エダ「いやーまあ前向きに次の試合に臨めるとは思いますけど」(Sの極み 9月2日付)
アウスタでナビスコカップ準決勝第一戦、清水対FC東京。
先行された上に、後半早々に岩下が意味不明の一発退場というハンデを背負いながら(そしてホームの声援を受けながら)何とか追いつきドローで終了。
FC東京からすればいくぶんラッキーなゴールだった先制点を入れられたことで、海人の動揺はその後のプレーからも見て取れた。先制点、2失点目で大事なあと一歩が出なかったテルにはやはり疲れもあったのだろうか。
特に前半はほとんど崩されたという印象はなかったので、ハーフタイムは久々に日本平に不穏な空気が流れたように思う。そして後半早々の岩下のレッド。その後のレフリングを見れば家本主審が(性懲りもなく)酷いことには変りないんだけれども、これは平山に巧くハメられたかもなあと言う印象。ここでFC東京のゴール裏は、家本主審の不可解な判定に歓声を上げ、実に不快なコールをピッチを去る(しかも連中の目の前を通った)岩下に送った……が、まあ、これで日曜日が楽しみになったんじゃないの。
しかし10人になったことでミッションは明確になり、プレーヤーの運動量もぐっと増えた。特に平岡の活躍には感動した。前日まで練習していたアオが今朝になって急な発熱(インフルエンザではない模様)で当日になって急遽ベンチ入りし、岩下が退場になったことで、これまた急遽ディフェンスラインに入った平岡(ということは現在、平岡のCBとしての序列は4番目以降でしかない)が、スペースとタイミングを感じ取り、猛然とピッチを駆け上がり、同点を演出したのには熱くならないわけにはいかない。担架要員に来ていた清商の後輩たちにもいいとこ見せられたわけだな。またスタジアムの中でその模様をモニターで観ていた岩下も平岡の活躍に喜んでいたらしい。
その後は10人とは思えないようないい内容になったと思う。
勝負事なんだから、まず負けないということは大事なことだ。
プレーヤーにスタンドからリバイブが送られたのも当然だと思う。
しかし終了後、ゲームを破壊しかけた審判団にはメインスタンドから罵声が飛んだ。
わずか中3日、日曜日の味スタでファイナルを賭けた戦い。
とにかく勝ちに行く。
フローデ「得点シーンはいいコーナーキックから、ラッキーもあったが取れて良かった。いいゴールがあげられたと思う。1名少なくなったが、清水はいいDFが揃っていたので、いい攻撃ができると思っていた。10人だったがいい攻撃といい守備ができたと思う。いいプレーヤーが揃っているので次の試合は勝ちにつなげられると思うし、11名で今日のようなゲームができれば必ず決勝へ行けると思う」(J'sGOAL 9月2日付)
(9月3日追記)