韓国滞在最終日。この日は8:30釜山発のJR九州高速船ビートルに乗って帰国、博多へ向かいます。
もともとはビートル号が満席(もしくは運休?)で予約が一切取れなかったため前日夕方発のカメリアライン雑魚寝で帰る予定でしたがなんか予約が取れるようになっていたので急いでホテルとビートルを予約したのが江南のホテルに泊まっていた時。
カメリアラインは前日までのキャンセルで10%の手数料がかかりますが600円くらい構いません。
夕方に釜山を出発していたらトンカスを食べることも東莱温泉で極楽することも無かったわけですから。
キャンセル手数料といえば、どこぞの飛行機に5,000円ほど募金をしたのを思い出してしまいました…
5,000ウォンだったらよかったんですがね…
ということで最終日は朝早くに釜山をおさらばすることとなります。
記事タイトルからもわかる通り、この日のメインはとんこつラーメンです。
朝8:30の出港なので2時間前の6:30には釜山港についていたいなぁと考えると5:40ごろにホテルを出て釜山駅の売店で軽くお土産とかを買ってから行くことになりました。
東横インからシャトルサービルで港まで行くこともできるそうですが、駅の売店でお買い物をしたかったので歩きで向かいました。
仕方ないのはわかっているんですけど、東横インに泊まっているのに朝食が食べられないのって凄く損した気分になりますよね…
ホテルを出ると、清掃車が走っていました。でっかい矢印が目立ちます。
ソウル駅のコンビニや自販機で残った小銭をお菓子に変えてきました。
ロッテのエナドリ、Hot6っていうのがお土産ジュースとしてはおすすめかなぁと思います。
バナナウユもおいしいんですが乳製品なので傷みそうですし…
そして大雨、なんだこれ。
どうにか釜山港にたどり着きました。何度目だよってくらい来ているのでもう迷うことはありません。
今回も慣れた足取りでWiFiを返却し釜山港国際ターミナルのフリーWiFiに接続しなおします。
乗るのは3度目、JR九州高速船のビートル号に乗船します。
予定を立てていた時には一切選べなかったので満席なのかと思っていましたがガラッガラじゃないですか…快適でいいですけども。
雨で少々荒れた釜山を出発。広安大橋をくぐります。
波には強いといわれるジェットフォイル、とはいえまあまあ振動は来たかなぁと思いました。
船特有のヨーイングというよりはオフロード車に乗っているような揺れでした。
今回チケットを受け取る際にカウンターにあったのでパンフレットをもらってきました。
光沢のある厚紙でかなりしっかりとした出来です。本気度が伝わってくる。
現行のB929ジェットフォイルの老朽化に伴う新造船として導入される三胴船「クイーンビートル」です。
残念ながら所要時間は30分ほど伸びるので、今後も航空機と勝負していけるのかが不安になりますが、元々の数が少なすぎて製造コストがとても回収できないということで新造がかなり困難となっているジェットフォイルの事情を考えると仕方のないことなのかもしれません。
と思っていたのですが、クイーンビートルの建造が開始された後に東海汽船が莫大なコストを負担してまでもジェットフォイルを新造するという思い切った決断を下しましたよね。
個人的には東海汽船、佐渡汽船、JR九州高速船あたりで手を組んでまとめて発注することで乗り切って欲しかったなぁとは思いますが。
新たに三胴船となることでジェットフォイルよりは遅くなりますが既存のフェリーよりは速く、それでいてジェットフォイルと違って船内移動ができるメリットを生かして船旅の楽しさを演出するといったことが予定されているそうです。これも楽しみ。
運航開始は2020年の夏を予定しているそうです。次の韓国訪問はその時期にしてもいいかもですね。
朝ごはんは軽めに、釜山駅で買っておいたダンキンドーナツです。
韓国の街中や駅にかなりの店舗数を構えるドーナツ屋さんで、やたらと見かけるので気になっていたんです。本社はアメリカのマサチューセッツにあるそうです。
日本にも1970年代にやってきたそうですがミスドの力が強すぎたことなどから1990年代には姿を消しているみたいですね。
買ってきたのはでかめのDポップみたいなやつとクッキー。ビートル船内販売のコーヒーをお供にいただきます。
いろんな種類が入っていてお得感がありますよね。やっぱDポップ感がある…w
子どもの頃にミスド100円セールで買ってもらえる時は毎回一番値引き額が大きいDポップを買ってもらってました。定番商品がちょっとづつ食べられるのがいいんですよねぇ。
それ故突然の販売終了にはひどく落胆したものでした。その後何度か復刻として登場したのち今ではドーナツポップとして1個から買えるスタイルに進化して帰ってきてくれたのが嬉しかったんですよ。
…と、気づいたらミスドの話ばかりしていましたね。
ダンキンドーナツは、味がそんなに違うということはなくミスドとの違いもそこまで感じませんでした。
このDポップデカい版はいろんな種類が入っているのですが、底のほうにはエンゼルクリーム的なのが5つほど入っていて個数的にはこれだけ多い感じがしました。やっぱ人気商品なんでしょうか。おいしい。
クッキーはサクサク軽いものを想像していましたが、結構ずっしりお腹にたまる感じで意外でした。美味しかったですが思ってたより重量感が。
このビートル号なんですが、珍しく対馬比田勝寄港便を引きました。
1日2便体制なので狙って乗っているというわけではないのですが、これは面白そう。
ENEOSが見えて日本を感じました。S-oilじゃない!
