mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

畑の肉とは

2010年05月15日 | 園芸・家庭菜園

 P1010005 きょうは、かみさんが友達と東京に何とかという展示会に行くことになっています。

 小生は、毎月一回、歯医者さんに通っていますが、今月は今日の10時30分に予約していましたので、まず、ひとつき分の歯の汚れを丹念にとっていただきました。歯槽膿漏など気にしていなかった小生が定期的に歯医者さんのお世話になるなんて、変われば変わるものです。

 歯医者さんが終わって帰る頃には、かみさんは電車に乗って東京に向かっている時刻でしたので、小生はそのまま畑の様子を見に行きました。

 そして、夏にいただく枝豆の芽が天敵の鳩に「ぱっくり」と食べられてしまったようで、「またか!」とがっかりしたのですが、もう二回も同じ目にあっているので、次は種をまくのを諦めて、ホームセンターで苗を買うことにしました。

 そして、他の作物の出来具合など見て、近くのホームセンターに行ったのですが、いきのよいゴーヤと枝豆の苗を探したのですが、どちらも小生と同じで「しなびて」いて買う気になりませんでした。

 そうこうしているうちに、お昼近くなりましたので、隣町のホームセンターで苗をさがし、ついでに大好物のうどんを食べることにしたのです。

 お陰様で苗の方は、「立派な」ものが手に入りました。ゴーヤは細く長いものより太く短いものが好きですが、希望のものがゲットできました。また、枝豆の方も元気の良いものを入手しましたので、今年は夏が待ち遠しいですね。

 肝心のうどんの味ですか?何処かの地下食堂のようにお安いのですが、この店は、鰹と昆布でだしをとったお汁で、うどんは、細打ちの「つるつる、しこしこ」がたまらない、というものですから何も言うことはありませんね。

 ところで、野菜を買ったホームセンターで音楽CDを覗いていましたら、安いのですが、でも、高く感じてしまい手がでませんでした。誰のCDが欲しいのか?演歌系ですが内緒です。

 という具合にいろいろとやることがあるのですが、明日は買ってきたゴーヤと枝豆を畑に植える作業が待っています。

 今月の23日から12日間という長い間、旧ユーゴの国々に行ってきますが、帰ってくるとラッキョウやタマネギ、ニンニクの収穫が待っています。

 この時期は畑作業が忙しいのですが、これがまた楽しみでもあります。楽しさの中身ですか?もちろん、食べることですが、野菜の芽が「ぐんぐん」伸びてくるのも面白いものです。

 野菜も人間や動物と一緒で生き物なんですね。水やりや肥料などで面倒を見ないと病気になったり、成長がとまったりします。

 ところで、小生が作っている野菜はどんな栄養があるのか前から気になっていました。

 そこで、今日は枝豆の話がでましたので、「大豆」の栄養について「医者いらず」の食べ物事典(石原結實さん)にそってお話したいと思います

 明治18年のウィーン万博に日本は大豆を出品し、ドイツの科学者から、その栄養の豊富さを絶賛され、「畑の肉」と呼ばれたそうです。

 事実、牛肉と同様の必須アミノ酸が含まれ、脂質は血中コレステロールを低下させるリノール酸やオレイン酸を多く含み、B1・B2・B6・E・Kなどのビタミン類、カルシウムや食物繊維も豊富です。また、肝機能を高め、利尿を促進し、高脂血症を防ぎ、老化を予防するサポニン、脳の働きをよくするレシチンなど、健康増進成分が存分に含まれている、そうです。

 こういう話を聞きますと、大豆さまさまですね。

 それと、最近話題のイソフラボン(ポリフェノールの一種)は、女性ホルモンに酷似した作用を有し、乳がん、子宮がんの予防、骨粗しょう症の改善に有効だ、というのですからすごいものです。

 ご飯と味噌汁、納豆、豆腐、醤油などの組み合わせは栄養学的にも最高!ですから、日本人に生まれてよかったな!と思います。

 もっと欲張って大豆を畑にまこうかな?大豆料理も研究しなければいけませんね。

 みなさんは大豆の苗を見たことがありますか?先頭に買ってきた大豆の写真を掲載しましたので是非、ご覧になってください。

 


世界史の謎がおもしろいほどわかる本:楊貴妃

2010年05月14日 | 本と雑誌

 日ごろ、人生とは?などという硬い本ばかり読んでいますと、頭も硬くなるためか考えが暗くなりがちですので、海外旅行好きにふさわしい明るく陽気な面白い本がないのかと思っていました。

