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毎晩のようにお風呂で膝や肩を温め、お灸を据えている。ニックもお灸に慣れて、私の事をミスモクシーと呼んでいる。もぐさ(MOXA)を扱う人という意味と、人の苗字にモクシーってあるらしい。
このところ転倒続き。風呂でこけ、庭でこけ、自転車でこけた。前の自転車が意味なく止まったので、急ブレーキをかけ、自転車は横倒し、私は尻餅をついた。見たら男子学生が携帯をチェックするのに道の真ん中で止まったのであった。彼は後ろを振り返って、こけているオバハンを見て、知らんふりで自転車を漕いで行った。ありえんやろ。たとえ自分のせいでこけたと知らんでも、大丈夫ですか? の一言があるやろ? と言う話をある人にしたら、コロナやけん、と言う。コロナが怖いからって、難儀してる人を無視していいの? と言ったら、いや若い人が年寄りにコロナをうつさんように気配りで、と言う。遠くからでも、大丈夫ですか? 助けがいりますか? と聞けばいいやろ。
でね。昨日は私の眼の前でおじいさんがこけて、縁石でおでこと腕を打って、血だらけになった。通りがかりの車も止まって、救急車を呼んでくれた。ティッシュで血を押さえているうち救急車が来たので、私は出勤した。何人もの人がそばを忙しく通り過ぎて行った。野次馬になれとは言わん。遅刻が出来ん会社がほとんどだろう。でもね、大丈夫? の一言かけて行くのが健全な町なんちゃうかな。俳句やってる子供達はもっと礼義正しく、フレンドリーで、思いやりがあるよ。