畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

入梅

2012-06-09 18:22:43 | 農作業

6月9日(土)  

予報の通り、雨降りの一日となる。しっかりと降る雨となり、雨量もあったようだ。そして、梅雨入り。田んぼの水をそれほど心配しなくてもよいように、何日かおきに、溜まるほどの天水を降らせてほしい。

雨はちょうどよいと、サツマイモの定植に出かける。先日植えた苗は、マルチフィルムに張り付くように、しんなり、げっそりとなっている。サラサラに乾いた畝で、植えた日と、次の日と、太陽にさらされ、吸い込む水分もない環境で、すっかり萎れてしまっている。この雨が、植え穴からしみ込んで、回復してくれるとよいのだが。仮植を掘り上げて植えた苗は、すでに根が出ていたものを植えたので、ダメージはそれほどでなく、雨に打たれて、首をもたげ始めてはいたが。

今日も、仮植を掘り上げて、しっかりと根が伸びた苗を植えた。雨の中での作業だから、マルチの下の畑土は、今だ、サラサラだったが、ちゃんと根づいてはくれるはずだ。

畝間の畑土は、雨水を吸ってグチャグチャと長靴にくっつき、歩きにくく、足も疲れた。午後は、出荷を少し手伝い、その後は、農機具店の展示会に顔を出す。車の新車発表と同じような、新しくモデルチェンジをしたり、新しい機能を備えた農機具が、高額の値段俵とともに勢揃い。

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草刈月

2012-06-08 19:29:03 | 農作業

6月8日(金)   ときどき 

晴れて暑くなる。それほど蒸すと云う訳でもなく、梅雨入り前の、良き晴天。明日は雨で、梅雨入りの発表となるだろう。

一日、家の周りの草刈。6月は、草刈月だ。3日の共同草刈に続き、10日は、私たちの集落の水路、農道等の草刈作業。17日は、宮薙。午前中は神社の草刈。午後は、お寺の草刈と毎日曜日は忙しい。そんな訳で、我が家の周りも、草を刈ってすっきりさせておく。春からそのままだった所は、伸びきった草が地べたを這うように倒れたり、背丈近くに伸びている。刈払機に負担がかかり、重く、腕腰が疲れる。

この時期に草を刈ることで、真夏の草丈が抑えられる。伸び放題にしておくと、そのこんもりとした、叢は蜂の巣作りに格好の場所となる。家のまわり、公共の場所など、草刈をしておくことで、ハチに刺されたりすることもなくなる。宮薙と云い、盆前の草刈など、農村地域は、節目節目の作業で生活を作ってきた。

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息子の家

2012-06-07 20:03:15 | 介護日記

6月7日(木)   ときどき 

玄関のチャイムが鳴ったのは、4時ちょっとすぎ。母の声が聞こえる。

「私の家じゃないですよ。息子の家に連れてきたのですか」

ショートステイの送りの職員さんに、話しかけている。若く、今日はじめておくってくれてきた職員さん、答えようがなく、黙っている。荷物を受け取り、お礼を言っていると、

「ありがとうございました。皆さんによろしく」  そして、  「また、お世話になります。お願いします」

最近の帰宅時は、たいがいこんな様子だ。現在からさかのぼって、過去の記憶は鮮明だ。現在の時に近づくほどに、記憶は欠けてくる。30年ほど前に、長く住んでいた、新潟の家を離れ、この房総の地に移住した、長男の家に同居したことは、欠落している。それは、家に帰ると云う行為、家に送ってもらうことを意識することで、ずっと昔住んでいた家の記憶につながる、ということのようだ。

最近は、特に、昔の記憶の中を漂うようなことが多くなってきた。ベット生活にするため、母の部屋の模様替えをした時、邪魔になるような家具を、納戸にしまい込んだ。その中に、古い小さな茶ダンスがあった。ある時、急に、なんで、勝手に茶ダンスを持って行ったのか、と問い詰められた。知らないよ、というと、親の型見にもらったものを、なんで勝手に、そっちに持って行ったんだと、非難する。

今まで、そこにあった茶ダンスが無いことに気付いた時、親の形見を、私がどうかする訳ないから、息子に取られてしまったことで、納得させようと云うことだろう。そんな風なことが、ちょくちょく起こるようになってきたが、人の生きると云うことはなんだろうと、思わざるを得ない。

