変光星の一種である矮新星は、
恒星の燃えかすである白色矮星の周囲にあるガスなどの円盤に、
パートナーの恒星から物質が流れ込み、円盤が不安定になることで急激に明るくなる現象と考えられています。

矮新星(イメージ図)
明るさだけでなく色も変化するのですが、その原因は良く分かっていないんですねー
国立天文台 岡山天体物理観測所などの研究グループは、
代表的な矮新星である“おおぐま座SU”を、2011年12月から2012年3月まで、
赤、青緑、近赤外線の3つの波長帯で観測しています。
すると、赤と青緑の2つの波長帯で見ると、爆発の数日前に赤が優勢になってくることが分かりました。

なので、この2つの波長帯を見れば、爆発が近いことを予測できることになります。
このメカニズムについては、
爆発直前に降着円盤内縁がガスで満たされ、白色矮星を隠すことで青緑の光のみが暗くなる
爆発の直前に6000ケルビン程度の成分が、降着円盤内で群を抜く
など、いくつかの解釈が可能です。
でも、詳しくは今後の観測結果ということになるんですねー
他にも、静穏期の等級にも明るい時期と暗い時期の2種類があることや、
明るい静穏期は期間が1週間前後と短く、青緑+赤の2波長帯で赤が勝っているということが、
研究で明らかになったそうですよ。
恒星の燃えかすである白色矮星の周囲にあるガスなどの円盤に、
パートナーの恒星から物質が流れ込み、円盤が不安定になることで急激に明るくなる現象と考えられています。

矮新星(イメージ図)
明るさだけでなく色も変化するのですが、その原因は良く分かっていないんですねー
国立天文台 岡山天体物理観測所などの研究グループは、
代表的な矮新星である“おおぐま座SU”を、2011年12月から2012年3月まで、
赤、青緑、近赤外線の3つの波長帯で観測しています。
すると、赤と青緑の2つの波長帯で見ると、爆発の数日前に赤が優勢になってくることが分かりました。

矮新星の状況と、その時の色をプロットしたもの
明るさはほぼ同条件でも、爆発3日前~前日(●)は、それ以外の時(○)と比べて、図の下方(青緑+赤の2波長で見た場合に赤が強い方)に分布していることが示されている。
明るさはほぼ同条件でも、爆発3日前~前日(●)は、それ以外の時(○)と比べて、図の下方(青緑+赤の2波長で見た場合に赤が強い方)に分布していることが示されている。
なので、この2つの波長帯を見れば、爆発が近いことを予測できることになります。
このメカニズムについては、
爆発直前に降着円盤内縁がガスで満たされ、白色矮星を隠すことで青緑の光のみが暗くなる
爆発の直前に6000ケルビン程度の成分が、降着円盤内で群を抜く
など、いくつかの解釈が可能です。
でも、詳しくは今後の観測結果ということになるんですねー
他にも、静穏期の等級にも明るい時期と暗い時期の2種類があることや、
明るい静穏期は期間が1週間前後と短く、青緑+赤の2波長帯で赤が勝っているということが、
研究で明らかになったそうですよ。