きっと泣きながら読むだろうと思っていましたが、やはり、ぼくのおかあさんは泣きじゃくり、しまいには号泣するのも気持ちいいもんなんだわ、と思いながら泣いていました。
副題が『涙あふれる⑭の物語』
47の実話から小説化、”泣ける”短編。20万部突破
少し前に読んだのでしたが、今朝の新聞の広告を見て、あらためて人間って泣くのが好きなんだなと思いました。
映画でも感動して泣くことが多いのですが、今年はなぜかあまり、というよりちっとも泣きませんでした。
今年は、という意味はあまり映画館に行くことのないおかあさんなので、だいたいが夏に限定されるからです。
『真夏の方程式』 福山雅治はやっぱりかっこよかった、それだけでもよかった、と思うおかあさん。
『クロワッサンで朝食を』 名前だけは知っていたジャンヌ・モロー。
『風立ちぬ』 作者宮崎駿が自分で作った映画で初めて泣いた、とあったので期待していたのだったけど、おかあさんは泣かなかった。
ストーリーは知っていても泣けて仕方なかった『ハチ公物語』も『HACHI』も。やはり犬には弱いらしい。
ところで、笑うことは体に良いのはよく知られています。
ぼくんちは29インチのブラウン管テレビだったのですが、とうとうおとうさんの部屋のテレビが壊れてしまったので、ついでに居間のも買い替えることになりました。
家に帰るとすぐにテレビをつけるおとうさんです。次は大きなのがほしかったようです。おかあさんはカタログの寸法でどのくらいになるか想像してもピンとこないので新聞で大きさを作ってみました。50型となると新聞紙1枚では間に合わないので、セロテープでつないで(なにしろヒマ)
ブラウン管テレビの前にその新聞紙をぶらさげてみたら、なんだかおかしくって笑っちゃいました。おかしいと思うと止まらなくなってげらげら笑い転げてしまいました。
帰ってきたおとうさんも大きすぎると言うかと思いきや、すまして、これくらいが良い、だと。
今、ぼくんちには2倍の大きさになったテレビがフツーの顔して部屋のコーナーにたたずんでいます。
犬から聞いた話、おもしろいのも、おもしろくないのも、あるよね!