mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

続々・般若心経

2010年01月26日 | 本と雑誌

 今日も、名取芳彦(ほうげん)さんの般若心経から

 舎利子(しゃーりーしー) 色不異空(しきふーいーくう) 空不異色(くうふーいーしき) 色即是空(しきそくぜーくう) 空即是色(くうそくぜーくう) 受想行識(じゅーそうぎょうしき) 亦復如是(やくぶーにょーぜー)

 の芳彦さん流現代語訳をお伝えします。

 「舎利さん、いいですか。物事は、その働きも、存在も、いろいろな条件が重なってそうなっているのです。ですから、その条件が変われば、結果も変わります。その条件は刻々と変化してやむことがありません。世の中はどんな物でも、事でもそうなっているのです。」

 ということだそうです。舎利さんとは、お釈迦さんの弟子(智慧第一)のようです。

 話としては、世の中のどんな物事でも条件が変われば、結果も変わるという話で、常識的な話だと思いますが、きっともっと深い思いがあるのではないでしょうか。

 次の経にうつります。

 舎利子(しゃーりーしー) 是諸法空相(ぜーしょうほうくうそう) 不生不滅(ふーしょうふーめつ) 不垢不浄(ふーくーふーじょう) 不増不減(ふーぞうふーげん)

 この現代語訳は、次のようです。

 「舎利さん、よくお聞きなさい。いろいろな条件の中には自分の努力というものもありますが、それだけではありません。ほかに私達には想像もつかないような条件が入り込んでいるのです。」

 やはり、条件が変われば結果も変わるという話は、常識的な単純な話ではありませんでした。想像もつかないような条件とは、何でしょうか。

 次のフレーズが楽しみです。

 是故空中無色(ぜーこーくうじゅうむーしき) 無受想行識(むーじゅーそうぎょうしき) 無眼耳鼻舌身意(むーげんにーびーぜつしんにー) 無色声香味触法(むーしきしょうこうみーそくほう) 無眼界乃至無意識界(むーげんかいないしーむーいーしきかい)

 となります。その訳は、

 「どんな物でも、何もないところから突然何かが出現することもないし、いきなり何もなくなってしまうということもないのです。なくなるにしても何らかの条件があるはずだからです。物事は一見増えたり減ったりしますが、よく考えてみれば、ある場面から別の所へ移ったり、形を変えただけなのです。実質は増えても減ってもいません。私達が頭で考えることも、常に変化しています。”その日の気分”というのも心が変化しているあかしです。いつも自分は自分で変わらないと思っていても、変化しているのです。なかなかそのことに気がつかないことが多いですが。」

 となってきました。でも、これが「想像もつかないつかない条件」なのでしょうか?

 多分,YESだと思うのですが、「別の所へ移ったり、形を変え、増えても減ってもいない」という話は、まるで株などの投資(ゼル・サムゲーム・・・株取引はゼロ・サムではなく、為替取引はゼロ・サムであるといわれているようです。)のことのようです。

 それはともかく、ここで言いたいことは、「自分も世の中も常に変化しているが、それに気がつかないだけだ!」ということでしょうか?

 そこからは色んな思いが小生にも浮かんできますが、皆さんはいかがでしょうか。

 まさに「諸行無常」の心境です。今日は、この辺で失礼します。

  

 

 


般若心経の続き

2010年01月25日 | 本と雑誌

 昨日は時間がなくて、中途半端な紹介に終わってしまいました。

 本論の般若心経ですが、「芳彦流」現代語訳をお伝えします。

 般若心経の最初の文章は

 「仏説摩訶般若波羅密多心経」で始まります。

 ここのところを訳されたのか分からないのですが、芳彦さんは括弧書きで次のように訳されています。

 (これは、心のそうじができて、本来の豊かな心を取り戻し、気持が安らかになるための素晴らしい知恵のエッセンス、そしてその心を表した教えです。)