 そんな気持ちで我が家の本棚を眺めておりましたら、「世界史の謎がおもしろいほどわかる本(三笠書房)」という本が目に入りました。

 そして、「はじめに」を」読んでみましたらー現代に残された数々の歴史ミステリーを紐解く、とあります。

 世界史には、世界的ベストセラーとなったダン・ブラウンの『ダ・ヴィンチ・コード』に取り上げられたような謎に満ちた出来事が無数にあるようです。

 例えば、秦の始皇帝の出生の疑問、クレオパトラは美人ではなかった?、ジョン・F・ケネディ銃撃事件の真相などをあげています。

 また、ペルーのナスカの地上絵やストーンサークルといった、造られた目的すらわかっていない不思議な遺跡の存在など、世界史の謎はつきることがない、ともいっています。

 この本は、その一端を紐解き、読者のみなさんをミステリアスな「世界史の裏側」に招待しようー、というものですので、大変、面白そうですね。

 そこで、早速ですが、今日は美人の話をしたいと思います。クレオパトラではなく、楊貴妃ですね。

 題して「国を滅ぼすほどだった?-楊貴妃のあやしい魅力」です。

 楊貴妃のことはみなさんご存知ですよね。その美貌を称して世界三大美人?(クレオパトラ、楊貴妃、小野小町)と記憶しています。(後でJTB旅物語さんの「世界三大」を調べよう!)彼女が生きていた時代は、中国の唐王朝第6代皇帝玄宗の時代でした。

 玄宗皇帝は、712年、28歳で即位して、政治改革を次々に行い、混乱していた唐の政治を安定させました。おかげで国は繁栄し、李白や杜甫などすぐれた詩人が輩出するほど、文化も発達したそうです。

 しかし755年といいますから、即位してから43年後に皇帝が重用していた節度使(辺境警備軍の司令官)の安禄山が突然反乱を起こす「安史の乱」という事件が起きます。

 その反乱の理由が絶世の美女として有名な楊貴妃をめぐる三角関係だったというのがこの本の主張です。楊貴妃が安禄山をそそのかした?そうではないようです。

 楊貴妃という人は、楊玉環という名で玄宗皇帝の息子、寿王の妃だったのですが、玄宗が見初めて寿王と離婚させて後宮に迎えたということのようです。(この話は小生も知っていました。)

 楊貴妃は容姿だけではなく知性もすぐれ、琵琶や舞踏の名手だったそうで、61歳(即位後33年)の玄宗は、27歳の才色兼備の美女にすっかり夢中になり、彼女に「貴妃」の称号を与え、彼女の一族を高官に取り立てた、といいますから、驚きですね!

 でも、どこかで聞いたような話ですが、そうなると、政治は混乱しますよね。政治の実権を握った楊貴妃の親類、楊国忠という人物が専横政治を行ってしまい、「奸臣・楊国忠を除くため」という口実を安禄山に与えてしまうわけです。

 でも、安禄山の狙いは、「玄宗を倒して楊貴妃を奪うことにあった」というのですから、楊貴妃がいかに美しかったか、まさに「あやしい魅力」があったのだと思います。

 こういう話を知っていれば、二人が遊んだという西安の華清池も違った目で見られたかも知れませんね。

 次回は、三国志で有名な諸葛孔明の「三顧の礼」の真相をお伝えしましょうか?

 題して「三顧の礼」は、諸葛孔明が行なっていた?というものですが、面白くない?

 ところで、美女といえば、三国志では「貂褝」ですが、英雄呂布が美女に翻弄される姿は滑稽ですね。美女に弱いのは呂布だけではない!そうですね。

 


何でもいいから世のため人のため

2010年05月13日 | 人生

 人は人から何かをしてもらうことばかりを期待していて、それが実現できないと大変な行動を起こすことがあるそうです。

 秋葉原で事件を起こした青年は彼女がいないことを延々と書き込んでいたそうで、その原因が「人に何かしてもらう」ことだったと作家の五木寛之さんは分析しています。(人間の覚悟)

 そして、次のように人間関係を述べています。

 『しかし、人間関係というのは、相手につくすことしか考えてはいけないと思う・・・女の子と恋愛すれば、男はひたすらつくす。しかしそれで相手から何か得られるとは最初から期待しないことです。それぐらいは常識として覚悟し、もし相手から少しでも「ありがとう」という言葉が返ってきたりしたら喜べばいいし、もし恋愛としてつきあえるなんてことになったら欣喜雀躍すればいいのです。』

 小生などは、若いときの経験では、とてもこのような心境にはなれませんでしたね。恋愛は「ただひたすら相手に奉仕して、何も求めない」というのは、ただひたすら相手のことを思ってはいても、何も求めない無償の奉仕というのは無理な話ではないでしょうか。なぜ、人は恋愛するのかいまだに分かりませんが、「相手もこっちを向いてほしい」という強い思いが残っています。

