土曜日。
前日の深夜に博多から戻ってきて3時間ほど寝てから静岡へ向かう。昼頃に着いて実家に荷物を降ろし、昼寝してからアウスタで
清水対京都戦。
今日の選手サイン会は永井。さすがにいつもよりケータイカメラが多く、警備員もいつも以上に仕事をしている。テルや新のときはスルーしていく人も少なくなかったんだが(これは人気とは別だよ)。
さらに7月4日は清水エスパルス、17回目の誕生日(1992年7月4日のガンバ戦がクラブとしての初ゲーム)ということでゲーム前にハッピーバースデーの合唱と花火。
さらにさらに、前節の東京戦で前人未到のJ450試合出場を達成したテルのセレモニー。今後も同一クラブでの達成でテルを抜くプレーヤーが現れるとは思えない。
と、ゲーム前は盛り沢山だったのだが、ゲームもそれはもう、盛り沢山としかいいようのないジェットコースターのようなゲームになった。東京戦もそうだったのだけれども、第三者が観れば相当面白いゲームだったと思う。先制されたとはいえ前半の清水は圧勝ペースで得点を重ねて行ったし、京都のカウンターはまるで全盛期の千葉や川崎のように鋭かった。柳沢敦という老獪なプレーヤーの素晴らしさも再確認した。この勢いがずっと続くとは到底思えないが、前節の広島戦に続いて調子を上げているクラブである京都ならこれぐらいしぶとくやってくる。
京都の同点ゴールが決まり、すぐに終了のホイッスルが鳴った。オフサイドになってしまったパウロがボールをキープできていたら、まず間違いなく、その時点でゲームは終了していただろう。パウロへのパスではなく単純なクリアでもよかったかもしれない。後半は躍動していた東城先生の終了間際の演出が多少あったにせよ、時間はもうほとんどなかったはずだ。
ドローながらもスタンドに負けたような雰囲気が漂うのは当たり前だ。
ただしブーイングと同時に拍手が起こるのも当たり前だ。
前半のゲーム運びや3点獲ったオフェンスを誰が責められるというのだ。
決定力という名のオフェンスは水物でお膳立てしたところで最後は個の力でしかないが、ディフェンスはやはり構築するものだ。
清水は過去3シーズンはディフェンスで評価されたチームである。次節までには何とか修正を…。まあ失点シーンはむしろ明らかなミスだから悲観的になる必要は全くないと思う。
ましてや個々のミスは監督の責任などではない。
久々に節穴丸出しの野次をスタンドから飛ばす常連のオヤジがいてうんざりした。90分間、何を観ていたら、ああいう野次が飛ばせるんだろう…。
サッカーは90分やる(観る)ものだし、大分や柏のような惨状のチームならばともかく、チームと監督はシーズンを通して評価すべきものである。そんなものは当たり前だろう。
という愚痴は意外にも帰りのバスの中ではあまり出ず、すぐに寝た。
面白くは合ったが、確かに観ているだけでも疲れるゲームだった。
ひとまず連敗はしなかった。
次節11日はいよいよ勝たなきゃならない、万博のガンバ戦。