塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

低価格のファングッズとは

2021-12-11 15:31:23 | 日記
 かつてNBAにステッフォン・マーブリーというポイントガードがいました。

 彼は1996年のNBAドラフトにアーリーエントリーし(ジョージア工科大学1年の時)、全体5位でミネソタ・ティンバーウルブスに移籍します。

 この年の1位はリーボックと大型契約を結ぶアレン・アイバーソンでしたが、マーブリーも新興ブランド「AND1」と契約し、いきなりブランドの顔となります。

 彼はストリート・バスケットボールの本場ニューヨーク生まれであり、マーブリーの兄弟たちも秀でた選手として知られ、何人がNBAでプレイできるかが話題になるほどdしたが、実際に指名されたのはマーブリーだけでした。

 マーブリーは地元に近いニュージャージー・ネッツに移籍(現在のブルックリン・ネッツ)しますが、それ以上に知られるのは自分のブランド「スターブリー」を企画し、低価格のバッシュを作成、着用したことです。

 米国ではナイキのエアー・ジョーダン5,フィラのグラント・ヒルなど、著名選手のバッシュ争奪戦で殺人が起きるほどで、貧しい家庭でそだったマーブリーは常にその点を気にしていたのでしょう。

 日本でも限定スパイクが加茂スポーツで発売されますが、殺人なんで起きませんし、何より人を殺めてまでサッカー・スパイクを入手したいと思わないでしょう。

 スターブリーの希望小売価格は米ドルで20ドル程度、日本円ならば4000円程度でプロ仕様が購入できるとあり、デトロイト・ピストンズのベン・ウーレスも履くなど、一定の機能と耐久力はあったようですね。

 日本でもJ3の鹿児島ユナイテッドが、自社企画でレプリカジャージを低価格で販売する試みをしています。

 コロナウイルスの影響が改善してきたと言いましても、お金がしんどい方は多いでしょうし、

 「低価格のファン・グッズを作る事」
 「親しみやすいクラブであること」

 は、今後ファンを増加させるにあたり、非常に大切ではないでしょうか。

 ちなみにバルセロナ五輪代表のNBAセンター、パトリック・ユーイングはデビュー時はアディダス、引退時はナイキでしたが、全盛期は自身のブランド「ユーイング」dした。

 サッカーでは見られない光景ですね。
コメント
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