塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今思い出す2002年のセネガル代表

2018-06-24 22:56:42 | 日記
 僕が思うセネガル代表は2018年ではなく、2002年の方なんですね。

 彼らは当時ル・コックからジャージの提供を受けていましたが、「宗主国」という点では指揮官も同じフランスのブルーノ・メツでした。

 アフリカ諸国と縁の深いプーマと契約している現在の方が、ああアフリカらしいなと感じるのも確かですが。

 セネガルが韓国で王者フランス、ここでも宗主国と出会うわけですが1-0で勝利したことにもアヤがあります。

 このとき、フランス代表は支柱のジダンを韓国戦の怪我で欠いていたわけですが、通常ワールドカップの5月開催はないわけです。

 これは日本と韓国の蒸し暑さ、そして梅雨を避けるためにできるだけ早く涼しい段階で試合をすべきというFIFAの思惑があったためですが、もし6月常住の開催であれば

 1・ジダンのケガが癒えていたかもしれない
 2・チャンピオンズ・リーグと欧州各国リーグで戦いを終えたばかりの選手たちも、幾分ゆとりが与えられた

 はずです。

 それでもセネガルの準備が素晴らしいという点を否定はできないわけですが。

 このときの主力選手でオセール(これまた宗主国)でプレイしていたファティガ。

 彼は両翼の補強に勤しむインテルに2004年の移籍しますが、実は心臓疾病がメディカルチェックで露呈し、契約に至りませんでした。

 当時のインテルは

 右翼にアンディ・ファンデルメイデ(アヤックス)エリベルト(キエーボ)
 左翼にファティガ(オセール)
 
 という形で指揮官エクトル・クーペルの要望をかなえていた矢先の事でした。

 ですからファティガにとってメディカル・チェックに引っかかった点は、衝撃的だったに違いありません。

 ちなみに当時のエースであるエル・ハッジ・ディウフはワールドカップ終了後、リバプールに移籍しますがあのジェラードとは全くソリが合わなかったようです。

 他界したブルーノ・メツのスーツ姿の含めて、強烈な印象を残したのが2002年の彼らでした。
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貢献度の高い指揮官に批判は可能なのだろうか

2018-06-24 22:43:23 | 日記
 ワールド・サッカーダイジェスト2014年6月19日号、116ページと117ページにおいて、レアルを11度目の欧州王者に導いたアンチェロッティについての記事があります。

 執筆者はジャンカルロ・パドパンで記事の題名は

 「アンチェロッティ批判は可能か?」

 というもので、あの勝利をもたらしたのはサッカーの質ではなかったという冒頭から持論を展開します。

 日本代表がロシアの地で大きな冒険を行っていることは事実です。

 一方でこの題名を拝借するならば

 「西野朗批判は可能か?」

 という物があってもおかしくありませんし、批判を意見に変えても構わないと思います。

 マスメディアの多くはガンバ時代を振り返り、遠藤などガンバの中心選手に取材を試みます。

 一方で物足りないと思うのは

 1・西野監督のJ1での根幹は柏レイソルにある
 2・グランパスエイト時代、ヴィッセル神戸時代はガンバ時代のような形は得られなかった

 という点がおろそかにされているためです。

 西野さんは代表監督に指名されるほどの観察力がある、

 ならばグランパスエイト時代、ヴィッセル時代に観たことと感じたことは凄く役立っていると思いますし、任期を全うできなかったという点は紹介の際に一言付け加えるべきでしょう。

 ハリルホジッチ体制では

 独善的で高圧的だ
 守備的で面白くない

 という批判もありましたよね。

 今の西野体制は称賛がほとんどですが、まあメディアが今挙げた2クラブに取材して、当時西野さんとの間に何が不足し、監督の力では補えなかったことの正体剃る事。

 これを巷間では「野暮」というのでしょうか。
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得点王に近い男と審判団

2018-06-24 22:30:27 | 日記
 イングランド代表FW、ハリーケインがパナマ戦でハットトリックを達成したと聞きました。

 彼は2試合で5得点となり、恐らく彼が現段階でロシア大会の得点王に近いと言えます。

 それを追うのがベルギー代表のロメロ・ルカクとポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウドになるのでしょうか。

 イングランド代表と言えば

 ギャリー・リネカーがワールドカップで通算10得点 メキシコ大会は6ゴールで得点王
 マイケル・オーウエンがフランス大会、対アルゼンチン戦でロベルト・アヤラのマークを振り切ってのゴール

