一月二十日は父の命日で、甥の誕生日です。祖父に似てハンサムな正人君、おめでとう!! 季語は「どんど焚く」。
「父の思い出」
幼い頃、父と姉と三人でお風呂に入っていた。父はタオルを空気で膨らませてぷかぷか浮かべてくれた。百数える間湯船で温まっている時、喉が乾いたと私が言うと、父が蛇口の水を手に受けて、手のひらから飲ませてくれた。あれほど美味しい水を飲んだ事が無い。そのせいか今でも私は人の手のひらが好き。手のひらを頬に当てて貰うと、大概の心配事が消える。
余談ですが、甥の正人君は幼い頃、「今日誰とお風呂に入る?」と母に聞かれると、「ちーおばちゃん」と私を指名していた。当時は子供を洗うのが面倒臭かったが、今思うと可愛かった。