mola_circus モラを楽しむ

パナマのクナ族が着ているモラ(ブラウス)は、模様がまるで絵画のようです。いっしょにモラを楽しみませんか。

トビカズラ

2017-04-11 | 高松
牧野植物園で見たトビカズラ、
偶然見つけて写真を撮ったのですが、
とても珍しい花のようです。



花時期に早かったらしく花房はこれだけでしたが、
名前も知らないので後で確かめようと、
名札のあった周囲も撮りました。



薄暗い崖面に暗紫色の大きな花を見つけた時は驚きました。

とにかく閉園の時間が迫っていて慌てて写真を撮って、
確かめるゆとりもなく引き返しました。

こうして後からゆっくり読んで、初めて知ったことばかりです。

以下名札から
長いですが、興味のある方はどうぞ。

中国の南部〜南西部に自生するつる性の常緑大型木本。もともと熊本県菊鹿町相良に一株だけ知られており、源平合戦の時観音像が空を飛んでこの木に飛び移り、焼き打ちを逃れたという伝説から「飛葛」という名前がつけられたと言われています。この相良のトビカズラは国の特別天然記念物に指定されています。
2000年に長崎県佐世保市のトコイ島でも発見されましたが、現在はどちらも古い時代に中国から持ち込まれたものと考えられています。
4月下旬から5月、幹や太い枝の節から花序を伸ばし、長さ7〜8㎝ある暗紫色の花を10〜20個付けます。
かつてはなかなか開花せず、日清・日露戦争時に咲いたため「世に異変が起きる花」として恐れられました。当園では毎年開花しているので、そのたびに職員はドキドキしています。

これを読んで、
相良やトコイ島のトビカズラを検索してみました。
動画で見ることも出来ます。
なんと便利なことでしょう。

大慌てで駆け巡った植物園でしたが、
この花を見られたのはラッキーでした。

こうして書いていて思い出したのですが、
蒲江に珍しいカズラがあると聞いたことがあります。
調べて見ると、
佐伯市蒲江に自生する
マメ科トビカズラ属の特産種「カマエカズラ」です。

以前、見に行ったと生徒さんが話していました。

花の様子は少し違うようですが、
機会があったら見て見たいものです。
コメント
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