徒然地獄編集日記OVER DRIVE

起こることはすべて起こる。/ただし、かならずしも発生順に起こるとは限らない。(ダグラス・アダムス『ほとんど無害』)

リアル完売劇場

2008-05-01 21:44:57 | SHIMIZU S-Pulse/清水エスパルス06~10
3日に行われる静岡ダービーのチケットがようやく完売した模様。
両クラブとも連勝で臨む静岡ダービー、舞台は整った。

来られない方もSkyPerfecTV!(ch180)SBSラジオで是非ご参加下さい(地上波テレビの放送がないのが不可解ですが)。



(追記 5月4日)
08リーグ静岡ダービー コレオグラフィー(YouTube)

80年代の青春/「ブレックファスト・クラブ」

2008-05-01 20:29:42 | Movie/Theater
ブレックファスト・クラブ
The Breakfast Club/1985/アメリカ
監督:ジョン・ヒューズ
出演:エミリオ・エステヴェス、モリー・リングウォルド、アリー・シーディ、ジャ
ド・ネルソン
<5人の高校生はヴァーノン先生に命じられて、土曜日だというのに学校の図書館で課題に取り組んでいた。それぞれが起こした問題の罰として、「自分は何であるか?」という作文を書かされていたのだ。(中略)これまで全く接点のなかった5人は、お互いの身の上話を交わし始め、次第に心を開いて行く。>
シネフィル・イマジカ
goo映画

80年代に登場したアメリカの青春スター軍団を総称するブラット・パック。彼らのボス(監督)がジョン・ヒューズで、彼と彼らの代表作で、だからなのか、80年代青春映画の傑作と言われている作品、らしい。
学校の図書館という空間の中で、登場人物も5人の高校生と2人の大人(教師と用務員)。舞台のように、限られた空間の中でテンポよく展開する会話劇。教師たちが類型によって学生を分類(秀才、アスリート、お嬢様、不思議ちゃん、不良)することに反発しながらも、分類しているのは教師だけではなくて学生同士も分類しあったりして、お互いのキモチをぶつけ合いながら最後には理解し合ってカップル誕生という展開は恥ずかしげもなく思いっきりベタ。ヤッピー映画風にセックス、ドラッグ&ロックンロール(ただし80年代)なのも、さらにベタ。それだけに、これ以上わかりやすい“青春映画”もないんじゃないかということで80年代の青春映画の傑作というもの頷ける。80年代の青春って何なんだ。
不思議ちゃん(アリー・シーディー)がソフィストケートされて変身して万事丸く収まるのもなあ……そこはもっと情念だろう。

80年代という時代に、確実に“そこ”にいながら“ある部分”に入り込めない自分を再発見したりして。嫌なら観るなと言われても、観てしまったものは仕方がない。この世界はディラン&キャサリンで十分っす。

亀と猿(明日まで)/亀戸天神「藤まつり」

2008-05-01 00:54:00 | 素日記
近所の亀戸天神社で藤まつり(~5月6日まで)。
お参りを済ませて、藤の花鈴守購入。亀戸天神は藤もいいんだけれどもやっぱり亀である。しばらく池の中でじゃれ合う親子亀を観ていると、太鼓の音が聞こえてきた。ちょうど神楽殿前で「猿まわし(太郎と次郎一門)」が始まったので観る。もう17時を回った頃でお猿さん(名前は失念)もすっかり疲れ切っていた。GWの最中とはいえ、平日の夕方で、観客も50人ほど。また夜になれば祭りの雰囲気も出るんだろうけれども、祭りなんだか町内会の催し物なんだか、よくわからないゆるい雰囲気で猿まわしを観るのもいい感じ。

猿まわしは明日も行われる模様です(猿まわしは明日まで、10時から16時)。

#48 またお前か!改め「して!」(36)

2008-05-01 00:29:41 | 暴言・失言・珍言備忘録
上本(大分DF)「2度目だ(から警告しろ)」
西村雄一主審(SR)「お前は黙ってプレーしていればいいんだ」「死ね!」
上本「サッカー協会に言いますよ」
西村「また、お前か。うるさい! 引っ込んでいろ」
(スポーツ報知 4月30日6時6分)

田嶋幸三専務理事「協会として重く考えている。いろいろ調査して対処する」
西村「そんなことは言っていない」
(スポーツ報知 4月30日20時40分)

人は間違う。しかし間違うことが悪いのではない。それを正当化しようとするから悪くなってしまうのだ。そしていくら悪くても、世の中には「ごめんなさい」で済む話もある。済ますべきときもある。

誤審というのは、サッカーのエンタテインメントのひとつだと言えなくもない。誤審にヒートアップした観客からレフリーに向かって罵詈雑言の野次が飛ぶのはスタンドでは日常茶飯事である。ぶっちゃけそれはストレス解消の瞬間なのかもしれない(オレはスポーツ観戦に日常のストレスを持ち込むことを否定しない)。誤審はストレス解消のトリガーを引いてくれているとさえ思う。勝てばストレス解消は倍増されるし、そのまま負ければ酒の肴になるだけだ。
しかし、この一連のピッチ上の発言はさすがに生々しい。

彼は“嵐の時間”が過ぎ去るまで、止まらない暴走列車である。
すでに思考停止に陥り、強権発動でしか空気をコントロールすることができなくなっている。そして自分さえも見失った彼は言う。
「お前は黙っていればいいんだ」「死ね!」「うるさい! 引っ込んでいろ」
しかし暴走列車もいつかは止まる。そしてそのとき、我に返った彼は言う。
「そんなことは言っていない」
こういう、立場を笠に着て強権を振り回すタイプの人間はどこにだっている。自分はそのつもりはなくても、である。

やはり日本人レフリーにとって、サッカーはスポーツでエンタテインメントではなく、いつまで経っても「体育」なのではないかと穿った見方もしたくなる。

そんな絶望的な話題はともかく、CL、今季二番目の大一番まであと3時間。

(追記)
「言ってないです。別の言葉を聞き間違えた可能性もある」(サンケイスポーツ 5月1日付

問題は「死ね」(だけ)ではないのだが。
そしてファミリーJOINデイズは続く……。

(さらに追記)
西村「『うるさい。黙ってプレーして』と言った」

<1>テレビ映像での西村主審の様子
<2>F東京の選手が暴言を聞いていない
<3>大分の報告書では暴言を聞いたのはDF上本だけ
田嶋専務理事「『うるさい』も試合中は、あり得る話。失礼と判断されるものはなかった」
(読売新聞 5月1日付)

あれ?
FC東京のプレーヤーも含めて複数のプレーヤーが現場を目撃したんじゃないんですか?
まあ、立場の正当性を主張するために発言されたのならば、その立場で言っていいことと悪いことがあるんじゃないかと思うんだが……今後、レフリーはプレーヤーから抗議を受けても「お前は黙っていればいいんだ」「して!」「うるさい! 引っ込んでいろ」はOKワードとして公式に認められたようです。それで観客が納得するとは到底思えませんが。
そして、それでもファミリーJOINデイズは続く。

「して!」ゲーフラでも作るか……。

(また追記)
原強化部長(大分)「(暴言があったという)複数の証言があがっている。内容に関しては、ここでは言えない。3日に試合があるので、勝てるように協力してもらいたい」(日刊スポーツ 5月1日22時22分

こういう人たちに付け込まれるようなことにならなければいいのだが。

サッカーを毛嫌いする理由「読売テレビ」(ツカサネットネット新聞 5月1日付
審判も選手も“大人”になれ(サンスポコラム「甘口辛口」5月1日