孫を増やすための胞子葉って・・・教えていただきました。
府内で希少ではあるが、休耕田を中心にむしろ増加傾向にあると見られる、けど、除草剤の使用はミズワラビには生存に関する脅威と・・・
こちら
タコノアシ(蛸の足)タコノアシ科
(京都府カテゴリー絶滅寸前種)
↑9月7日 山城大橋下流河川敷にて撮影
9月22日 だんだんと茹でダコのようになっていきます。
産地、個体数共に少なくなっている。
タコノアシ属は、2-3種が東アジア・北アメリカ東部に分布する。
かつてはユキノシタ科とされていた。花の形態などはベンケイソウ科に近く、ベンケイソウ科に入れる説もある(ただし多肉ではない)。APG植物分類体系では、独立のタコノアシ科(Penthoraceae)とする・・・
9月7日 やましろ里山の会のメンバーと貴重種の観察会に出かけた時の二種(メガルカヤ、オガルカヤ)です
メガルカヤ(雌刈萱)イネ科
(京都府カテゴリー準絶滅危惧種)
近年大幅に生育地が減少し、稀にしか見ることができなくなった。
希少種と気づかれぬまま諸開発(原野及び山地の開発、林道の拡幅や新設、農道の拡幅や新設)の犠牲となりやすい。開発、林道及び農道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。その上で開発の適否を判断すべきである。開発行為に対する行政の指導力強化←ナルホドです。
オガルカヤ(雄刈萱)イネ科
(京都府カテゴリー準絶滅危惧種)
草地開発、農道の拡幅や新設、特に草地やかつての萱場などの管理放棄のため、かつてはやや普通にあり、日本の代表的な秋草として親しまれてきたが、近年、目立って生育地が減少、また個体数も少なくなった。
絶滅を避ける対策として、草地開発、林道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。草地や萱場の定期的な草刈りを行うこと、等々。
他にレンリソウ(京都府カテゴリー:絶滅寸前種)の居場所を確認しました。
「草」 八木重吉
こんな草なんか
なぜ人間は羨ましいのだろう
ほかの者のいうことなど少しも気にかけず
力いっぱい生きているせいだろうか
↑ 道草さんからいただきました
★ ウドカズラの色づいた実を追記しました ➱こちら ご覧ください
9月15日の観察会の後で
ハイこれで、今日の観察会は終わりです、皆様ご苦労様でした、今日はじつに実りある観察会になりましたね、この京都府南部の地で絶滅が危惧されてる植物が観察できたこと、これからも機会あるごとに継続して観察していきましょう。
ハイ、ありがとうございました。
オオバクサフジ(大葉草藤)マメ科
(京都府カテゴリー絶滅寸前種)
府内では分布域が非常に局所的である。大株となるが個体数は少ないので、絶滅の恐れが高い⇒絶滅寸前種に選定の理由
オオバクサフジが脅威と感じているのは、土地造成、草地開発、道路工事等々、またササ類の侵入による影響も・・・
ミズオオバコ(水大葉子)トチカガミ科
(京都府カテゴリー絶滅危惧種)
全国各地で比較的普通な水田や水路の雑草であったが、農薬の使用や水質の悪化で産地が急減している。府内でも生育地が減少している⇒絶滅危惧種に選定の理由
田んぼの隅っこの小さな小さな池に、葉っぱは水の中にお花は水面に・・・
オオヒキヨモギ (大引蓬) ゴマノハグサ科
(京都府カテゴリー準絶滅危惧種)
山の斜面に葉っぱは結構茂っているのに小さなお花がポツリポツリ
「一年草の半寄生植物であるため、たとえ移植したとしても全く育ちませんよ」と教えていただきました。
ミズワラビ ミズワラビ科(ホウライシダ科)
(京都府カテゴリー要注目種)
ミズワラビはシダ科の植物、下方の葉っぱは光合成で栄養を摂るため
上方の細い葉っぱは子孫を増やすための胞子葉って・・・教えていただきました。
府内で希少ではあるが、休耕田を中心にむしろ増加傾向にあると見られる、けど、除草剤の使用はミズワラビには生存に関する脅威と・・・
こちら
タコノアシ(蛸の足)タコノアシ科
(京都府カテゴリー絶滅寸前種)
↑9月7日 山城大橋下流河川敷にて撮影
9月22日 だんだんと茹でダコのようになっていきます。
産地、個体数共に少なくなっている。
タコノアシ属は、2-3種が東アジア・北アメリカ東部に分布する。
かつてはユキノシタ科とされていた。花の形態などはベンケイソウ科に近く、ベンケイソウ科に入れる説もある(ただし多肉ではない)。APG植物分類体系では、独立のタコノアシ科(Penthoraceae)とする・・・
9月7日 やましろ里山の会のメンバーと貴重種の観察会に出かけた時の二種(メガルカヤ、オガルカヤ)です
メガルカヤ(雌刈萱)イネ科
(京都府カテゴリー準絶滅危惧種)
近年大幅に生育地が減少し、稀にしか見ることができなくなった。
希少種と気づかれぬまま諸開発(原野及び山地の開発、林道の拡幅や新設、農道の拡幅や新設)の犠牲となりやすい。開発、林道及び農道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。その上で開発の適否を判断すべきである。開発行為に対する行政の指導力強化←ナルホドです。
オガルカヤ(雄刈萱)イネ科
(京都府カテゴリー準絶滅危惧種)
草地開発、農道の拡幅や新設、特に草地やかつての萱場などの管理放棄のため、かつてはやや普通にあり、日本の代表的な秋草として親しまれてきたが、近年、目立って生育地が減少、また個体数も少なくなった。
絶滅を避ける対策として、草地開発、林道の拡幅や新設に先立つ詳細な生物調査が必要である。草地や萱場の定期的な草刈りを行うこと、等々。
他にレンリソウ(京都府カテゴリー:絶滅寸前種)の居場所を確認しました。
「草」 八木重吉
こんな草なんか
なぜ人間は羨ましいのだろう
ほかの者のいうことなど少しも気にかけず
力いっぱい生きているせいだろうか
↑ 道草さんからいただきました
★ ウドカズラの色づいた実を追記しました ➱こちら ご覧ください
ただ見て通り過ぎるのと違って色々勉強しながらですと忘れない・・。
感心してます。
撮影しながらの散策観察・・良い画像となってますね・・。
名も知らぬ草花、滅多に見掛けない草花・・・どの草花も懸命に生きていることが痛感されます。
「草」 八木重吉
こんな草なんか
なぜ人間は羨ましいのだろう
ほかの者のいうことなど少しも気にかけず
力いっぱい生きているせいだろうか
普段、何げなく出合ってるお花も貴重種と聞けば改めて見直してます。
そんなお花たちが結構散歩道ででも咲いてるんですよ。
いろんなお花たちの観察もできて愛犬との散歩も楽しんでます
ショットさんアリガトウございます
咲いてるところには咲いてるんですねいっぱい・・・
けど、「全体的には何処にでも咲いてるってわけでもないですよ・・・」みたいな。
継続的に観察って大切なんですよね。
道草さんアリガトウございます。