これだけの大規模な運動を粘り強く継続して譲歩を引き出した民主派の闘争は、たいしたものだと思います。
やはり、自分たちの住む社会が壊されてしまうと感じたら、こうして抵抗するのが市民の権利であり、場合によって義務でさえあるでしょう。たとえそれが一時的に誰かの迷惑になるとしても……社会の根幹が破壊されようというときには、もう“迷惑”とかそういうレベルの話ではないわけで。
抗議運動が暴徒化しているという批判もありますが、一部には、警察側が抗議運動参加者のふりをして破壊活動を起こしている“自作自演”ではないかという指摘もあり……そのあたりのことも注意してみなければいけないでしょう。
また、条例が撤回された後も、抗議運動はまだ収束する見通しがたっていません。
一時的な“ガス抜き”では納得しないということなんでしょう。こういったところも、香港市民はすごいと思います。