1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年2月27日付、この週も1位の交代がありました、4位から上がっていきなりの1位はGeorge Michaelの"Father Figure"。この88年は、早くもGeorge Michaelの年になっていました。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算11曲目のTop40ヒットで、9曲目のTop5ヒット、"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"などこの曲で6曲目のNo.1となりました。
2位は前週と変わらず、George Michaelに抜かれてしまいました、Pet Shop Boys & Dusty Springfieldの"What Have I Done To Deserve This?"。この曲はPet Shop Boysのセカンドアルバムの収録曲。Pet Shop Boysですが、イギリス出身のポップデュオ。"West End Girls"がいきなりNo.1を記録、この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットとなりました。そしてDusty Springfieldですが、1960年代にデビューしたイギリス出身のベテランソウルシンガー。初のTop40ヒットは1963年にまでさかのぼります。60年代に合計10曲のTop40ヒットを持っていますが、1969年に最高位24位を記録した"Brand New Me"以来、Top40ヒットは出ていませんので、実に19年ぶりのTop40ヒット、Top5ヒットとなると、1966年に最高位4位を記録した"You Don't Have to Say You Love Me"以来、22年ぶりのTop5ヒット、長いキャリアの中での初めて2位まで上がるヒットとなりました。
3位は7位からジャンプアップ、Patrick Swayze Featuring Wendy Fraserの"She's Like The Wind"。この曲も5位の"Hungry Eyes"と同様、映画『Dirty Dancing』挿入歌です。Patrick Swayzeですが、歌手で俳優、この映画『Dirty Dancing』の主演がこの人です。俳優としては80年代初めから活躍、歌手としては、この曲がデビューシングルとなります。女性ボーカルのWendy Fraserは、アメリカのシンガーでヒット曲はこの曲のみのようです。
4位は8位からジャンプアップ、Rick Astleyの"Never Gonna Give You Up"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。この時まだ22歳のRick Astley、"Never Gonna Give You Up"がデビューシングルで、4位まで上がってきました。
5位は前週と変わらず、最高位は1週のみでしたが4位を記録、Eric Carmenの"Hungry Eyes"。この曲は映画『Dirty Dancing』挿入歌。Eric Carmenですが、まずは、70年代初めから、ロックポップグループRaspberriesのリードボーカルとして活躍、4曲のTop40ヒットを出してグループは解散します。その後ソロに転向、この曲までにソロで7曲のTop40ヒット、最高位2位の大ヒット曲"All by Myself"に続く2曲目のTop5ヒットになりました。
この週2位はPet Shop Boys & Dusty Springfieldの"What Have I Done To Deserve This?"。邦題は「とどかぬ想い」。この週1位かと思っていたら、George Michaelに抜かれてしまいまい、残念ながら1位獲得はなりませんでした。最高位はこの2週間の2位。年間チャートは50位。Hot100には通算18週間と短命なヒットで年間チャートは低めですが、Pet Shop BoysとしてはNo.1となった"West End Girls"に次ぐヒットとなりました。
この曲、Pet Shop Boysのセカンドアルバム『Actually』収録曲で、まずはPet Shop Boysですが、イギリス出身のシンセポップ・デュオ。デビューは1984年で、80年代のプリティッシュニューウエイブを代表するデュオです。
84年にデビューシングル"West End Girls"を発表しますが、イギリス・アメリカともにヒットはしませんでしたが、1986年になって"West End Girls"のニューバージョンを発売、これがイギリスで火が付き、アメリカでも1週間の1位でしたが年間チャートは15位の大ヒット、日本を含む全世界的な大ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→
続くセカンドアルバム『Actually』からも、ファーストシングル"It's a Sin"が9位を記録、そのアルバムからのセカンドシングルがこの曲"What Have I Done To Deserve This?"です。Pet Shop Boysとしては、4曲目のTop40ヒットで、その4曲全部がTop10以内に入るヒット曲となっています。"It's a Sin"はこちらをご覧ください→→→
