ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

スクイーズ Squeeze - 853-5937(1988年の洋楽 Part5)

2024-02-08 20:33:39 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart5は、Squeezeの"853-5937"。最高位は2月13日付の1週間の第32位。年間チャートは圏外でした。

Squeezeですが、イギリス出身のポップ・ロックバンド。デビューは1970年代中頃までさかのぼります。

ファーストアルバムのリリースは1978年の『Squeeze』。イギリスではシングルがヒットしました。続くセカンドアルバムは、アルバム・シングルともに、イギリスでは大ヒットしましたが、アメリカでは、アルバムは多少ヒットするものの、シングルはTop40ヒットにまでは至りませんでした。

その後も、母国イギリスでは、コンスタントにアルバム・シングルともにヒットを続けますが、依然として、アメリカでは、アルバムでは話題になるものの、シングルのTop40ヒットにまでは至らない状況が続きます。

そして1987年にリリースした7枚目のアルバム『Babylon and On』が大ヒット、このアルバムからのシングル"Hourglass"がついにアメリカでもチャートを上昇、最高位15位を記録するヒットシングルとなります。

このアルバムからのセカンドシングルがこの曲"853-5937"で、このバンド2曲目のTop40ヒットとなりました。この曲の作者はバンドのメンバーChris Difford と Glenn Tilbrookの共作。

久しぶりに電話番号がテーマとなる曲が上がってきました。私が知る70年代以降のヒット曲では、電話番号ソングのヒット曲は2曲、1978年のヒット曲City Boyの"5.7.0.5."、最高位は27位。それにTommy Tutoneの"867-5309 / Jenny"、最高位は4位。Tommy Tutoneの"867-5309 / Jenny"の方は、超ロングヒットで、最高位4位ながら年間チャートは16位の特大のヒットでした。City Boy"5.7.0.5."はこちら→→→ Tommy Tutone"867-5309 / Jenny"はこちらをご覧ください→→→

"853-5937"ですが、軽い感じのポップロックで、ヒット性はあったと思うのですが、残念ながら32位どまりでした。この電話番号"853-5937"は曲の作者のGlenn Tilbrookが使っていた電話番号だったそうです。

SqueezeのTop40ヒットはこの2曲のみでしたが、イギリスではこの後もヒットをつづけ、今でも活躍しているそうです。


電話番号ソングといえば、日本の曲の中でも大ヒットした曲がありました、フィンガー5の「恋のダイヤル6700」。1974年のヒットですので、私が中学生の頃のヒットでした。なんとも懐かしい曲です。
コメント (22)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする