塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

個で生きる人間が、組織の属するその瞬間

2018-06-02 01:50:18 | 日記
 6月に入って今日で二日になります。

 今月は僕の誕生月ですが、まあ祝福の声など掛けられることはありませんし、5月も僕のスマートフォンが鳴ることはありませんでした。

 僕が他人と相当の距離を置くようになったのは高校の時、クラスにも校風にも全く馴染めず、修学旅行の団体行動で相当自我を押し殺して行動した点が凄く影響していますが、小学校の時もそうでしたね。

 当時、僕は母親から

 「ハンカチを持ちなさいよ」
 「手はしっかり洗ってちょうだい」

 と警告をうけていましたが、ほったらかしにしていることが多かったんですよ。

 教師は多くの場合、男女手をつないで出かけましょうと伝えており、今から思うとその反応は正しいと思うのですが、僕と手をつなぐことを女子の多くが嫌がりましてね。

 女性との間合いがうまくはかれないのは、簡単に言えば自己管理が出来ていなかった当時に起因しているのでしょう。

 ですから、大学時代もとことん友人がいないので、夜アパートで布団に入りながら

 「今日も誰とも話をしなかったな」
 「今日はそれでも話をしたほうだ」

 と寝返りを打ちながら考えたものです。

 今はさすがに友人や交際相手がいないことで「たじろぐ」ことは無くなりましたが、当時は今のようにネットの中傷がありませんでしたから、まだ楽だったとも感じます。

 今はより、他人の顔いろをうかがうことが多くなりましたからね。

 サッカー選手は個人事業主と言われますが、その個人事業主が

 「各国代表」

 という名の組織で国の名誉を賭けて戦う、というワールドカップの概念はどこか矛盾しているようにも思えます。

 しかし、彼らが団結し自己犠牲をしながら必死にくらいつくその姿に、僕らが歓声を挙げるその瞬間に、サッカーの醍醐味が詰まっています。

 日本代表がロシアに向けて出発しますが、体調には注意してほしいものです。
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キリン、あの選手を広告に起用する

2018-06-02 01:27:04 | 日記
 まず、昨日のブログ「欧州サッカー・トウディ完結編を読みながら」にご意見いただいたAIさん、誠にありがとうございます。

 何とかぼちぼちやっております。

 本題に入ります。

 最新号のナンバーはワールドカップ特集が組まれ、原口や長谷部、吉田など主力選手の肉声が届けられています。

 僕が気になったのが、インタビューや文面ではなく、キリンが発売した炭酸水「ヌューダ」の広告にFC東京の久保建英選手を起用したものでした。

 西野監督が選出した代表選手23名の平均年齢が28歳を超え、ファンからは

 「おっさんが多い」

 と揶揄される始末です。

 ザッケローニ、アギレ、ハリルホジッチ、そして西野体制とワールドカップ4年周期のなか、日本代表がここまで監督交代を頻繁に行うことはありませんでした。

 逆に言えば

 本田や岡崎を追いやるべき選手が頭角を現さなかった
 森岡や中島、堂安のように「旬」になり得る選手はいたが、西に監督には「何か」が異なった
 果たしてロシア・ワールドカップは誰を軸に戦術を練り上げるのか

 がよく伝わらなかった、という印象が強いのでしょう。

 代表の根幹は当然J1にあるわけですが、長谷川体制で好調を維持するFC東京にとって、久保が今後成長の伸びしろを残していることは、凄く意義があると思います。

 バルセロナから神戸に移籍したイニエスタと再会すれば、それはファンもマスメディアも当然注目するでしょうが、久保本人はまず与えられた責任を全うしたいと思うはずです。

 逆に言えば、10代で巨大企業の広告に登場することは凄いことですし、よく広報が許したなとも感じます。

 アディダスとナイキが激しい獲得競争を行っている現状、遂にキングを上回る広告バリューを持つ選手が登場したのかもしれません。
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