一方のDusty Springfield、イギリス出身のベテランミュージシャンで、デビューは1960年代までさかのぼります。Pet Shop Boysの二人が彼女のファンだったことからこの共演が実現したとのことです。
Dusty Springfieldの初のTop40ヒットは1963年の"I Only Want to Be with You"が最高位12位を記録。この曲、邦題は「二人だけのデート」、そうですよね、ベイ・シティ・ローラーズがカバーして1976年に最高位12位を記録している曲です。
Dusty Springfieldですが、60年代に通算9曲のTop40ヒットを持っていて、66年には"You Don't Have to Say You Love Me"「この胸のときめきを」が最高位4位を記録する大ヒットとなっています。この曲はエルビス・プレスリーもカバーしています。
彼女のTop40ヒットについては、1969年を最後に途絶えていますので、この曲でそこから19年ぶりのDusty SpringfieldのTop40登場となりました。
"What Have I Done To Deserve This?"の作者は、メンバーのChris LoweとNeil Tennantの二人に加え、アメリカのソングライターAllee Willisの3人の共作です。
この曲、Pet Shop Boysのボーカルが、沈みがちなトーンですが、そこにDusty Springfieldが加わることで、華がある曲になりました。
こちらがDusty Springfieldの"You Don't Have to Say You Love Me"「この胸のときめきを」、1966年に最高位4位を記録しています。音楽好きの人なら1回は聞いたことがある曲だと思います。
今週 先週 song / artist
1 4 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
2 2 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
3 7 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
4 8 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
5 5 HUNGRY EYES(FROM DIRTY DANCING) / ERIC CARMEN
6 1 SEASONS CHANGE / EXPOSE
7 6 SAY YOU WILL / FOREIGNER
8 12 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
9 9 DON'T SHED A TEAR / PAUL CARRACK
10 11 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
11 3 COULD'VE BEEN / TIFFANY
12 18 JUST LIKE PARADISE / DAVID LEE ROTH
13 13 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
14 16 I FOUND SOMEONE / CHER
15 20 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX
16 10 I WANT TO BE YOUR MAN / ROGER
17 27 MAN IN THE MIRROR / MICHAEL JACKSON
18 24 OUT OF THE BLUE / DEBBIE GIBSON
19 22 LOVE OVERBOARD / GLADYS KNIGHT & THE PIPS
20 26 I WANT HER / KEITH SWEAT
21 14 NEED YOU TONIGHT / INXS
22 25 BE STILL MY BEATING HEART / STING
23 19 PUSH IT / SALT-N-PEPA
24 28 HYSTERIA / DEF LEPPARD
25 31 THE DOCK OF THE BAY / MICHAEL BOLTON
26 15 HAZY SHADE OF WINTER / BANGLES
27 29 BECAUSE OF YOU / COVER GIRLS
28 32 ROCKET 2 U / JETS
29 35 GET OUTTA MY DREAMS / BILLY OCEAN
30 17 EVERYWHERE / FLEETWOOD MAC
31 34 TWILIGHT WORLD / SWING OUT SISTER
32 23 I LIVE FOR YOUR LOVE / NATALIE COLE
33 42 GIRLFRIEND / PEBBLES
34 44 WHEN WE WAS FAB / GEORGE HARRISON
35 45 CHECK IT OUT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
