今日9.11に向けた素人の乱TVで会見が配信されていた。その中で出演していた雨宮処凛さんは「個人的に」と前置きした上で「来年春に残りの原発が定期検査に入り、全国の原発がすべて停止した状態をとりあえずゴールにしたい」というようなことを語った。
しかし、それは本当にゴールなのだろうか。
それはフクシマの住民に「数十年は住めないかもしれない」と言わずに誤魔化していた政府関係者の言い草と何の違いがあるのだろう。そういう気休めみたいなゴールを設定する必要が本当にあるのか。
今回のフクシマとそれに関わる各地の原発稼動の問題、エネルギーシフトの問題はどう考えたって長くかかるのは明らかなのであって、定期検査での停止など通過点でこそあれ、ゴールなどでは決してない。もし仮にゴールを設定するというのならば、それは政府に脱原発を宣言させ、それを実行させること以外の何があるというのか。
もちろん活動家である彼女は「運動を続けていくこと」の困難さも知っているからこそこの発言をしたのだろうけれども、ゴール設定などするから「ブーム」だの「ファッション」だの揶揄されるのである。
現実を前にして、最初から綱引き目的の言論プロレスなんかに興味はないな。
今大事なのは「ゴール」なんていう自己実現やイベント化なんかよりも覚悟を決めた日常化だろうと思わざるを得ない。
別に運動をしているつもりはない。それが2011年の日常って奴なんだから。
しかし、それは本当にゴールなのだろうか。
それはフクシマの住民に「数十年は住めないかもしれない」と言わずに誤魔化していた政府関係者の言い草と何の違いがあるのだろう。そういう気休めみたいなゴールを設定する必要が本当にあるのか。
今回のフクシマとそれに関わる各地の原発稼動の問題、エネルギーシフトの問題はどう考えたって長くかかるのは明らかなのであって、定期検査での停止など通過点でこそあれ、ゴールなどでは決してない。もし仮にゴールを設定するというのならば、それは政府に脱原発を宣言させ、それを実行させること以外の何があるというのか。
もちろん活動家である彼女は「運動を続けていくこと」の困難さも知っているからこそこの発言をしたのだろうけれども、ゴール設定などするから「ブーム」だの「ファッション」だの揶揄されるのである。
現実を前にして、最初から綱引き目的の言論プロレスなんかに興味はないな。
今大事なのは「ゴール」なんていう自己実現やイベント化なんかよりも覚悟を決めた日常化だろうと思わざるを得ない。
別に運動をしているつもりはない。それが2011年の日常って奴なんだから。