430光年彼方の系外惑星が、
土星の200倍という巨大な環をまとっていることが明らかになりました。
さらに、その中では地球に匹敵する大型衛星が、作られているかもしれないんですねー
2012年のこと、
ケンタウルス座の方向約430光年彼方の若い恒星“J1407”に、土星のような環を持った惑星が見つかります。
惑星が恒星の手前を通過(トランジット)する時に見られる、
わずかな減光から、惑星の存在を検出することができます。
今回の研究では、2007年の57日間にわたって、
惑星の環によるとみられる複数回の減光を突き止めます。
研究チームによる新たな解析から、
この惑星“JI407b”の環の巨大さが明らかになるんですねー
“JI407b”は木星の10~40倍の質量があると考えれ、
30個以上も重なる環の全体の直径は、約1億2000万キロにも及んでいます。
これは太陽~金星の距離よりも大きく、土星の環の約200倍という大きさになります。
もし“JI407b”が土星の位置にあったら…
地球から、その環は月よりもずっと大きく見えるそうです。
恒星の光を大きく遮る環は分厚く、大量の物質を含むと考えられます。
さらに、土星の環のように明瞭で大きな隙間があるので、
その部分では、火星~地球程度の質量の大型衛星が、作られているかもしれないんですねー
太陽系外で、これほどの規模の衛星が作られつつあるようすが、
とらえられるのは初めてのこと。
今後数百万年で、この環はいくつかの衛星を生み出し、やがて消えていくそうです。
太陽系の木星や土星が生まれたころ、
その周囲には円盤があり、その中から衛星が生まれたと考えられています。
なので“JI407b”は、木星や土星の昔の姿を知る手がかりになるんですねー
“JI407b”の公転周期は10年で、次回のトランジットは2017年に起きます。
研究チームでは、アマチュア天文家にも“JI407b”の観測を呼びかけ、
さらに詳しく、このスーパーサタン(土星の巨大版)を探っていくようです。
土星の200倍という巨大な環をまとっていることが明らかになりました。
さらに、その中では地球に匹敵する大型衛星が、作られているかもしれないんですねー
“JI407b”の巨大な環(イメージ図)。 |
2012年のこと、
ケンタウルス座の方向約430光年彼方の若い恒星“J1407”に、土星のような環を持った惑星が見つかります。
惑星が恒星の手前を通過(トランジット)する時に見られる、
わずかな減光から、惑星の存在を検出することができます。
今回の研究では、2007年の57日間にわたって、
惑星の環によるとみられる複数回の減光を突き止めます。
研究チームによる新たな解析から、
この惑星“JI407b”の環の巨大さが明らかになるんですねー
“JI407b”は木星の10~40倍の質量があると考えれ、
30個以上も重なる環の全体の直径は、約1億2000万キロにも及んでいます。
これは太陽~金星の距離よりも大きく、土星の環の約200倍という大きさになります。
もし“JI407b”が土星の位置にあったら…
地球から、その環は月よりもずっと大きく見えるそうです。
土星の位置に“JI407b”があったら… 地球からは月よりも大きく見える。 |
恒星の光を大きく遮る環は分厚く、大量の物質を含むと考えられます。
さらに、土星の環のように明瞭で大きな隙間があるので、
その部分では、火星~地球程度の質量の大型衛星が、作られているかもしれないんですねー
太陽系外で、これほどの規模の衛星が作られつつあるようすが、
とらえられるのは初めてのこと。
今後数百万年で、この環はいくつかの衛星を生み出し、やがて消えていくそうです。
太陽系の木星や土星が生まれたころ、
その周囲には円盤があり、その中から衛星が生まれたと考えられています。
なので“JI407b”は、木星や土星の昔の姿を知る手がかりになるんですねー
“JI407b”の公転周期は10年で、次回のトランジットは2017年に起きます。
研究チームでは、アマチュア天文家にも“JI407b”の観測を呼びかけ、
さらに詳しく、このスーパーサタン(土星の巨大版)を探っていくようです。