 という美しい思い出があります。

 一方でに南アフリカ大会、対ドイツ戦でフランク・ランパードのゴールが認められなかった得点がありましたが、ドイツ・ファンは

 「66年大会のおあいこだよ」
 「ジェフ・ハーストの得点は入っていなかったはずだから」

 とやり返したものです。

 これを思うと、巨額の勝利ボーナスやスポンサー収入がある現代サッカーにおいて

 「ビデオ・アシスタント・レフェリー」

 の採用はやはり必然と言えます。

 審判も誤診をすれば気分的にいたたまれないでしょうし、今はインターネットを通じての誹謗も多くなりましたから、判定を機械が助けることは、車の自動運転や緊急ブレーキにもつながります。

 ちなみにスポンサーであるウブロが審判に供給する腕時計も、

 ゴールになると振動で知らせる
 イエローカードやレッドカード、得点王のブッキング

 な自動に為されるとのこと。

 これは今日放送の「アッコにおまかせ」で僕も知ったトピックスでしたが、審判も選手以上にメンタルがタフでないとやっていけないと痛感した次第です。
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もし僕が藤田のぞみ選手に話を聞けたなら

2018-06-24 16:02:33 | 日記
 今日は長野パルセイロ・レディース対ノジマ・ステラの一戦が南長野運動公園で行われます。

 我が家は一週遅れで父の日を祝うために、僕は観戦に出かけませんが陽射しが強いので日焼け止めは必須ではないでしょうか
 
 パルセイロ・レディースは公式に横山久美の復帰を発表しており、彼女も練習参加をしています。

 ドイツで研鑽を積んだその姿を、南長野で早く観たいと思うファンは多いと思いますが、僕は同世代の選手で取り上げて欲しい選手がいるのです。

 それは現在「オルカ鴨川FC」に在籍する藤田のそみ選手で、レッズ・レディースを退団した後は岡山湯郷に移籍した経歴を持ちます。

 僕が彼女を取材して頂けたら、と思うのは

 「オーバー・トレーニング症候群」

 で一度現役を離れる事になったためです。

 僕はこの症状に無知なのですが、同様に名前を聞いたことがあっても正直よくわからないというサッカー好きは多いと思います。

 ですのでもし僕が記者で藤田さんを取材できるならば

 1・サッカー以外の競技でも起こり得るのか
 2・今振り返って、あれが初期症状だったのだ、と思う瞬間はいつなのか
 3・日本では相談できる主治医はいるのか
 4・治療期間や復帰してもう一度選手として戦いたいと思うまでのの時間

 などを尋ねてみたいのです。

 これがプロ、アマチュア、引退が近い選手、いずれでも起こり得るのであれば、アマチュアの存在や練習方法が指摘される学校体育と部活でも、将来問題視されるのではないかと考えたのです。

 横山と同世代では他にも京川や田中、仲田などがまず脚光を浴びた2012年のU-20ワールドカップがありました。

 横山は彼女たちの中でも多くの経験を得ていますが、日本にいる仲間たちも僕らでは感じることのできない日々を得ている点では、きっと同じなのでしょうね。
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アルゼンチン代表、そこにある危機

2018-06-24 00:40:02 | 日記
 ホルヘ・サンパオリにとって、そうでなくともレオ・メッシがA代表にデビューして以降アルゼンチン代表監督を務めた人物からすれな、彼は贅沢品なのでしょうか。

 2006年の指揮官ぺケルマンは、まだメッシがとんでもない能力を持つ選手であることは認めるも、主軸として扱わずあくまでファン・ロマン・リケルメを骨格として代表を構成しました。

 しかし、名実共に世界最高と讃えられる選手を外せば、周囲が喧噪に包まれることは当然であり、以後の代表監督は喧噪とメッシの活躍を常に窺う形となります。

 サンパオリがチリ代表とセビージャで残した足跡は

 1・マルセロ・ビエルサの教えを尊重していること
 2.前線からアグレッシブに戦う3-4-3の布陣

 と言えると思います。

 サンパオリからすれば本音とすれがギャリー・メデルやアルトゥール・ビダルなど、例え90分が迫ろうとも代表のために汗をかき続ける選手の方が好ましいと感じているのではないでしょうか。

 アレクシス・サンチェスのように、一発で仕留められる選手も必要ですが、恐らくサンパオリはよりタフな選手を求めていると感じます。

 サンチェスの仕留める能力を当然メッシは凌駕しています。

 守備ではオタメンティ、同じ攻撃陣では友人でもあるアグエロなど、メッシのためにオープンスペースを作る存在、彼にかかる重圧を和らげられる選手もいますが、今の所思うような形にはできていません。

 推測にすぎませんが、メッシの胸中は

 「何で俺がこんなに一人で勝敗の責任を背負う必要があるんだ」
 「戦術メッシはもう、うんざりだよ」

 という気持ちが生じているように思います。

 仮にこれが決勝までを見据えたメッシなりの体力温存であれば、それは本当にすごいことでもあるんですけどね。
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