 しかし、その後を読んでいきますと、

 仏説というのは、お釈迦さが説いた、という意味で、「摩訶」は梵語マハー(偉大な)の音写だそうで、「般若」以下「密多」まで全て古代インド語だそうです。

 だから漢字の意味を考えてもチンプンカンプンなのだそうです。

 そういわれますと、小生などはもっと「チンプンカンプン」ですが・・・・

 さて、次の「観自在菩薩 行深般若波羅密多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄」は「かんじーざいぼーさー ぎょうじんはんにゃーはーらーみーたーじー しょうけんごーうんかいくう どーいっさいくーやく」と読むそうですが、その現代語訳は、次のようです。

 「観音さまという、とても心のバランスがとれた仏さまが、ある時、心静かに物事を観察していたら、心に何のわだかまりもなくなったのです。そして、世の中には何一つとして、永遠不滅で、変わらないものはないということが分かったのです。」

 なるほど!とも思うのですが、このお経を唱えているときは「何と読むのだろう?」という疑問が先で、その意味するところなど考えもしなかったですね。

 この漢字を探すにに苦労してしまい、疲れました。

 「永遠に不滅なものはない!」味わいのある良い言葉ですね。

 


般若心経

2010年01月24日 | 本と雑誌

 今年は、久しぶりに初詣を2日にいってきました。

 いつもわが家では、妻沼の聖天様にお参りしており、今年も2人で「健康保持」などを祈願していただきました。

 その時、例年ですが、大きな太鼓の音とお坊さんの唱名で「般若心経」を朗読しています。

 私達も、お坊さんと一緒になってこのお経を唱えるのですが、意味も知らずに大きな声で読んでいるのは、滑稽としかいいようがありません。

 でも、日本人は信心深い民族なので、分からなくても「有り難いお経」と考えて、そのご利益で自分の願いが叶うと考えている方が多いのかもしれません。

 小生は、現役の頃からこの「般若心経」が気になってしかたがなかったのですが、その意味を勉強する機会がありませんでした。

 というより、「勉強したい!」という気持がそれほど強くなく、意識の片隅にあった程度だったとので、勉強をはじめなかったというべきでしょう。

 そんな中途半端な小生が、昨日、久しぶりに本屋さんに行きましたら、何かに導かれるように「般若心経、心の大そうじ」という本に出会ったのです。

 早速、2~3ページを開いて読んでみたのですが、「ははーん、なるほど」と納得してしまいました。

 その内容をお話ししたいのですが、残念ながら、これから夕食の準備がありますので、できれば明日にでも紹介したいとおもいます。

 なお、著者は東京・江戸川区の密蔵院住職の「名取芳彦(なとり」ほうげん)」さんとなっています。

 では、また明日!

 


超うまい!麻婆豆腐

2010年01月22日 | 食・レシピ

 先日、日テレの薬丸君が出演している番組を見ていましたら、「豆腐」をおいしく食べるレシピみたいなものを放映していました。

 小生は、なにか作業をしていて全部を見ることが出来なかったのですが、湯豆腐の作り方は、簡単に覚えられて大変、参考になりました。

 その方法は、水一リットルに塩を大さじ一杯を加えて、泡が鍋のそこから浮いてくる状態(「ぐらぐら」ではなく、水が熱せられて水泡が僅かにでてくるのが分かる状態。)に加熱して、そこに適当に切った豆腐(木綿でも絹でもOK)を入れて、火力を泡が僅かにでる状態にして4分弱暖めます。(加熱ではなく、暖めるのだそうです。)

 その後、豆腐を取り出して昆布だしの「湯豆腐」に調理するのですが、小生の関心は、湯豆腐ではなく、「うまい!麻婆豆腐」にありますので、湯豆腐の話は、ここで終わりにします。

 実は、塩で暖めた豆腐が「麻婆にも使える」と解説していたのです。

 もう、それを聞いてから小生は、ジッとしていられませんでした。

 早速、スーパーに行って豆腐を三丁も買って、早速、「超うまい麻婆豆腐」を作り始めたのです。

 皆さん、うまい麻婆豆腐の作り方をご存じですか。

 スーパーで売っている「麻婆豆腐のもと」に「豆腐を入れて出来上がり!」という作り方はあまりおすすめできません。

 小生は、NHKの「試して合点」で見た方法で今でも調理しているのですが、味という点では、このNHK方式は、とても素晴らしいもので、かみさんと「まいう!」を連発しています。

