徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

彼らの「真剣」はどこにあるのか/排外デモカウンター行動(4.21)

2013-04-23 04:32:03 | News
土曜日は静岡で呑んで帰れなくなってしまったのでそのままネットカフェで仮眠して午前中に帰京。着替えて大久保へ向かう。
先月31日に懲りずに、またもや新大久保で差別主義者のデモが行われる。

久しぶりに歌舞伎町を抜けて、大久保公園の「檻」の外で連中の様子を眺めていたら日の丸を背負った男から煽られる。「しばき隊にしばかれたいわ~」だそうだ。ゴールしたら背負ってる旗をとっとと片付けて皮被って集団下校する卑怯者が何を言っているのか。
要するにこういう連中である。彼らが背負う「日の丸」にはコスプレ程度の重みしかない。
そして公園周辺はちょっと尋常ではないぐらい公安と重装備の警備関係者が集まっている。おそらくデモ参加者数を完全に超えている。
要するにこういうデモなのである。「遊び」にしては彼らは危険過ぎる。



問題を拡大させた過激なプラカード等をチェックしているためか、デモはなかなかスタートしない。14時30分から20、30分ほどして公園内で集会が始まり、彼らがこの日一番の雄叫びを上げ始めたのを確認して、職安通りに移動し待ち構えていたbcxxx君たちしばき隊やカウンター周辺に合流する。対面の歩道も鈴なり状態で、平野君や反原発デモなどで見知ったいつもの面々の顔も見えた。マリノスの清さんたちの横断幕(ダンマク隊)もあった。
今回の行動はツイートを通じてAmazonのトラメガが推奨されていたのだけれども、この日も生声で行く。まあ確かに連中は明らかにトラメガの音量を上げてきたけれども、フィジカルで対抗するのも大事である。ましてやデモ中の連中は大して声も出てないんだから生で十分なのである。



職安通りから明治通りまでは対面から、明治通りから大久保通りは併走する形で怒声を浴びせ続けた。
相変わらず笑顔で手を振り続け沿道を煽る者(顔を晒している人中心)や沿道からの怒声にそれなりに反応して怒声を返してくる者(こちらは顔を隠しているオヤジ中心)がいたのだが、いかんせんまったく声が聴こえない。沿道のカウンターの音量が凄まじいこともあるが併走していても聴こえないんだから、もうどうしようもない。これでは、
「真面目にやれ」
としか言えない。もうカウンター集団と比較して個々の戦闘能力が違いすぎるとしか言いようがない(もちろん戦闘能力というのは「声量」のことですけど)。真剣にやっていれば「声」というのは大きくなるものなのである。一体彼らの中に喉が枯れるほど真剣に声を出していた人間が何人いたのか。

要するに彼らは「真剣」ではないのだ。
こんなコスプレ集団のエゴイスティックな悪ふざけで他人を傷つける行為を許しちゃいけない。

「みんなでやろうや」/第7節 C大阪戦

2013-04-23 03:27:53 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス11~14


村田「エスパルスはホントに何かチームとして『みんなでやろうや』みたいなところがあるから、そういう風なところも良いんじゃないっすかね」(Sの極み 4月21日付)

土曜日はアイスタでセレッソ戦
日本平が予想以上に寒く、さらにスタンドも結果的に1万人程度と先週の雰囲気からはまったく寒い状況になってしまったが、ゲームは前島さんの戦評のように熱いものになった(それにしてもクルピはいつも言い過ぎだと思うが)。清水を棚に上げてセレッソの状態云々に言及する人もいるけれども、ポジティブに評価していい内容だったと思う。

扇原のラッキーミドルが決まってしまった瞬間もピッチだけではなく、スタンドも決して下を向くような状態ではなく(野次も若干含みながら)後押ししていた。近年のセレッソ戦というと乱打戦か、もしくは一方的にセレッソに打たれまくるという、実に嫌な相手なのだけれども、3月の状態を抜け出しつつ、概ねゲームをコントロールできてようになったことを実感した。
クルピがブラジルトリオを諦め、アフシンが村田を投入したあたりからゲームはさらに加速する(村田はまさに期待通りだった)。加速し始めると、スピードはともかく、良いポジショニングを見せていた翔のスタミナ切れが露呈してくる。練習試合で結果を出しつつ、クラブ関係者にも、そして三保でいつも彼を見ているであろうサポーターからも期待され続け、確かに「それ」を匂わせ続ける翔なのだが、この日も結果を残すことができなかった。何だかんだネタ化されるプレーヤーだとはいえ、やはりポテンシャルは認めるべきなんじゃないかと思うのだが、「ケチャップどばどば」は次ゲーム以降に持ち越された。
さらにアフシンは42分に竹内を投入。アディショナルタイムも含めて残り10分程度のプレーではもったいないぐらい、この日の竹内も動きが良かった。終盤はオープンな攻防だったとはいえ、ミドルを打てるチャンスもあっただけに竹内にも結果を残して欲しかった。
セレッソ戦はいつでもそれなりに面白いゲームになるのだけれども、今季初めて90分を通して「面白いゲーム」が観られた。もはや、これは「前進」と言わざるを得ない。
いつまでも3月の清水だと思うなよ、ということである。

タイムアップ後、セレッソゴール裏からは「村田コール」が起こった。
それはそれで幸福な光景だったのだけれども、オレは宏介を思い出してしまった。奴もあんな飛び出し方さえしなければ、こんな風に今でも愛されていただろうなと思う。プレーヤーとサポーターの関係というのはナイーブなものなのである(勿論枯れについては今後も末永くブーイングでオケです)。

そして今日は運命のナビスコカップ予選大宮戦。
シーズンが始まって2ヵ月も経っていないのに「運命」というのも大げさだが、このゲームに勝たなければネビスコカップ予選突破は消滅するだろうし、アフシンの「51試合」もなくなってしまう。
また3月の開幕戦で対戦して以来、18戦負けなしを続けている大宮を相手に、オレたちはあの3月からどこまで前進できたのか確認するゲームにもなる。アフシンは週末の浦和戦に向けて浩太を休ませるようだが(CB2人を休ませてやって欲しいぐらいだが)、J's Goalの試合前投票のような一方的な内容にはならないと思うよ。
今日の結果次第で浦和戦も見えてくる。
まあ火曜日ということもあるし、スタンドはまた多少寂しい感じになってしまうんだろうが、全力でサポートする。
みんなでやろうや。