浜御塩で有名な長崎県対馬の比田勝港に着岸。
ここで降りてみたいなぁとも思ったんですが行程が合わず断念。
ただ、乗り続けることで面白いものを見ることができました。
以前ビートルに乗った時に紹介した、比田勝寄港便で行っている国内線国際線の混乗便。
以前は直行便だったのでカーテンレールがあることのみの紹介でしたが今回は実際に仕切る様子が見られました。これは気になっていたので見られてよかった。
比田勝港に泊まっている間に二階席左側の区画が仕切られ、この部分に関しては九州郵船の国内線航路 比田勝~博多として、その他はJR九州高速船の国際線航路 釜山~比田勝・博多として運行されるというかなり特殊な運航形態です。
国際線旅客との分離は警備上とても大事なことなので厳重な仕切りに加え添乗員さんが監視を行う体制がとられているみたいでした。
日本ではここが唯一の導入例、なかなか珍しいものが見られて満足です。
対馬の比田勝港を出港。
窓の外から乗り込んでくる様子が見えましたが結構乗ってくるお客さんは多く感じました。
日本人が多分9割越えな感じで20名程度でしょうか、国際線区画ががらがらなのに対して国内線区画は窓側がすべて埋まるくらいには混んでいそうです。厚いカーテンの向こうなので実際はわかりませんが。
こちらに泊まっているのは九州郵船のフェリーげんかい。比田勝~博多を5時間50分ほどかけて結びます。
それに対してジェットフォイル混乗便なら2時間10分。頼むし乗れるようにしてくれへんかとお願いして混乗便を実現させた理由が見えてくるかと思います。
混乗便が実現する前は、一度釜山に出て直行ビートルに乗り換えたほうが速いことを生かし比田勝~釜山ですぐ乗り換え~博多の乗船券を発売していたほど。
日本国内での適用例がない初めての試みであったため大変だったんだとは思いますが、この混乗便扱いは対馬比田勝にとってかなりの革命だったんだと思います。
さて、釜山は雨でしたが日本国内に戻ってきたら天気が回復してきました。むしろ暑いくらいかな?
大型のフェリーをどんどん追い越していきます。やはりジェットフォイルは速い。
そんなこんなで博多港。
ただいま日本。
西鉄バスに揺られ(連接じゃないのに乗った)博多駅へ。
ここから鹿児島本線に乗って今日の目的地、基山へと向かいます。
南福岡の駅名標、味があっていいなぁと思いました。
うっすらと白木原(大野城の旧駅名)が見えています。
基山駅に到着。
丸幸ラーメンセンターはどうやら基山とけやき台の間あたりにあるらしく、若干弥生が丘のほうが近いみたいなのですがお散歩がてら行きは基山で降りてみました。
線路沿いに歩いていきます。日本の電車ですが普段あまり来ることのない九州の電車。
途中にあった踏切が世下げだったのでここで撮影をすることに。
ハウステンボス・みどり号がやってきました、ハウステンボス専用の新塗装車ですね。
その昔は三階建て列車「かもめ・ハウステンボス・みどり」なんていうアクロバティック運転をしていたことで有名な長崎本線系統の特急列車。多少落ち着いたものの今でも2列車の連結はよく行われているようです。
基山方のカーブからやってきました。特急白いかもめ。
振り子装置を生かして大きく車体を傾けながら走る885系。カーブでとれたのはラッキーでした。
元々885系かもめって黄色塗装でしたよね、ソニックと共通運用になってから青色に改められたそうですが個人的にかもめは黄色なイメージがまだあります。
特に時間を調べてきたわけではないのですが、貨物列車も見られて満足です。
本州では絶滅した貨物のEF81。一体になったヒサシが強そう。
箱型ライトユニットを腰部につけている450番台の印象が強かったのですがそれは2機のみで原型のほうが多いんですか、知らんかった。
EF81は一度撮っておきたいと思っていたのでとてもよかったです。次来るときは450番台が撮りたいですね。
ゆふいんの森も見ることができました、ぎらりと光る車体。