 その調理方法ですが・・・

 小生の頭に残っている方法ですから、手順などが多少、正確ではないと思いますが、簡単にいいますと、次のようです。

 まず、フライパンに油を引いて、そこに香り漬けのニンニク一片(小生は、すり下ろしを使っています。)を加えて、焦げないうちに挽肉(牛豚の合挽・・・適量)を入れて、肉の油がわき出すくらい「よーく」炒めます。(肉の色が黒っぽくなる)

 そこに、だしを加えた水1カップ、豆板醤(適量)、醤油(適量)を入れます。

 この溶液が鍋の中で馴染んできたら、適当に切った豆腐を加えて、鍋を軽く揺すって豆腐の溶液が染み込むようにして、さらに、ごま油(適量)と「水溶き片栗粉」を加えます。

 そして、火を止めてネギのみじん切りを加えて「出来上がり」になりますが、今回は、冷たい豆腐ではなく、先ほど言いました「塩で4分茹でておいた豆腐(塩水から出しておきましたので、多少、冷たくなっていますが・・・)」を使ってみました。

 さーて、その結果ですが、「これは絶品だ!まるで、専門店で食べているようだ!」と言うほかありませんでした。

 暖めない豆腐でもおいしいのですが、それ以上に絶品なうえに、豆腐が煮くずれしないという大きなメリットもありました。

 皆さんから「手前味噌も良いところだ!」といわれそうですが、「だまされた」と思って、是非、作ってみて下さい。

 ポイントは、三点です。

 一つは、ニンニクで薫りづけした挽肉を十分、炒めること。

 二つ目は、今回、おすすめした塩ゆで豆腐を使うこと。

 三つ目は、仕上げにごま油を使うこと。

 今日は、超うまい!麻婆豆腐についてお伝えしました。

 

 


バラの植え替え

2010年01月18日 | 園芸・家庭菜園

 今日は久しぶりにかみさんが友達と昼食を食べる会に出かけましたので、小生は、庭の夏みかん、リンゴなどの様子を見て、その後、食材を買いに出かけることにしました。

 庭を見ていましたら、鉢植えのバラが7~8本あるのですが、バラ達が小生に声をかけるのです。

 「早く栄養満点の土と植え替えてくれ!」と強く強く訴えるのです。

 ご承知のように小生は「ちゃらんぽらん」な性格なものですから、花を見るのは大好きなのですが、草花達が欲しがっていることがよく分からないこともありますが、植物が必要な「栄養や水」を十分与えていないようです。

 バラも本当は毎年、植え替える必要があるようなのですが、前に植え替えたのが何年前だったでしょうか?

 そんな小生が庭を眺めたものですから、バラさんがあのように訴えたのだと思います。

 そこで、今からホームセンターに行って「赤玉」と「腐葉土」を買って植え替えてやろうと思ったのですが、かみさんが干した洗濯物が気になって2階に上がったら、このパソコンに使ってしまいました。

 実は、その前に買い物をして「さあー、これから土と腐葉土を買って植え替えるぞ」と勇んでいたのですが、買ったものを冷蔵庫に入れていましたら、卵が割れているのです。もったいないと思い、ガスをつけて焼き卵にしたら、これが大変。気持がお勝手の方にいってしまい、どういうわけか、白い???の一夜漬けの作業をしたくなってしまったのです。

 一夜漬けの道具は、テレビで宣伝していた1時間で漬け物が出来るという夢のような道具なのですが、小生は、これを持っていますので、「あの白鵬さんより白い肌触りの蕪(カブ)」に思いきっり塩をまいてつけ込んでみました。

 「今夜は、相撲の白鵬さんやバルトさんと同様に塩と調和した得も言われぬ味の楽しみができた!」などと小生の食いしん坊心が囁いています。

 でも、まだ明るいのですから「バラ」さんの希望に答えてやりたいものです。

 もしかしたら、明日になっちゃうかもね。