 また、失恋の寂しさや空しさ、悔しさなどは言葉に表せないものがあります。

 でも、五木さんは、そもそも男の女性に対する姿勢を次のように述べています。

 『男性の仕事は女性の対しての奉仕につきる、と私は思っています。彼は肉親だから何かをしてくれるはずだとか、どれだけ周りが自分のことをよく思ってくれるかばかりを気にするのではなく、自分自身はどれほど家族や周りの人のために無償の行為をしているのか、そこを日々反省しながら生きるしかないでしょう。』と。

 まぁ、男は女性のため何でもいいから「黙って奉仕しなさい」ということでしょうか?それが世のため人のため、そして、自分のためでもあるのかもしれません。

 若いうちは、なかなかそういう心境になれませんでしたが・・・

 でも、男と女の関係だけではなく、生き方として「なんでもいいから世のため人のためにつくす」という考え方は理解できます。が、いまのところ、「つくす」対象は、自分の性格から考えて、かみさん以外にはないようです。

 さて、小生は、勤めていたころからそういう友人、肉親などの人間関係が大事だと思っていましたが、人との付き合いをどういう距離で生きていけばよいのか迷っていました。

 この点は、「本当の親友がいないから、そういう悩みが出るのではないか!」という疑念となって、いつも心に引っかかっていたのです。

 五木さんは、この点を次のように述べています。

 『この人とはほんとうに一生付き合っていきたい、と思ってもなかなかそうはいかないものです。』

 『人間の縁というものも、あまり密着すると非常に難しいことになるのです。』

 『・・・親しくなって期待するのはいいのですが、どうしても甘えが出てしまいます。・・・』

 『どんな大事な友達がいたとしても、いつかはなくなります。永遠の友人というのは、思い出の中にしかいません。』

 『五十くらいで出家した鴨長明は『方丈記』の中で、「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」と言いました。私も、流れは絶えずして・・・人との付き合い、友情はただ長ければいいというものではありません。世間は「人脈」という言葉が好きなようで・・・。しかし私は、人脈を人とのつながりと置きかえれば、しょせんは自分で作ろうと思って作れるものではなく、見えない力によってもたされるとしか思えないのです。』

 『固定しないというのが、人の付き合いの中で大事だと思います。ですから私は、本当にこの人間とは親しくなりたい、あるいはなりそうだと予感した時は、あまり近づかないことにしているのです。』

 延々と引用してきましたが、これらの五木さんの言葉は、友人や肉親に対する距離をどう考えるかのヒントになったのではないでしょうか?

 意識的に距離を置くという考えかたが良いのか疑問もありますが、親友同士の喧嘩別れや夫婦の生死などを考えると、このように接することが人の一生には必要なようです。

 それは、五木さんの次の言葉に集約されているようです。

 『これからの時代、自分でできる覚悟の一つとして言えば、できることは一つ一つ自分でやる、ということではないでしょうか』

 小生の独り言・・・「何でもいいから世のため人のために行動し、そして、一人で生きていく」という覚悟が必要な時代が来たということでしょうか。俺にはできそうにないな!


青春はこわれもの

2010年05月12日 | 音楽

 昨日、NHKのBS放送を見ていましたら、三木たかしさんの特集みたいな歌番組をやっていました。

 最初に森進一さんが「・・・ホーホーほたる飛んでゆけ」という部分が印象的な「北の蛍」を、そして、次に岩崎宏美さんが「思秋期」を歌ったのですが、三木たかしさんの才能の高さを司会者が紹介していました。

 小生も亡くなったがテレサテンが大好きで「空港」などをよく聞いていますが、彼女の歌もほとんどが三木さんの作曲ですから、「才能の高さ」という話に大いに同感なのですが、それに勝るとも劣らない作詞家の阿久悠さんの詞に今更ながらですが、「うなって」しまいました。

 「北の蛍」の詩を思い出してください。

 ♪♪♪ ・・・もしも私が死んだなら 胸の乳房を突き破り 赤い蛍が飛ぶでしょう 

 ♪♪♪ ・・・蛍飛んでゆけ 恋しい男の胸へゆけ・・・恨みを忘れて燃えてゆけ

 なんという切なく過激な詩なのでしょうか。

 また、岩崎宏美さんの「思秋期」は、趣味人倶楽部のKENさんという方から伝言をいただいたことがあるのですが、その中に次の部分が引用されていて、思わずKENさんに「青春はこわれもの、いいですね。」という返事を差し上げてしまいました。

