アウスタで天皇杯準々決勝、清水対新潟。
11月の5連敗の間にも天皇杯では札幌、甲府を相手に勝ち上がってきたわけだが、ちょっと意味合いの重い勝利となった。リーグではマリノス戦、名古屋戦と徐々に調子の戻ってきたチームだったが、この日は連敗中に戻ってしまったかのようにディフェンスが終始安定せずバタバタし続ける。逆にこれまで無得点を続けてきたオフェンスは結果的に勝負を決めるまで120分かかってしまったとはいえ、常にリードをし続けた。3つのゴールも実に“らしい”ゴールだった(児玉のゴール後のパフォーマンスが浦和戦とほぼ同じだったのが微笑ましい)。
で、J1相手に久しぶりに勝った訳だ。まさか3点も取れるとはね。
もう、追いつかれるたびに負けを意識した。まあ、同時に常にリードしていた展開だったので仮に追いつかれても「まだ同点」という意識もあった。内容はとても悪かったものの3点も取って勝つなんてのは、先月のような<運の悪いチーム>だったらできるものではない。
運ばかりで何とでもなるわけではないけれども、やっぱり何か変わったかもよ。
次は29日、エコパで岐阜対名古屋の勝者と準決勝。
あと2週間、きっちりコンディションを整えて、怪我の岩下が戻ってディフェンスを再確認する時間はある。
ゲーム終了後、掛川の引退セレモニー。
掛川「世の中には素晴らしい結果を出した人もいますけども、それはやっぱり出せる出せないっていうのはしょうがないことじゃないですか。ってことはじゃあ何かって言ったらやっぱりサッカーに懸けたり、その人生にどんだけ自分なりに懸けれたかっていうことなんで、まああんまり後悔はないです」「『サッカーは大人を紳士にする』って言うけど、ここのチームメイトはそれができます。他のチームはわかんないですけど(笑)。ぜひエスパルスに来た方が良いですよ、みなさん」(Sの極み 12月12日付)
これはプレイヤーに限った話ではない。
誰もがスーパースターになれるわけではない。いくら才能を秘めていたとしても、努力したとしても誰もが自分の持っているポテンシャルを全力で表現できるわけではない。そして一握りの幸運な連中以外の人々は満たされないまま、あまり望まない人生を歩む。それはほとんど運としかいえない。
だからこそただ目的のために貪欲になるというわけではなくて、そのときのために志を持つというのが人間的成長だろうと思う。元全日本女子ソフトボール監督の宇津木妙子女史は歯を食いしばって努力する選手たちのために「努力は裏切らない」と語ったけれども、それだってそれ以前の志がなきゃ自分の人生は耐え切れないですよ。
自分でしか自分の道は造れないっていうかね。
掛川はエスパルスに必要な志のある“大人”だった。山西や西沢と同じように、エスパルスの若いプレーヤーたちにきっと何かを残していってくれたことだろうと思う。たったひとりでは何もできないチームスポーツであるサッカーに人間的成長ほど効果があるものはないものね(てか、スタンドで頓珍漢で心無い野次を飛ばす輩も流れを読む目を養って人間的成長をしていただきたいものである)。
掛川はこれから清水の下部組織に関わるようなので期待している。
セレモニーに涙ぐんでしまうのは単にオレが年を喰っただけだろうが。
あと半月、元旦まで掛川とチームは最後まで完全燃焼して欲しいものである。
そして、また清水のレジェンドが帰ってくる(かも)。
チームを成長させてくれる“大人”なら大歓迎であります。
<小野が清水に移籍、岡崎とホットライン>(日刊スポーツ 12月13日付)
てか、先週の雨の名古屋戦から福岡経由して、どう考えても風邪が悪化してオレのコンディションが最悪だよ…。
11月の5連敗の間にも天皇杯では札幌、甲府を相手に勝ち上がってきたわけだが、ちょっと意味合いの重い勝利となった。リーグではマリノス戦、名古屋戦と徐々に調子の戻ってきたチームだったが、この日は連敗中に戻ってしまったかのようにディフェンスが終始安定せずバタバタし続ける。逆にこれまで無得点を続けてきたオフェンスは結果的に勝負を決めるまで120分かかってしまったとはいえ、常にリードをし続けた。3つのゴールも実に“らしい”ゴールだった(児玉のゴール後のパフォーマンスが浦和戦とほぼ同じだったのが微笑ましい)。
で、J1相手に久しぶりに勝った訳だ。まさか3点も取れるとはね。
もう、追いつかれるたびに負けを意識した。まあ、同時に常にリードしていた展開だったので仮に追いつかれても「まだ同点」という意識もあった。内容はとても悪かったものの3点も取って勝つなんてのは、先月のような<運の悪いチーム>だったらできるものではない。
運ばかりで何とでもなるわけではないけれども、やっぱり何か変わったかもよ。
次は29日、エコパで岐阜対名古屋の勝者と準決勝。
あと2週間、きっちりコンディションを整えて、怪我の岩下が戻ってディフェンスを再確認する時間はある。
ゲーム終了後、掛川の引退セレモニー。
掛川「世の中には素晴らしい結果を出した人もいますけども、それはやっぱり出せる出せないっていうのはしょうがないことじゃないですか。ってことはじゃあ何かって言ったらやっぱりサッカーに懸けたり、その人生にどんだけ自分なりに懸けれたかっていうことなんで、まああんまり後悔はないです」「『サッカーは大人を紳士にする』って言うけど、ここのチームメイトはそれができます。他のチームはわかんないですけど(笑)。ぜひエスパルスに来た方が良いですよ、みなさん」(Sの極み 12月12日付)
これはプレイヤーに限った話ではない。
誰もがスーパースターになれるわけではない。いくら才能を秘めていたとしても、努力したとしても誰もが自分の持っているポテンシャルを全力で表現できるわけではない。そして一握りの幸運な連中以外の人々は満たされないまま、あまり望まない人生を歩む。それはほとんど運としかいえない。
だからこそただ目的のために貪欲になるというわけではなくて、そのときのために志を持つというのが人間的成長だろうと思う。元全日本女子ソフトボール監督の宇津木妙子女史は歯を食いしばって努力する選手たちのために「努力は裏切らない」と語ったけれども、それだってそれ以前の志がなきゃ自分の人生は耐え切れないですよ。
自分でしか自分の道は造れないっていうかね。
掛川はエスパルスに必要な志のある“大人”だった。山西や西沢と同じように、エスパルスの若いプレーヤーたちにきっと何かを残していってくれたことだろうと思う。たったひとりでは何もできないチームスポーツであるサッカーに人間的成長ほど効果があるものはないものね(てか、スタンドで頓珍漢で心無い野次を飛ばす輩も流れを読む目を養って人間的成長をしていただきたいものである)。
掛川はこれから清水の下部組織に関わるようなので期待している。
セレモニーに涙ぐんでしまうのは単にオレが年を喰っただけだろうが。
あと半月、元旦まで掛川とチームは最後まで完全燃焼して欲しいものである。
そして、また清水のレジェンドが帰ってくる(かも)。
チームを成長させてくれる“大人”なら大歓迎であります。
<小野が清水に移籍、岡崎とホットライン>(日刊スポーツ 12月13日付)
てか、先週の雨の名古屋戦から福岡経由して、どう考えても風邪が悪化してオレのコンディションが最悪だよ…。