しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

三井造船玉野造船所の新造船

2021年09月10日 | 無くなったもの
場所・岡山県玉野市玉  三井造船構内
無くなった日・2021年7月21日(最終船の進水式)
撮影日・2010年6月11日


今年7月、三井造船・玉野は最後の進水式を行った。

玉野と言えば反射的に「三井造船」というイメージがあったが、
大正6年以来つづいてきた”造船”は終わりを告げた。



宇野稲荷山から見る三井造船所↑。
東西2kmの造船所は、三井物産が造船部として建設を始める前は塩田だった




以下の4枚は↓、進水式の写真。
三井造船玉野には船台とドッグがあり、造船所の東に船台、西にドッグが並ぶ。


進水式は一般公開されている。









どこの造船所進水式でも言えるのだが、船体が大きくてクジラの腹を見る感じで全体像がわからない。
今日進水するのは6万トンのバラ積船。








進水直前、緊張の時。
そしてテープカットされる。




ファンファーレが鳴り、くす玉が割れ、船体は海に滑り落ちる。





あっと言う間に進水式は終わった。
この”あっという間に終わる”というのが感じがよく、何度でも見たくなる。




三井造船の造船部門は三菱重工と企業体を成し、更に常石造船とも協力協定している。
バラ積船はすべて常造が造るのだろう。

別件だが、倉敷市塩生にあるサノヤス造船は、今年から新来島サノヤス造船になった。




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天満屋ハピータウンみどり町店

2021年09月10日 | 無くなったもの
場所・広島県福山市緑町
なくなった日・2014年5月25日
撮影日時・2014年5月17日


福山市の”緑町”は、旧陸軍の連隊や練兵場があった場所で、
ここハピータウンは元・練兵場があった。

ハピータウンは近接する三菱電機や地域住民に溶け込んだ商業施設だった。




店舗4階にはプールがあり、管理人の子供もここで水泳を習った。
店舗3階には、中国新聞のカルチャースクールが各種文化教室を開催していた。





地域に愛されたお店だったが、いくらか古くなっていった。
その頃、お隣の連隊跡地が商業施設になりエブリーやユーホーができた。

天満屋は伊勢丘にあったハピータウンと併せ、合理化でお店を閉じた。





閉店後のハピータウンみどり町店は、すぐに解体され、同業のハローズが新店舗を開店した。




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