       ♪♪♪ 青春はこわれもの 愛しても傷つき 

          青春は忘れもの 過ぎてから気がつく ♪♪♪

 という部分です。皆さんもご自分の人生を振り返ってこのように感じることがあるのではないでしょうか。

 この「思秋期」の詩を皆さんはご存知ですか?美しいメロディラインとともに思い出すのではないですか。

     ♪♪♪ 足音もなく行き過ぎた 季節をひとり見送って 

        はらはら涙あふれる 私十八 ・・・・・ ♪♪♪

 いかがですか!哀愁溢れる素晴らしい詩ですよね。

 このように心が揺さぶられるような素晴らしい詩を書いている才能豊かな作詞家が少なくなったと感じるのは小生だけでしょうか?

 


世界三大あれこれ:建造物と陵墓

2010年05月11日 | 旅行記

 久しぶりにJTB旅物語さんの冊子「私のたびものがたり」から「世界三大あれこれ」をお伝えします。

 まず、世界三大建造物(三大建築)です。

 最初にギリシャの「パルテノン神殿」が載っていました。

 紀元前438年に完成した長さ68.7m、幅30.6mの周柱式神殿。アテネの守護神に捧げて建てられた古代ギリシャ建築の傑作のひとつ。

 だそうです。ギリシャは、借金が返せないのではないかと、世界中の株や為替相場が乱高下する要因になっていますが、こういうあまり良くないことでヨーロッパが注目を浴びるのは考えものですね。

 でも、そのお陰で円高になって海外旅行大好き人間にとっては大いにメリットがあるはずなのですが、ツアー代金はどうして下がらないのでしょうか?高いときには1ユーロ160円台の時がありましたが、いまでは120円台ですから、その恩恵は何方が受けているのでしょうか。

 小生はギリシャに行ってませんので、パルテノン神殿を見ていませんが、是非、お目にかかりたいものです。

 さて、二つ目はイタリアの「パンテオン」だそうです。

 古代ローマ最大の円形神殿。現在はキリスト教寺院で、ラファエロらの有名人、近代イタリア諸王の墓廟となっているそうです。

 小生は、恥ずかしながら、この「パンテオン」という建造物の存在そのものを知りませんでした。イタリアの何処にあるのでしょうか?

 それにしても、同じような名前(パルテノンとパンテオン)で、同じ神殿という建造物が世界三大に入っているのですから面白いものです。

 三つ目がトルコの「ハギア・ソフィア」括弧書で(アヤ・ソフィア)となっていて、次のように説明しています。

 ビザンチン様式の教会堂建築。6世紀にキリスト教会として建てられたが後にモスクとなった。大ドームは高さ56m、直径31mで世界最大級。

 ということは、ここが世界最大の建造物ということでしょうか?小生は、中国の万里の長城が世界最大の建造物ではないかと思っていたのですが、ここでは建造物ではなく、建物のことなのでしょうか?

 ところで、今年は「あの高級なJTBグランドツアーさん」でトルコに行きたかったのですが、そのお値段の高さに圧倒されてリーズナブルな阪急交通さんの旧ユーゴの旅に変更してしまいました。

 でも、トルコは日本びいきの国で、カッパドキアやイースタンブールのほかに世界を代表するこんな建物もあるのですから、ぜひ訪問したいものです。

 さて、次は世界三大陵墓をお伝えしましょう。

 まず、一つ目はエジプトの「ギザのピラミッド(クフ王のピラミッド)」です。

 平均2.5トンの石を230万個積み上げて作られたエジプト最大のピラミッド。エッヘル塔ができるまでは世界一高い建造物だったそうです。

 昔の人々は、本当に凄いものを造っていて、感心してしまいます。特に、お偉い方のお墓は、巨大なものがあり、また、それが世界中にあるのですから「驚き」というほかありません。日本にも前方後円墳がありますよね。重機のない時代にどのようにして造ったのでしょうか?

 エジプトには行ってませんが、ピラミッドは喉から手がでるくらい見たい建造物です。

 陵墓の二つ目は中国の「始皇帝陵」です。

 中国全土を始めて統一した秦の始皇帝の陵墓として70万人が38年かけて作ったとされている。1974年に発見され、発掘調査は今も進行中だそうです。

 小生は、ここには2度行っていますが、西安の始皇帝陵というより、兵馬俑坑のイメージの方が強く残っています。

 三つ目がわが日本の「大仙古墳(仁徳天皇陵)」です。

 5世紀初めに作られたとされる日本最大の前方後円墳。発掘が許可されていないため誰の陵墓なのかは未だ解明されていないそうです。

 今日はこの辺で失礼します。