36 47 SOME KIND OF LOVER / JODY WATLEY
37 21 TUNNEL OF LOVE / BRUCE SPRINGSTEEN
38 50 DEVIL INSIDE / INXS
39 48 ANGEL / AEROSMITH
40 46 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY
2位は前週と変わらず、George Michaelに抜かれてしまいました、Pet Shop Boys & Dusty Springfieldの"What Have I Done To Deserve This?"。この曲はPet Shop Boysのセカンドアルバムの収録曲。Pet Shop Boysですが、イギリス出身のポップデュオ。"West End Girls"がいきなりNo.1を記録、この曲で4曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop3ヒットとなりました。そしてDusty Springfieldですが、1960年代にデビューしたイギリス出身のベテランソウルシンガー。初のTop40ヒットは1963年にまでさかのぼります。60年代に合計10曲のTop40ヒットを持っていますが、1969年に最高位24位を記録した"Brand New Me"以来、Top40ヒットは出ていませんので、実に19年ぶりのTop40ヒット、Top5ヒットとなると、1966年に最高位4位を記録した"You Don't Have to Say You Love Me"以来、22年ぶりのTop5ヒット、長いキャリアの中での初めて2位まで上がるヒットとなりました。
3位は7位からジャンプアップ、Patrick Swayze Featuring Wendy Fraserの"She's Like The Wind"。この曲も5位の"Hungry Eyes"と同様、映画『Dirty Dancing』挿入歌です。Patrick Swayzeですが、歌手で俳優、この映画『Dirty Dancing』の主演がこの人です。俳優としては80年代初めから活躍、歌手としては、この曲がデビューシングルとなります。女性ボーカルのWendy Fraserは、アメリカのシンガーでヒット曲はこの曲のみのようです。
4位は8位からジャンプアップ、Rick Astleyの"Never Gonna Give You Up"。Rick Astleyですがイギリス出身のポップスシンガー。この時まだ22歳のRick Astley、"Never Gonna Give You Up"がデビューシングルで、4位まで上がってきました。
5位は前週と変わらず、最高位は1週のみでしたが4位を記録、Eric Carmenの"Hungry Eyes"。この曲は映画『Dirty Dancing』挿入歌。Eric Carmenですが、まずは、70年代初めから、ロックポップグループRaspberriesのリードボーカルとして活躍、4曲のTop40ヒットを出してグループは解散します。その後ソロに転向、この曲までにソロで7曲のTop40ヒット、最高位2位の大ヒット曲"All by Myself"に続く2曲目のTop5ヒットになりました。
この週2位はPet Shop Boys & Dusty Springfieldの"What Have I Done To Deserve This?"。邦題は「とどかぬ想い」。この週1位かと思っていたら、George Michaelに抜かれてしまいまい、残念ながら1位獲得はなりませんでした。最高位はこの2週間の2位。年間チャートは50位。Hot100には通算18週間と短命なヒットで年間チャートは低めですが、Pet Shop BoysとしてはNo.1となった"West End Girls"に次ぐヒットとなりました。
この曲、Pet Shop Boysのセカンドアルバム『Actually』収録曲で、まずはPet Shop Boysですが、イギリス出身のシンセポップ・デュオ。デビューは1984年で、80年代のプリティッシュニューウエイブを代表するデュオです。
84年にデビューシングル"West End Girls"を発表しますが、イギリス・アメリカともにヒットはしませんでしたが、1986年になって"West End Girls"のニューバージョンを発売、これがイギリスで火が付き、アメリカでも1週間の1位でしたが年間チャートは15位の大ヒット、日本を含む全世界的な大ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→
続くセカンドアルバム『Actually』からも、ファーストシングル"It's a Sin"が9位を記録、そのアルバムからのセカンドシングルがこの曲"What Have I Done To Deserve This?"です。Pet Shop Boysとしては、4曲目のTop40ヒットで、その4曲全部がTop10以内に入るヒット曲となっています。"It's a Sin"はこちらをご覧ください→→→