サツマイモの定植。畔の草刈、モアでの作業。

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しんどい作業

2012-06-06 19:07:58 | 農作業

6月6日(水)   のち 

しっかりとした雨だが、大降りでもない。良い雨だった。

除草機を引っ張るには、こんな日は良いと、合羽を着て田んぼに入る。しかし、一回目の除草の後、8日も経ってしまっていた。発芽した草の生育は早く、もうしっかりと育ってしまっている。効果のほどは、期待できないと思う。いくらかは、草の密度を減らせるぐらいのものだろう。しかし、二回目の除草のまねごと位はやっておこうと、重い足を引きずるように、田んぼの中を歩く。

やはり、田んぼの中を、歩くと云うような作業で除草というのは、無理だ。しんどいから、ついつい後回しにしてしまう。それで、せっかくやっても、もう遅過ぎると云うタイミングになってしまう。これが、機械の運転と云うことで出来るなら、時間も短く、身体もきつくなくできる。そういうやり方にしてゆかなくては、駄目だと思う。いくら、安全な食べ物といっても、環境破壊にもならない農業といっても、普通の農業と比べ、極端に身体を使うような、しんどいようなやり方では、無理がある。慣行農業と比べて、二、三割少ないぐらいの収量を上げて、労働時間や、労働強度はそれほど変わらない、そのようなやり方、技術を作りださない限り、無農薬栽培、有機栽培は、広がって行かないだろう。

今年も草にびっしりと覆われ、二、三割の収量にしかならないだろう、秋を想像しながら、重いチェーンを引っ張り歩いた。

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雑用

2012-06-05 19:04:20 | 暮らし

6月5日(火)  

午前中は、寺の雑務が、中途半端な時間に入っている。まとまった作業はできないので、出荷用の米の精米など、ちょこちょことやって時間をつぶす。

午後は、モアと刈払機での、田んぼの畔の草刈。それも、出足が悪かったからか、あまり気持ちが乗らず、一か所だけ終わらせた後は、日はまだ高いが、他の田んぼに移らなかった。家に戻り、こんなときの時間つぶしは、刈払機の刃を研ぐこと。たまっていた10枚ほどを研ぐ。

今日、我が家にまた猫が増えた。館山生まれの三毛猫の雌。友人が、生まれた子猫をもらってくれというので、引き取ってきた。連れ合いが、針をうちに行っているので、そのついでにと。連れ合いは、チャチャとか名前を付けて、なつけようとしているが、初めて、親から引き離された子猫は、おびえ、作業場の中で行方不明に。夕方、6時間ぶりほどで、乾燥機の下で縮こまっている「チャチャ」を見つけ、しばらく、なつくまでは機械の格納庫の方に、住ませて良いか聞いてきた。別に不都合はないので、今夜から、格納庫は、「チャチャ」の部屋となる。

と、こんな新入りを迎えた日に、格納庫の裏の方で、気配がするので、見てみると、野良だか、他所の飼い猫かはわからないが、三匹の同じ位の子猫を連れた親猫が、人の顔を見て逃げて行った。この猫、ときどき、我が家の作業場に、我が家の猫たちの餌を食べに来ていたやつだ。野良だとしたら、良くこれだけのと猫を育てたものだと感心する。

「いっそのこと、この4匹も、なつけちゃおうか? 中途半端で、餌を食べに来られても困るから。野良に、うろうろされるより良いかも」

「それもそうかも」

ということで、一気に増えるかも。

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グースカ

2012-06-04 19:05:23 | 暮らし

6月4日(月)  のち 

今朝のこと。

「テレビ観戦どころか、グースカピーだったよ」 と、連れ合い。

そうなのだ。地上波も、BSも、サッカー放送は6時からになっていた。それで、昨夕は、急いで、シャワーを浴び、冷えた缶ビールも冷蔵庫にそろえ(作業場の保冷庫に箱のまま入れてあるのを、取り出してきて)、つまみもテーブルに並べ。スイッチを入れる。6時は過ぎているのに、映し出されたのは、これまでの足跡。最終予選に至る過程の特集。でもまあと、ビールを干しながら付き合っている。画面の中のアナウンサー、「試合開始まで、50分と迫ってまいりました」

「えっ! 7時半開始なのか、どうも早すぎると思った」 が、もう晩酌は始めてしまった。中断する訳にはゆかない。試合開始ころには、冷えたビールは、ほぼ飲み終わってしまう。コップに、日本酒を入れて、座卓に移り、チビチビ(グイグイか?)やりながらの観戦となる。1対0で前半を終え、ハーフタイム。気も緩み、草刈の疲れも出て、それ以上に、酔いが回り、そのまま、、、、、、、、。

