<広島のペトロビッチ監督は、快勝で連敗を3で止めたにもかかわらず、会見場で怒りをあらわにした。「Jリーグはイレブンミリオン(年間入場者数1100万人)を目指しているが、あんな守備的な戦い方を誰が見にくるだろうか」と相手の極端な戦法に対して不満を爆発させた。>(サンスポ 7月19日付)
守備的なサッカーにも、面白い守備的なサッカーと面白くない守備的なサッカーがある。<面白くない守備的なサッカー>とは、大体の場合、面白くなくさせられた側がこぼす愚痴でしかない。
奇妙な攻撃的サッカー信奉が大分や千葉や柏を苦しめる。下位で苦しむ彼らが、何でガンバや川崎や広島のために楽なゲームプランを提供しなければならないのか。強豪相手にあえて果敢な(無謀な)攻撃的サッカーして勝ち点をプレゼントしなければならないのか。そもそも、そんな安直な攻撃サッカー信奉が簡単に鹿島を独走させてしまうのだ。勝ち点1のために<極端に>引きこもることはまったく悪いことじゃない。数少ないチャンスのためにカウンターを研ぎ澄まし先制した瞬間ほどスリリングなことはない。
ディフェンスこそチームの魂の有り様である。
(追記8月9日)
Sの極みの大場さんが8月2日の浦和戦の戦評で、清水を指して<「常にベッタリ引いている」とか「攻めは縦ポンからのカウンターのみ」>と報じる専門誌(紙)について苦言を呈している。「あれは引いているのではない(引くべきときには引くのは当然だし、どのチームでもやること)、攻守の切り替えが早いのだ(浦和の攻守の切り替えが遅い)」という見解には完全に同意したい。
ちなみにこのエントリーも別に清水のディフェンスを指して守備的であることを肯定しているわけではありません。
マスコミや御用ライター相手に、こういう不理解や偏見と戦うのも実に面倒な話である。
守備的なサッカーにも、面白い守備的なサッカーと面白くない守備的なサッカーがある。<面白くない守備的なサッカー>とは、大体の場合、面白くなくさせられた側がこぼす愚痴でしかない。
奇妙な攻撃的サッカー信奉が大分や千葉や柏を苦しめる。下位で苦しむ彼らが、何でガンバや川崎や広島のために楽なゲームプランを提供しなければならないのか。強豪相手にあえて果敢な(無謀な)攻撃的サッカーして勝ち点をプレゼントしなければならないのか。そもそも、そんな安直な攻撃サッカー信奉が簡単に鹿島を独走させてしまうのだ。勝ち点1のために<極端に>引きこもることはまったく悪いことじゃない。数少ないチャンスのためにカウンターを研ぎ澄まし先制した瞬間ほどスリリングなことはない。
ディフェンスこそチームの魂の有り様である。
(追記8月9日)
Sの極みの大場さんが8月2日の浦和戦の戦評で、清水を指して<「常にベッタリ引いている」とか「攻めは縦ポンからのカウンターのみ」>と報じる専門誌(紙)について苦言を呈している。「あれは引いているのではない(引くべきときには引くのは当然だし、どのチームでもやること)、攻守の切り替えが早いのだ(浦和の攻守の切り替えが遅い)」という見解には完全に同意したい。
ちなみにこのエントリーも別に清水のディフェンスを指して守備的であることを肯定しているわけではありません。
マスコミや御用ライター相手に、こういう不理解や偏見と戦うのも実に面倒な話である。