延長された緊急事態宣言の期限まで一週間となりました。
ちょうど半分の折り返し地点です。
しかし、ここにきて新規感染確認数は増加の兆しをみせはじめました。
緊急事態宣言は、もはや効き目がない……この状況に、政府からは「打つ手なし」の声が出ているといいます。そして、打つ手なしだから解除するというおかしな話になっているようです。
打つ手なしだから宣言解除というのは、もうどうにでもなれといっているようで……それでいいのかという声がSNSなどであがっています。
さすがにそれはないだろうと私個人としてもいいたいところです。
そこで今回は、一つ対策を提案しようと思います。もちろん素人考えではありますが……
それは、毎月一週間、「対策強化週間」を作るというものです。
たとえば、毎月最初の一週間を「対策強化週間」に指定する。
その一週間は、徹底的に外出を控える、飲食店は休業などの対策をとる。その代わり、残りの三週間は通常レベルの感染対策でよしとする――という方法です。一週間対策強化週間をやったら、それから三週間は通常レベル。そしてまた一週間の強化週間。これを、繰り返していくのです。緊急事態宣言よりもゆるやかである代わりに、一時的な措置ではなく恒常的にそれを続けていきます。
いまの緊急事態宣言は、一か月、二か月といった単位で続けてやるからからあまり強力な封じ込めができないわけです。
さらに、先が見えない、効果が見えない、ということもあるでしょう。
一都三県でいえば、いまの状態であと一週間“緊急事態”を続けたところで、状況が好転する見通しはまったくない。だったら、もう……というある種捨て鉢な気分が住民の間にあることは否定できないでしょう。それが“ゆるみ”につながり、さらに感染を拡大させるという悪循環が生じつつあるように見えます。
一週間、短期集中でガチガチに抑え込み、残りの三週間はそこまで厳しく締めないということであれば、精神的、経済的な負担も小さくなると考えられます。
問題はそれで効果があるのかということですが……日本の場合、いわゆるファクターXというやつで、比較的ゆるやかな対策でもそれなりの効果をあげられるということはいえるでしょう。そのアドバンテージをいかせば、毎月一週間の対策強化というだけでもある程度の抑え込みが期待できるんじゃないかと思います。
というわけで、今回は一つの提案でした。
いかがでしょうか。