ということだった。

一日、宮畑。モア、刈払機、二つを積んで行き草刈。午後は、小型管理機と、中耕管理機の二台を積んで、出発。果菜類が植わっているマルチ畝間の中耕徐草。がちがちの粘土質に、石混じりの畑土。一度位では、草の根まで掘り起こせないから、数回の往復作業。明日も晴れる予報なので、草の処理は、ほぼうまく行くだろう。

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共同作業

2012-06-03 17:58:19 | 農作業

6月3日(日)   いちじ 

雨の予報は、完全に外れた。夜の間に、少しは湿らせた程度で、朝からは、明るい曇り空。他集落の共同草刈作業。雨のしとしとする中の作業かと思っていたが、合羽は必要なくなった。

それにしても、水路周りとか、大土手の草刈で、法面での作業。その上、春から伸び放題の草で、かなりの重労働。斜めに突っ張る足は、重くなるし、刈払機で払う刈り草は重い。上半身も下半身も、それぞれに疲れ、3時には上がって帰るが、以後、身体を動かす気になれない。寺の事務案内とか、先般の神社参拝の会計報告を、配り回ったりで、この時間となる。

これから、サッカーのアジア予選とか。急いでシャワーを浴びて、ビールを相手に、テレビ観戦といこう。

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ノンアルコールビール

2012-06-02 19:45:27 | 食、農への思い

6月2日(土)   いちじ 

昨晩のこと。ビールを飲みながらの、遅い夕飯も終わり、食卓を片づける。最後に、もう一缶、缶ビールを飲んでから、布団に入ろうかと、冷蔵庫を開ける。ひょいと手に取った缶。あれっと思う。少々酔いは回っているとはいえ、缶のデザインが、ちょと違う気がする。「ノンアルコール」との文字が目に飛び込んでくる。座卓の脇で、横になっている連れ合いに、声をかける。

「間違えて飲んだでしょう」  「えっ、道理で、何時もより眠いと思った」

最近の連れ合い、アルコールが入ると、頭痛が起きやすいと、アルコールは控え気味にしている。その代わり、ノンアルコールビールを各メーカー買って来ては、味見している。そして、今のは、ビール缶のデザインとごく似ていると、問題にもなったのではないかの、ビールメーカーのものを、冷やしている。

それにしても、ビールと、ノンアルコールの違いも判らずに飲む連れ合いには、感心というか、呆れると云うか。そして、もう一つ分からないのが、ノンアルコールビールを飲むと云う気持ちが判らない。

私は、ビールはおいしいと思うから飲むのだが、同時に、アルコールであり、酔い心地を味わいたいから飲む、のでもある。アルコールが無いなら、お茶でも、ウーロン茶でも、飲まなくとも、どちらでもよい。私にとって、アルコールがあるから、酔うがゆえに、ストレスを溜めることなく、新しい日を迎えることができるのだ。酔わないのなら、飲む意味は、七、八割がた無くなる。それほどに、私にとってのアルコールは大切なものだ。その一つが、ビールであるのだが、続きは明日に。

今日も、ほぼ一日、刈払機による草刈。一つの地区の、60aほどは、草刈完了。その地区は、明日、共同作業の草刈だ。その前に、自分の耕作田周囲の草刈をやっておきたかったが、予定完了。気分良く飲める。

 

 

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水溜り

2012-06-01 19:05:00 | 農作業

6月1日(金)  ときどき  いちじ 

朝、庭を見てびっくりした。水溜りが出来ている。連れ合いも気がつかなかったようだから、雷雨ではなかったらしいが、しっかりと降ったようだ。アメダスによると、深夜、一時間に15㎜の降雨を記録していた。また、昼休み、横になっていると、空は暗くなる。降ってくるかもしれないね、などと話して、外干しの洗濯ものを入れた方がいいね、と、起き上った連れ合い。「降ってる!」とあわてて飛びだす。弱い雨だが濡れるほどには落ちている。一時間ぐらいだったが、1㎜ほどは降っただろう、良い休養の雨だった。

ポンプを動かしての水入れは、予定通りやってもらった。たっぷりの水が張られた田んぼは、イネもほっとしたように見える。

妙なもので、もう我慢の限界と、水を汲んでくれるように、役員に頼んだ、そんな日に、予定にない、しっかりとした雨が降る。この雨で、仮植したサツマイモの苗は、しっかりと根を張るだろう。

今日は、一日草刈。モアでの、草刈の後、刈払機で、法面の草も刈る。この春からは、初めての刈払機での作業だから、蔓性の草たちがしっかり伸びていて、かなりの重労働の草刈だった。この草刈が、これから、続く。半月ほどは、しんどくなりそうだ。

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