さっきの白いかもめと比較すると車体があんまり傾いていないのがわかります。
あとは817系コミュータートレインなども見られました。結構車種は色々来るので飽きないもんですね。
おなかがへったのでとんこつラーメンを食べに行きましょう。たのしみ。
【迷列車REPORTvol.8】鉄道小ネタレポート・九州遠征編
迷列車シリーズで主に広島地区を取り上げておられるFUZZ-JN4SPTさんのこの動画を見て、前から丸幸ラーメンに入ってみたいなぁと思っていたんですよねぇ
久留米系の濃厚なとんこつラーメン、うまい。
すかさず替え麺を注文。
スープに醤油刺しますか?って聞かれたのでとりあえずお願いしました。そういうもんなのか。
二杯目は丸幸ラーメンご自慢のはりはり漬けを加えていただきます。これが結構合うんですよね。
とても美味しかったです。ごちそうさまでした。
また鹿児島本線沿いに歩き、こんどはけやき台駅へ。
結構立派な駅ですが無人駅、日中は1時間に1本普通のみが止まる駅です。20分ほど待つことに…
885系かもめ後期車、目の雰囲気がやや変わっていますね。
けやき台駅の原田方は撮影に向いてそうな直線だなぁと思いました。白いかもめがかっこいい。
普通電車に乗車。
二日市から乗り換えると早かったので移りました。
あとは家に帰るだけ、ですがその前に。
博多バスセンター内のコンビニに立ち寄り、竹下のブラックモンブランを買ってきました。後で車内で食べよう。
自由席特急券を購入し、ホームに上がってみると次発のぞみ号が止まっていました。
おぉ、珍しくなってしまった700系のぞみ号じゃないですか、運がいい。迷わず乗車しました。
コンセントがないことから見送られがちな700系のぞみ。
定期のぞみ号からは引退しましたが曜日指定で週の半分くらい走っているのぞみ182号では一部の日に限って700系が充てられるみたいです。
今となっては貴重な700系のぞみC編成。旅の最後にこれに乗れたのは最高です。
買ってきたブラックモンブラン。
ゴリゴリしていておいしかったです。
そのあとせっかくなので車内販売でコーヒーを購入。いいっすねぇこれ。
そんな感じで帰ってきました。楽しかった。
最後に今回の輸入品をご紹介。
見ての通り飲み物が多いので非常に重かったです。これ持って晴れた日の昼間に基山~けやき台を歩いたんですもん肩痛いわけですよ。
その中でも特に紹介しておきたいのがこちら、DONGWONの唐辛子マグロシリーズです。
ロッテマートで買ってきたこれはやや小さめの缶詰、辛さが複数種類あったので2つ買ってみました。
これが本家、さっきのはシーチキンマイルドみたいな派生商品であってこっちが本物ですね。
ロッテマートでは見つけられませんでしたが釜山港国際旅客ターミナル内のセブンイレブンで購入できました。
고추참치という名前の唐辛子マグロ。
DONGWONが発売している唐辛子が効いている韓国らしいツナ缶です。
얼굴없는 가수들의 코믹 송 - 고추참치
調べていただくとわかるかと思いますが、韓国内で音MADの定番素材として使われているこのCMソング。私は鉄道系MAD動画でこの曲を知りました。
それで今度韓国に行ったら絶対買おうと決めていたんですよ、ちょっと辛めですがマヨネーズと会えたりするとちょうどいい味になって美味しいんですよ。
日本でいうへーベルハウスとかZ会みたいに何故かネットで受けた系のやつですが、それきっかけとはいえ面白い商品に出会えたなぁと思いました。
なお、動物検疫に引っかかるんじゃないかと怯えていたので博多港の時点で聞いてみたところ、肉製品はどういった包装形態であっても一切持ち込み不可なのに対して魚は全然大丈夫みたいです。ツナ缶は全然いいですよーと教えてもらいました。
税関申告品としてはお酒が3本までということですが私はフルーツ焼酎が2本あるだけなのでそこも問題なしで通してもらえました。
以上。おつかれさまです。
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