一方のDusty Springfield、イギリス出身のベテランミュージシャンで、デビューは1960年代までさかのぼります。Pet Shop Boysの二人が彼女のファンだったことからこの共演が実現したとのことです。
Dusty Springfieldの初のTop40ヒットは1963年の"I Only Want to Be with You"が最高位12位を記録。この曲、邦題は「二人だけのデート」、そうですよね、ベイ・シティ・ローラーズがカバーして1976年に最高位12位を記録している曲です。
Dusty Springfieldですが、60年代に通算9曲のTop40ヒットを持っていて、66年には"You Don't Have to Say You Love Me"「この胸のときめきを」が最高位4位を記録する大ヒットとなっています。この曲はエルビス・プレスリーもカバーしています。
彼女のTop40ヒットについては、1969年を最後に途絶えていますので、この曲でそこから19年ぶりのDusty SpringfieldのTop40登場となりました。
"What Have I Done To Deserve This?"の作者は、メンバーのChris LoweとNeil Tennantの二人に加え、アメリカのソングライターAllee Willisの3人の共作です。
この曲、Pet Shop Boysのボーカルが、沈みがちなトーンですが、そこにDusty Springfieldが加わることで、華がある曲になりました。
こちらがDusty Springfieldの"You Don't Have to Say You Love Me"「この胸のときめきを」、1966年に最高位4位を記録しています。音楽好きの人なら1回は聞いたことがある曲だと思います。
今週 先週 song / artist
1 4 FATHER FIGURE / GEORGE MICHAEL
2 2 WHAT HAVE I DONE TO DESERVE THIS? / PET SHOP BOYS & DUSTY SPRINGFIELD
3 7 SHE'S LIKE THE WIND / PATRICK SWAYZE(FEATURING WENDY FRASER)
4 8 NEVER GONNA GIVE YOU UP / RICK ASTLEY
5 5 HUNGRY EYES(FROM DIRTY DANCING) / ERIC CARMEN
6 1 SEASONS CHANGE / EXPOSE
7 6 SAY YOU WILL / FOREIGNER
8 12 I GET WEAK / BELINDA CARLISLE
9 9 DON'T SHED A TEAR / PAUL CARRACK
10 11 CAN'T STAY AWAY FROM YOU / GLORIA ESTEFAN AND MIAMI SOUND MACHINE
11 3 COULD'VE BEEN / TIFFANY
12 18 JUST LIKE PARADISE / DAVID LEE ROTH
13 13 PUMP UP THE VOLUME / M/A/R/R/S
14 16 I FOUND SOMEONE / CHER
15 20 ENDLESS SUMMER NIGHTS / RICHARD MARX
16 10 I WANT TO BE YOUR MAN / ROGER
17 27 MAN IN THE MIRROR / MICHAEL JACKSON
18 24 OUT OF THE BLUE / DEBBIE GIBSON
19 22 LOVE OVERBOARD / GLADYS KNIGHT & THE PIPS
20 26 I WANT HER / KEITH SWEAT
21 14 NEED YOU TONIGHT / INXS
22 25 BE STILL MY BEATING HEART / STING
23 19 PUSH IT / SALT-N-PEPA
24 28 HYSTERIA / DEF LEPPARD
25 31 THE DOCK OF THE BAY / MICHAEL BOLTON
26 15 HAZY SHADE OF WINTER / BANGLES
27 29 BECAUSE OF YOU / COVER GIRLS
28 32 ROCKET 2 U / JETS
29 35 GET OUTTA MY DREAMS / BILLY OCEAN
30 17 EVERYWHERE / FLEETWOOD MAC
31 34 TWILIGHT WORLD / SWING OUT SISTER
32 23 I LIVE FOR YOUR LOVE / NATALIE COLE
33 42 GIRLFRIEND / PEBBLES
34 44 WHEN WE WAS FAB / GEORGE HARRISON
35 45 CHECK IT OUT / JOHN COUGAR MELLENCAMP
36 47 SOME KIND OF LOVER / JODY WATLEY
37 21 TUNNEL OF LOVE / BRUCE SPRINGSTEEN
38 50 DEVIL INSIDE / INXS
39 48 ANGEL / AEROSMITH
40 46 WISHING WELL / TERENCE TRENT D'ARBY